後遺症の確率もオミクロンは低い?

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エネルギー価格上昇、くすぶる新型コロナ後遺症の話

夏学期に入り、大学構内はサマーキャンプに来た子供で溢れていました。私自身は来校した秋学期からの新入生にどの授業を取るか助言する部隊に駆り出され、半日がつぶれました。見た目はパンデミック前の日常に完全に戻っています。

米国産出の燃料は外国流出中

前回ガソリンの値段が上がり続ける理由について、CNNの記事を紹介しました。

今日WSJから出された記事はその内容を裏付けるものでした。

High U.S. Fuel Exports Are Contributing to $5-a-Gallon Gas

ガソリンやディーゼルは南米やその他海外の市場へ、液化天然ガスは欧州に流れているようです。その結果として米国内の少ない在庫を枯渇させ、米国の消費者と企業の価格を引き上げているとのこと。

左:ガソリン、ディーゼル、ジェット燃料の輸出量、右:原油や石油製品の貯蓄量、WSJより

市場情報会社Kplerによると、3月、4月、5月に米国メキシコ湾岸から輸出されたガソリン、ディーゼル、ジェット燃料の海上輸送量は、前年同期比で平均32%増、2019年同期比で平均11%増だそうです。天然ガスの輸出は3月に過去最高を記録米国のガス生産量の約22%を占めているとか。

昨日バイデンさんはお手紙で石油会社にもっと石油製品を生産するよう依頼しましたが、輸出に関しては何も触れていなかったそうです。色々他の政治家が進言しているようですし、戦争による痛みを他の国と分かち合う必要性は理解しますが、是非とももう少しうまくハンドリングしてもらいたいです。

以下はそう訴えたい根拠となる数字です。

ガソリンの値段はガロン6ドルへ?

先週6/9のブログで6/6時点で1ガロン(約3.78リットル)4.87ドルと紹介しました。

実際問題として6/9の全国統計であっさり1ガロン5ドルを超えていたようです。

Gas prices hit $5 national average after rapid rise

今後2週間以内の話ではありませんでした(苦笑)。昨日私は車にガソリンを入れる必要が生じたので、写真を取ってきました。いつも通り地元のコストコで、一般的な場所より値段は安いガソリンスタンドです。

6/15/2022、ルイジアナ州ラフィエットのコストコにて

先週よりガロンあたり10セント上がっていました。念のため今日現在の全国平均を調べてみました。

https://gasprices.aaa.com/より

ルイジアナ州平均よりも10セントぐらい安いですが、コストコという場所なので上の数字は実態とあっている感じです。カルフォルニア州は$6.40オーバーですか。私にとって住むには難しく夢の場所です。

オミクロンが残す後遺症の確率

以前新型コロナに感染した人のうち20%以上が後遺症に悩んでいる、という結果をまとめた論文を紹介しました。

出来るなら罹らない方がいい、と結論づけしましたが、幸いなことに今流行っているオミクロン株はデルタ株と比べた場合そうでもないようです。

Omicron poses about half the risk of long COVID as delta, new research finds

(オミクロンはデルタに比べ長いCOVID後遺症のリスクが約半分であることが判明)

研究によるとオミクロンに感染した人のうち約5%が感染後少なくとも1ヶ月は疲労、脳霧、頭痛、心臓障害などの健康上の問題を依然として抱えているそうです。今回の調査ではデルタ株 vs. オミクロン株の後遺症発生確率が10.8% vs. 4.4%であったとのこと。ただしオミクロンは感染率が高いこと、症状が穏やかだから罹っても平気と考える人が多いため、結果的に罹る絶対数が多くなり後遺症に悩む数の人が顕著に増加しているとのことです。

最後に医師のコメントがありますが、同感です。デルタ株とくらべて可能性が低いとはいえ重症化や長期の後遺症が起きる可能性は5%と0ではなく、予防なく無制限に感染者を増やすのは存在する必要のない長期患者を産みかねず賢いとは思えません。

最近仕事上、かなりの人と会ってマスクなしで話さざるをえないのですが、手洗いやうがいなど出来る予防は継続するつもりです。

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