インフレで値上げが続いてもサービスは向上しないアメリカ

customer service in US
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アメリカの状況、いろいろ

今週身の回りで起きた事を綴っておきます。

夏時間終了

今日からアメリカでは時計の針が1時間戻されいわゆる冬時間になりました。ここルイジアナだと日本との時差は-15時間になりました。つまり同じ日だと

日本時間:夜9時
アメリカ中央時間:朝6時

違う日だと

日本時間:午前9時
アメリカ中央時間:前の日の午後6時

となります。今日だけは1時間得した気分になっています。

インフレの1つ、スタバ値上げ

昨日、久しぶりにスタバに行ってコーヒーを飲んだのですが、請求額を見て「あれ?」と思いました。毎回同じもの「Tall Misto (トールサイズのカフェオレ)」を注文しているのですが、ルイジアナの税金込みで今まで3ドル20セントだったのが、3ドル42セントになっています。恐らく20セントぐらい上がったのかな、と推測します。結構痛いです。

お店を出るときにこんな看板を見かけました。

starbucks-advertisement

いわゆる求人ですが、結構な時給です。アメリカはパンデミックが始まって以来インフレがすごくて、特に最近の値上げが顕著。買い物に行く度にそれをひしひしと実感します。昨年あった選挙の論点として民主党内でもかなり左寄りの人が訴えた非正規雇用の時給が全国一律最低15ドルがありましたが、彼らがキャスティングボートを握らなくてもその値にほぼなりつつあります。ルイジアナの法律では最低賃金は7.25ドルです。

Minimum Wage – In Your State

ホールフーズやコストコでも同様な求人広告を見かけましたが、15ドルからスタートになっていました。私が日本で初めてアルバイトした時の時給の倍以上です。これを週40時間、1か月働くとすると15(ドル/時間)*40(時間)*4(週)=2,400ドル(月)です。キャンパスで働いてもらえる大学や大学院生のstipend(お小遣い)をはるかに上回っており、大学での仕事に興味を示さないのもうなずけます。

電気料金の過大請求

実は今週、電気料金の過剰請求対策で毎日電力会社とやり合っていました。これだからアメリカでの請求は信じられず、絶対に口座やクレジットカードの自動引き落としを選択出来ません。

事の発端は、私のところの電気を電力会社が誤って7月末にキャンセルしたことから始まりました。アパートなのですが、恐らく部屋番号を間違えたのだと推測します。8月頭に7月分を払ったものの9月以降請求が来ないな、と思っていたのですが、会社のウェブサイトも新しくなりログインが出来なくなっていたので、向こうのシステムの問題かなと思ってしばらく忘れていました。

11月頭になり、7月から10月末までの今まで見たことがない額の請求が来ました。1回目の問い合わせで相手が間違って7月に一度キャンセルしたこと、7月分は支払っているのを確認しているので、その分は控除する、という連絡がありました。それでも8月から10月までの額が普段の平均請求額とは大きくかけ離れています。詳細を見ると月初めと月終わりのメーターの数字が書いてあるのですが、8、9、10月となるにつれ、エアコンの消費が減ってか使用電力が落ちているのにも関わらず、請求額は変わらないか、むしろ上がっています。

明らかにおかしいと相手に問い合わせたのですが、1度無視され、2度目の問い合わせには頓珍漢な答えが返ってきました。状況を理解出来ないのか、適当にあしらわれたかのどちらかです。仕方ないので本来請求するはずであった8月、9月、10月の請求額を1回のメールごとにひと月ずつ3回に分けて問い合わせました。すると8月、9月、10月を足し合わせた額(こちらは想定内の数字)は今回の請求額よりやはり低いことが判明し、この合算した額で請求をするよう伝えると相手もようやく納得してくれました。というか、こうやらないと理解出来ない彼らの脳の仕組みが逆に理解不能

カスタマーサービスが意地でも最初の請求額で通すのなら、各月の額を足して最初の請求額になるよう(嘘をついてでも)調整するはずですが、それもしてこなかったので、ただ何も考えていなかったか、考えることも出来ない残念な方が担当していたか。。。しかしアメリカのカスタマーサービスのレベルはいつもこんなもんです。

ちなみにですが、過大請求に対して何通ものメールのやり取りで一度も謝罪はありませんでした。むしろ最後に「訂正しましたから、すぐに支払って下さい」という一文がありました。元々の発端は相手が間違ってキャンセルし、アパートのマネジメント側の指摘でそうでないことが分かったにも関わらずです。また間違った請求の原因というか根拠も不明のままです。

何度でも言いますが、アメリカのカスタマーサービスのレベルはこんなもんです。在米20年以上ですが、いまだに慣れません。

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