EP10. 留学7日目、初受業に参加したときの話

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まとめ:学期を乗り切るためにアメリカ人の知り合いを作ろう

渡米して1週間も経つとようやく時差ボケが完全にとれてました。私は春学期からの入学だったため、キャンパスで新入生の歓迎らしい行事があった記憶がありませんでしたが、授業が始まるにつれてさらに人が戻り大学は賑わいを見せていました。1月の頭でしたが私がいたのはミシシッピ州でも南の方、雪どころか寒さも大したことがありません。ほとんどの日は外で一枚上着を羽織るだけ、建物の中は暑く冬にしては薄着でした。

授業が始まっても最初の一週間は生徒にとって様子見です。授業初日に教員からシラバス(授業予定表)が配られ、どのように授業を進め、何回テストがあり、どうやって成績がつけられるか、などの説明を受けます。アメリカの大学の場合、日本と違って同じ授業が週に何回かあります。通常3単位のクラスは月・水・金(約60分授業/回)の3回、火・木(約90分授業/回)なら2回です。だいたいの場合最初の授業はシラバスだけを説明し、2回目から授業を行う教員が多いです。これは初日もしくは最初の授業を受けたあと、その授業を履修し続けるか、落とすか、それとも他の授業にするか、生徒は一週目に限り登録を変更できる自由を与えているからです。授業を落とした場合、その差額分の授業料はほぼ満額返ってきますし、成績表にも傷がつきません。従って1週目に居た生徒が2週目に突然いなくなる、というのは普通にあります。

さて私の初受業の話ですが、先生に近い最前列の席に座りました。当時はなぜか離れていると英語が聞き取れない感覚があったのと、2度目の大学在籍は金銭的に自分の身を削っていたこともあり、その投資を全部回収するつもりだったからです。(注:1回目の在籍でも本来このような気持ちを持つべきです!)さらに本当に考えていたことは英語で授業されて眠くなっても一番前なら先生の目もあり眠らないだろうということでした。(この仮説はのちに自分自身で偽であることを証明しました。)

その科目は教養課程のクラスだったので、教室も比較的大きく生徒もたくさんいました。上に書いた通り1週目と2週目ではそれなりに流動性があったはずです。ところが一番前に座ってその日話せた人はずっとその学期中履修していました。私のつたない英語でも聞いてくれましたし、総じて皆親切で、初めての学期を乗り越えるのに色々な場面で助けてくれました。当たり前ですがきっと真面目な方がいる確率が多いんだと思います。正直日本で学生しているときに一番前に座ったことなどなく、恥ずかしいという気持ちすらありましたが、そこに席を取って正解でした。

見知らぬところで質問が出来る、頼ることが出来る人がいるのは心強いです。ましてや言葉に不安があるのならなおさら。一般教養の授業初日はアメリカ人でも隣は初顔合わせの場合が多いので、話しかけても不思議がられることがありません。アメリカは特に大らかなので、すぐに知り合い・友達になれますよ。勇気を出して話しかけてみてください。

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