【まとめ】アメリカ各州の旅行制限状況について(2021年4月23日現在)

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米国各州の訪問者制限状況(CNNより)

米国ではワクチン接種が推進されるにつれ、接種した人と接種を済ませてない人の対応に差が出てきました。これを違憲とするかどうかは各州の議員の仕事ですが、一般人はどこがどのように対応しているかだけが気になるところです。

アメリカ国内の旅行制限の状況

先日、ニューヨークから旅行者への来訪制限が解除されたことを書いたところ、結構な数の方に見ていただけました。

今回はCNNで全州の現状を伝える記事があったので紹介します。

CDCによれば未だに不必要の旅行を慎むことを推奨しています。ただし4月2日に完全にワクチン接種を完了した人に関するガイドラインが発表され、接種を完了した旅行者は自己隔離の必要はなく、旅行先で必要とされない限り旅行の前後に検査で陰性であることを示す必要もない、と伝えています。そうは言っても彼らに決定権限はないので、以下に各州の旅行制限について簡単にまとめてみます。

全く制限がない州

  • アラスカ
  • アリゾナ
  • アーカンソー
  • コロラド
  • コネティカット
  • デラウェア
  • フロリダ
  • ジョージア
  • アイダホ
  • インディアナ
  • アイオワ
  • ルイジアナ
  • メリーランド
  • ミシガン
  • ミネソタ
  • ミシシッピ
  • モンタナ
  • ネブラスカ(海外からの旅行者は検査と隔離が必要)
  • ネバダ
  • ノースカロライナ
  • ノースダコタ
  • オハイオ
  • オクラホマ
  • ペンシルバニア
  • サウスカロライナ
  • サウスダコタ
  • テネシー
  • テキサス
  • ユタ
  • ワシントン
  • ウェストバージニア
  • ウィスコンシン
  • ワイオミング

部分的な制限・制約がある州

  • カルフォルニア:ほぼ全域が州外の訪問者に開放されたが、入州時に自己隔離が推奨される。地域的な制限は旅行前に確認のこと。
  • コネティカット:旅行制限はない。Covid-19検査は推奨されるが、義務ではない。
  • ハワイ:5歳以上で10日間の強制隔離を回避したい場合、最終出発日から72時間以内に信頼できる検査機関でCovid-19検査を受け、陰性であることを確認する必要がある。陰性結果は出発前にセーフ・トラベル・システムにアップロードするか、陰性結果のハードコピーを搭乗前に持ち込む必要がある。
  • イリノイ:州全体の旅行制限はない。ただしシカゴを訪問する人は2つのカテゴリー(オレンジと黄色)に分類される。オレンジ色の州からの旅行者は72時間以上経過していないCovid-19検査の結果が陰性であるか、予防接種を受けていて接種ガイドラインを満たしている場合を除き10日間隔離が必要。黄色の州からの旅行者は、隔離や到着前の検査は必要ないが、マスクの着用と社会的な距離を保つことが求められる。自分の州がオレンジか黄色かは以下のサイト(Emergency Travel Order)を参照のこと。
  • カンザス:この州では大抵の州が開放されているものの、隔離の要件が頻繁に変更されることがあるので注意。
  • ケンタッキー:公式な旅行制限はないが、州外へのレジャー旅行は推奨されていない。旅行を決行する場合は、14日間の自己隔離が必要。注:これはケンタッキー州内の居住者に対するお願いで、州外からの訪問者に対するものではない模様。詳細は以下のリンク(Travel Advisory)を参照。
  • メイン:旅行者は到着後10日間隔離するか、72時間以内にCovid-19検査で陰性となったことを示すトラベルプロトコルフォームに記入する必要あり。メイン州に到着後検査を受けることも可能であるが、結果を待つ間は隔離が必要。これらの制限について、コネティカット、マサチューセッツ、ニューハンプシャー、ロードアイランド、バーモントの居住者及びワクチン接種完了者はこの限りでない。
  • マサチューセッツ:居住者を含むすべての訪問者は到着時に10日間の隔離が必要。到着の72時間前までにCovid-19検査が陰性であった旅行者は免除。また旅行者は州に到着してから検査も可能であるが、陰性の結果が出るまで隔離が必要。
  • ニューハンプシャー:国内旅行者は隔離やCovid-19検査を受ける必要はなくなったが、到着後3~5日後に検査を受けることが推奨。ただしニューハンプシャー州に到着してから10日以内に海外旅行をした方や、クルーズ船に乗ったことがある人は特定の例外に該当しない限り、検査や隔離手順に従う必要あり。
  • ニュージャージー:観光は非推奨。ニューヨーク、コネチカット、ペンシルバニア、デラウェア以外からの旅行者は、以下の点に注意し自宅やホテルなどの一時的な宿泊施設に自己隔離が必要。ただしワクチン接種を完了した人や、過去3ヶ月以内にCovid-19から回復した人は検疫が免除。
    • 旅行が必須の場合、旅行の1~3日前にCovid-19検査(抗体検査ではない)を受け、3~5日後に再度検査を受けることを検討。
    • Covid-19検査陰性の場合でも旅行後7日間は隔離する必要があり。
    • Covid-19検査ができない場合、結果が遅れる場合は、旅行後10日間は隔離が必要。
    • 任意のオンライン調査に協力することが推奨。
  • ニューメキシコ:州外からの旅行者は10日間、またはニューメキシコ州での滞在期間のいずれか短い期間、自己隔離を行うことが推奨。リスクの低い州では免除が認められるが、現在リスクが低いと判断されているのはハワイのみ。
  • ニューヨーク:4月10日付で無症状でニューヨークを訪れる国内外の旅行者に対する隔離プロトコルは解除された。近隣の州からの旅行者以外は旅行者健康診断書の記入が必須。
  • オレゴン:他の州や国からオレゴン州に到着した人は、オレゴン州に戻ってきた人も含めて到着後14日間は自己隔離が推奨。観光を含む不要不急の旅行は控えること。
  • プエルトリコ:ここを訪れるには、到着前72時間以内に受けたCovid-19検査陰性が必要。検査結果が出なかった場合、14日間または旅行期間のいずれか短い方の期間、自己隔離が必要。またオンライン旅行申告書への記入も必要。
  • ロードアイランド:検査陽性率が5%以上の州からロードアイランド州に渡航する場合、10日間の隔離が必要。ただし到着後72時間以内に受けたCovid-19検査が陰性であることを証明できる場合、隔離が免除される。この例外は海外からの到着者には適用されない。検査結果を待っている場合、陰性結果が届くまで自己隔離が必要。ワクチン接種完了し症状が出ていない場合は、隔離の必要なし。過去90日以内にCovid-19の陽性反応が出て隔離期間が終了した場合も症状が出ない限り、隔離や再検査の必要はなし。
  • バーモント:ワクチン接種を完了した旅行者は検査や隔離の必要なし。ワクチン接種していない人は、到着後3日以内にCovid-19のPCR検査を受ける必要あり。結果が陰性であれば、隔離の必要なし。海外からの旅行者および帰国した居住者には追加のガイダンスがあるので注意。
  • バージニア:旅行制限はないが、旅行の1~3日前に検査を受け、帰国後3~5日後に再度検査を受けることを推奨。
  • ワシントンDC:訪問者は72時間以内に検査を受け、検査が陽性の場合ワシントンDCへの旅行を控えること。抗原検査よりもPCR検査が望ましい。ワシントンDCに3日以上滞在する場合、到着後3~5日後に再検査を受けるまで活動制限が必要。その結果が陰性であれば行動範囲を広げることが可。ただし以下の例にあたる方はこの限りではない
    • 90日以内にワクチン予防接種を完了しており、Covid-19の症状がない場合
    • 過去90日以内にCovid-19の陽性反応後回復し、現在は症状が出ていない場合
    • メリーランド、バージニア、ノースダコタ、ハワイから来る方

まとめ

実際問題として州はハワイを除き地続きですから、規制があるとしてもどこまで適用されるかはわからないかな、と思います。例えば昨年、テキサスはルイジアナの州境でルイジアナの人が入ってこないように高速道路で検問をしていましたが、今でも隔離を求めている州はどこかで追跡調査をしているのでしょうか?この記事は他州に遊びに行くことを推奨するものではないですが、そうは言っても他州に行く必要があることはあるかと思います。公衆衛生に気をつけ旅先の州のルールに従って、お互い無事でいたいものです。

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