大谷選手、リトルリーガー聖地に現れ試合(動画)
普段アメリカに対してブーたれることが多いですが、今回は素直に褒めようと思います。このような仕組み、制度が羨ましいです。
米国の少年野球リーグ
毎年8月に行われるリトルリーグ世界選手権大会は私にとって夏の風物詩です。アメリカに来て日本人が多くない所に住んでいるので、日本人がアメリカのTVで活躍している姿はつい応援したくなります。
リトルリーグは9歳から12歳の少年が活躍する野球ですが、この大会(ワールドシリーズ)は全試合ESPNで放映されるぐらい注目度が高いです。実は上下他の年齢の大会が色々あるのですが、この年齢層の大会が子供にとっては「メジャーリーグ」なんです。
年齢別のリーグ(Little League Baseball Divisionsより)
- Tee Ball (4-7歳)
- Minor League (5-11歳)
- Major Division (9-12歳)
- Intermediate (50/70) (11-13歳)
- Junior League (12-14歳)
- Senior League (13-16歳)
リトルリーグでの「メジャーリーグ」の年齢だとどの国も大人ほど身体差がなく、圧倒的な練習量を誇るアジア勢、特に日本代表が躍進することが度々です。彼らが異国のTVで活躍するのが痛快で、毎年楽しみに拝聴していました。いつか大会が行われているペンシルバニア州ウイリアムズポート市を訪れて直接観戦したいとすら思っています。
パンデミック下での大会
そんな大きな大会も昨年はパンデミックで中止になりました。1947年に創設して初めてのことです。今年も開催が危ぶまれましたが、リトルリーグのワールドシリーズはアメリカ国内の代表内だけながら開催することが決定されたわけです。今年日本代表になりえたチームの気持ちは察するにあまりますが、運が悪かったとしか言いようがありません。
リトル世界選手権は米国チームのみで開催 日本を含む外国勢は出場できず
事実、ワールドシリーズを開催することを決定したディビジョンはこの年齢層だけで、他のIntermediate (50/70)、Junior League、およびSenior Leagueの全国大会はすべてキャンセルになりました。
2021 Little League Senior League World Series cancelled
注目度が高い試合でスポンサー(例:ケロッグ)もTV放映もあるので、もしかしたら大人の事情でこの層だけは開催されたのかも知れません。そうでないことを祈ります。またPCR検査などは行っているようですが、クラスター感染が起きませんように。
ルイジアナ州ラフィエット市代表参戦
今年日本からの参戦がなく残念ですが、実はここのラフィエット市リトルリーグがSouthwest代表として今大会に参加しています。地元の新聞やニュースではこの街出身の選手の活躍ぶりがほぼ毎日掲載されていますので、日本代表がいなくても必然的に結果を追うようになっています。
初戦サウスダコタ州の代表に敗れて敗者のブラケットに回りましたが、昨日地元ペンシルバニア州代表には勝ちまだトーナメントに生き残っているようです。
一度負けると試合数が多く、また試合間隔が短いのと投球制限のため投手のやりくりが大変ですが、頑張って欲しいなとは思います。ちなみに2019年度の優勝チームはルイジアナ州代表でした。
LAエンジェルスも試合
今回もう一つ注目するに至ったのは、エンジェルスがわざわざそこに行って試合をすることを知っていたからです。つまり全国からリトルリーグの選手が集まっている時に普段はマイナーリーグの試合しか開催しない小さな野球場で、メジャーリーグが彼らの目の前で試合をするのです。通常リトルリーグ世界選手権大会に参加している選手とメジャーリーガーが触れ合う機会を設けていますから、ちびっこにとってはいいご褒美と記念になるでしょう。
そこで大谷選手も交流に参加しサインをしては一緒に写真をとったようですが、日本語記事でもあったように大人気だったようです。以下の動画でその様子がわかります。
試合でもずいぶんと近くで写真を撮ったことでしょう。ラフィエットの選手、関係者の方々、大谷選手のサインボール買い取りますよ。ご相談下さい。
ちなみに大谷選手、HRは出なかったものの初回に先頭打者としてヒットで出塁し、すかさず盗塁を決めました。子供たちはこういうトータルに野球を出来る選手を目指して欲しいと思います。いいお手本になったのではないでしょうか?
まとめ
アメリカのこういうところは非常にいいと思います。私自身、大昔になりますが地元を勝ち抜いて区代表としてくりくり少年野球大会に出場しましたが、西武ライオンズの選手に会えたり、試合を観戦できるような演出はありませんでした。子供たちに本当に夢を与えると思うので、ぜひ大会関係者は検討をお願いしたいです。
また私ごとですが、投稿した論文がリジェクトされて戻り、コメント読んでも不可解なところがあってへこんでいましたが、いい癒しになりました。私自身も明日以降、また元気出して頑張ろうと思います。
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