2021年春学期、留学生はアメリカに入国、滞在出来るか?

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まとめ:2021年春学期に維持する必要条件は先学期と同様です

2021年春学期開始はもうすぐですが、米留学生に関する規定は出ましたか?

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2021年度春学期、留学生に対する規定

経過の説明

新型コロナウイルス流行が収まらず、来学期もリモート授業の継続が見込まれる米大学ですが、留学生をどう扱うかについては12月に入って不明でした。結論から言うと、2020年3月に出された文書が2021年春学期も引き続き有効であり、大学、留学生は8月に発表されたガイダンスに従うように、とStudent and Exchange Visitor Program (SEVP) から発表があったようです。American Council on Education (ACE)が12月4日、COVID-19に関してガイダンスを出すよう文書でSEVPにせっつき、12月9日にSEVPが上記のように返答したそうです。

つまりどういうことですか?

2021年春学期に継続される規定

すでに米大学に就学している学生さん

  • 通常留学生が履修できるオンライン・クラスは1学期あたり1クラスまで。しかし8月のガイドラインによれば、2021年春学期もその限りでないとのこと。つまり取りたいクラスがすべて「オンライン授業」でも履修が可能です。
  • すべて「オンライン授業」でもアメリカ再入国、滞在が可能です。ただし再入国の際に提示するサポートレターを留学生オフィスからもらうこと。またCOVID-19の期間はメールなどで電子送信されたI-20も入国の際に有効とのことです。
  • すべて「オンライン授業」の場合、フルタイムの学生を維持している限り、もしくは最後の学期の場合はフルタイムでなくてもアメリカ国外(=通常母国)でも授業の履修が可能です。ただし所属大学のアドバイザーに承認を得る必要があるので注意して下さい。この場合、5か月以上アメリカを離れていてもSEVISの記録は「アクティブ=学業進行中」とされ、パンデミックが収束してアメリカに再入国する際もF1ビザを取りなおす必要はありません。(通常は1学期離れたらビザを取りなおす必要があります。)
  • もし2021年春学期に授業を取らない判断をした場合は、戻る時に再入学の手続きをとる必要が出てきます。

2021年春学期から米大学に就学を予定する学生さん

  • まずは留学生オフィスに連絡を。取りたいクラスがすべて「オンライン授業」の場合、アメリカに入国出来ません。実際問題として大学側はI-20を留学生に発行出来ない仕組みです(=物理的に飛行機などでアメリカに渡っても入国審査でひっかかります。)
  • ただし対面とリモート授業を併用した「ハイブリッド(Hybrid)」もしくは「ハイフレックス(HyFlex)」というクラスを1つ取ればよく、私が担当する学部、在籍する大学も含めて問題なく「どうにかなる」対応です。

なお就学中であろうとなかろうとアメリカに入国・再入国した際、隔離期間を求められることを想定して下さい。隔離期間、COVID-19検査の陰性証明などは降り立った空港、もしくは大学がある自治体の指示に従って下さい。前もって十分に情報を入手し、必要であれば留学生オフィスに事前に確認をとることをお勧めします。

参照:今回の記事はNAFSAのガイダンスに基づいています。原文は以下の通りです。

Updates on Spring 2021 SEVP COVID-19 Guidance

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