まとめ:IDと家族や友人に連絡する手段の確保は大事
大学が開いたらまずやること
ホテルから寮への引っ越し
前回は学生寮にチェックインするところまで書きました。今思えばたいしたことないホテル(モーテル)でしたが、学生寮と比較すればプライバシーがあり広くもあり快適でした。後ろ髪をひかれる思いでそこをチェックアウトして、学生寮に引っ越しをしました。ホテルからキャンパスは歩いて行ける距離でしたので、背中にバックを背負いトランクをガラガラ引いて移動しましたが、途中親切にも車から声をかけてくれて「乗りなよ」と言ってくれた方がいました。この辺りは田舎で人懐っこく恐らくご厚意で声をかけてくれたと思いますが、その当時の私はアメリカ南部は危険なところ、拉致されるかもと思い丁重にお断りしました。若かったです(笑)。
寮の部屋で電話、ネット環境を整える
無事学生寮につき、すべての荷物を部屋に入れました。まだ新学期が始まる数日前でしたから、ルームメイトもまだ部屋に到着していませんでした。まずは昨日購入したベッドカバーや毛布、枕カバーをセットし、眠るところを確保しました。その後、持ってきた衣服をすべて衣装棚にかけた記憶があります。昨日電話をとると「ツーツーツー」と音が鳴ったので、パソコンを取り出しインターネットに接続してみました。何度でもいいますが2000年当時は電話回線経由でのネット接続が普通でした。プロバイダーは日本で契約出来、アメリカでフリーダイヤルのアクセスポイントを持っていたAT&T Jensでした。現在の留学生は日本の携帯を持っていけばローミングで音声もデータもつながりますし、なくてもパソコンやタブレットがあれば学内のネットワークにすぐ接続出来ますから、こんな心配をすること自体笑ってしまうでしょうね。
問題なくネットに接続でき、家族にメールを送ることが出来ました。当時もデジカメはあったので、学内の写真も撮って送ったことを覚えています。ただまだスカイプやLineのようなIPパケット通信による無料電話はなかったので、日本に電話するときは長距離および国際電話向けのコーリングカードを使ってかけました。これもインターネットの発達により過去の遺物となりましたね。
アメリカでの一般電話の注意点
日本とアメリカの電話の違いとして、固定電話だと月々の料金を払えばローカル・コール(通常エリアコードを押さずに電話をかけられる範囲)は何度かけてもお金がかかりません。それに対しエリアコードを押してかけたり、国際通話をかけるときは1分あたり何セントという料金体系です。また日本だと固定網⇔携帯電話網の接続は接続料金がかかりますが、アメリカではかかりません。携帯電話はプランにもよりますが、プラン内でどこにでもかけられ、ローカル、長距離などを意識なく使えるので便利です。国際通話はまた別料金ですが、通常はもうIP電話を利用するので考える必要はないでしょう。アメリカでの米携帯電話加入はまた別な機会に説明しますが、日本語で契約出来そうな日系の会社は2020年現在3つ見つかりました。3社とも私にとって利害関係が全くないことご承知下さい。
- h2o Wireless(KDDIアメリカの子会社のはず、回線はAT&T)
- HanaCell(ハナセル、回線はT-Mobile)
- アメ・スマ(回線はVerizon、AT&T、T-Mobileともに選べるようです)
学生証を発行してもらう
さてネットに接続出来たので、次は地図を頼りに学生証を作成しに行きました。毎回パスポートをIDとして持ち歩くのは得策ではないからです。ただ地図も遺物化していますね。今では携帯でGPS経由のGoogle Map等を使えば日本語で案内されますから。さてIDを作成する場所ですが、どの建物に行って作ったか記憶がないのですが、RAの人に地図に印をつけてもらってうろうろ探した記憶があります。そこでパスポートとI-20を見せて写真を学生証を作成してもらいました。行った時間が遅かったのか、それともまだ学期前で人がいなかったのか、発行は翌日だった気がします。ともあれ無事IDも確保しました。
まだカフェテリア(=学食)が開いていなかったので、その日も日本から持ってきたカップラーメンを夕飯で食べた記憶があります。確か寮に電子レンジはあったので、そこでお湯を沸かし食べました。初めて寮のシャワーも使用しました。ベッドも使って寮での初夜を過ごしました。一番記憶に残っているのは部屋が暑かったこと。冬(1月)だったのですが、寮はガンガンに暖房がかかっていて半そで短パンで十分で、寝る時も毛布いらなかったです。建物内ですが夏は冷房の効きすぎで寒く、冬は暖房で暑いというのはアメリカあるあるです。
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