インフレも症状も長く続くアメリカ
ご無沙汰です。大学は春学期と夏学期の間でゆっくり出来るはずなのに、相変わらず雑用に追われています。関わる必要があるとは思えない仕事が多すぎです。人力にも頼りすぎ。でも愚痴はこれぐらいにしておきます。
車の価格も上昇中
以前何度か自分の車のメンテの話を備忘録で書きました。
長く乗っている車のため愛着があり、出来る範囲で整備して今後も使いたい、というのが主な理由ですが、車価格が上昇して手頃なものが見つからない、という事情もあります。それを裏付ける記事が先日のWSJにありました。
The Average Age of Vehicles on U.S. Roadways Hits a Record 12.2 Years
アメリカ人は車を買ったら平均で12.2年乗り続けている、とのことです。ただ日本と違い、維持費はかかるものの長く乗るほうが税制面で安くなりますし、長距離運転が多いので車の状態も距離ほど悪くないというのが普通です。しかしアメリカ国内で見ても5年連続で年数が伸びているようなので、買い控えているのか、少しでも長く乗っているのかのどちらかです。実際12年を超えたのは2020年が初めてだったとのこと。
したがって中古車市場に車が以前ほど回っていないのは理解出来ます。異常な現象として中古車が何故か新車の価格を上回る例が少なくないのです。
For instance, the average price paid in April 2021 for a new 2021 model-year vehicle was $38,585, according to J.D. Power. In January 2022—nine months later—that same model-year vehicle was selling for an average of $48,765 as a slightly used vehicle.
WSJ
(例えばJ.D.パワーによると、2021年モデルの新車の平均支払額は2021年4月時点で38,585ドルであった。その9カ月後の2022年1月には同じ年式の車が少し走った中古車として平均48,765ドルで販売されている。)
半導体不足で減産しているという新車ですが、もし希望のものが見つかれば値引きが少なくても新車を買った方がいいのかも知れません。
米国で新しいオミクロン亜系統BA.2.12.1が優勢に
すでに色々な系統がありすぎてすべて追えませんが、アメリカではBA.2.12.1という別なオミクロン株の亜系統が主流になったようです。
CDC: New Omicron Subvariant Takes Over as Dominant Coronavirus Strain
CDCのサイトに行って確認するとBA.2.12.1が57.9%となり、今まで主流だったBA.2を追い抜いていました。
同じ日で日本の状況を見てみました。
オミクロン株の亜系統「BA.5系統」と「BA2.12.1系統」の確認について(第3238報)
4月下旬に1例初めて発見されただけで、日本では流行していないようです。色々な場所でウイルスが好き勝手に変異しているので、今後は地域ごとに色々な亜系が増えていく、という理解でいいんでしょうかね。アメリカでは感染者や入院者が地味に増えていますが、悪化しないことを祈るのみです。街はすでに皆ノーガードですから。
5人に1人が新型コロナの長引く症状に悩む
罹っても軽症もしくは無症状が多くなり、この辺では罹ることに抵抗すらなくなっていますが、気になるデータがCDCから発表されました。
記事によると新型コロナウイルス感染経験者は、未経験者に比べて呼吸器系の問題や肺塞栓症を発症する確率が2倍高いとのこと。また65歳以上の4人に1人が長引く新型コロナの症状を経験し、腎不全、神経疾患、ほとんどの精神疾患を発症するリスクが65歳未満の人よりも高いことも報告されています。ワクチン接種は新型コロナ収束のために極めて重要であり続けるも、長引く新型コロナ症状に関して「わずかな防御」しか提供しないとも書かれており、結局は「罹らない」ことが良いようです。地味ですが予防が一番なようです。
最近自分自身も気が緩んできてたので、気をつけようと思います。
論文の大元は以下を参照下さい。
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