ファイザーのワクチン対象若年化、NYCでのアジアンヘイト増加傾向など

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5月3日のニュース

今日はこちらの新聞やニュースのヘッドラインをななめ読みします。

ファイザー製のワクチン、来週明けに年齢制限引き下げへ

来週早々にもFDAファイザー製のCOVID-19ワクチンの対象年齢を現在の16歳から12歳まで引き下げるとのことです。

ファイザーが12歳から15歳までの男女を対象にした治験を完了して有効性を確認し、緊急使用の許可申請をしようとしている、ということは以前触れました。

実際にいつ申請を提出したかどうかはわかりませんが、現在FDAがそのデータを審査していて、恐らく現在の16歳以上への緊急使用許可を12歳まで下げることになるという話です。治験としては現在、、、

Pfizer and Moderna both are testing their vaccines in children as young as 6 months and expect to ask the FDA for EUAs covering infants and children later this year.(ファイザー社とモデルナ社は、生後6ヶ月以降の子供を対象にしたワクチンのテストを行っており、今年後半には乳児と子供を対象としたワクチンの緊急使用許可をFDAに申請する予定である。)

とのことなので、うまく行けばアメリカでは来年明けぐらいにすべての人がワクチン接種の対象になる流れになっています。

しかし米国で集団免疫は達成されない?

しかしワクチンが以下に使用可能になっても、恐らくアメリカで集団免疫は達成されないだろう、という記事を(リベラル寄りの)NYタイムズが発表しました。

記事によると専門家は

There is widespread consensus among scientists and public health experts that the herd immunity threshold is not attainable — at least not in the foreseeable future, and perhaps not ever. (科学者や公衆衛生の専門家の間では集団免疫の閾値は到達しないという意見が広く共有されている。これは少なくとも予測可能な将来においてではなく、おそらく今後もない。)

と予想し、ウイルスを抑え込む難しさに触れています。それじゃどうなるのか?と勘ぐりたくなりますが、以下のように答えられていました。

Instead, they are coming to the conclusion that rather than making a long-promised exit, the virus will most likely become a manageable threat that will continue to circulate in the United States for years to come, still causing hospitalizations and deaths but in much smaller numbers.(専門家は、長い間期待された(ウイルス蔓延からの)開放ではなく、むしろこのウイルスは今後何年にもわたって米国内で循環し続け、引き続き入院や死亡の原因となるもその数ははるかに少なくなる、といったおおよそ対応可能な脅威となるだろうという結論になりつつある。)

じゃ「はるかに少なくなる」とはどの位?と考えてますが、それはまだ分からないとのこと。これらは米国内そして世界中でどれだけ新しい変異種が早く出現するか、それに対して「ワクチン接種」をどれだけ早く進められるかにかかっていると伝えられています。私なりに解釈すればウイルスが感染出来るホスト(=人間)の数が減れば流行は収まる、という単純なことです。ウイルスは単独で子孫を増やせず、ホストなしに生きていくことも出来ませんから。

NYCでのヘイトクライム、増加傾向止まらず

WSJによると残念なことにNYCでのヘイトクラムが止まらないようです。今年に入ってから4月1日までにアジア人を対象とした犯罪は80件に達し、2020年の16件と比較して大幅に上昇しているとのこと。

その前年は13件だったそうですから、確かに今年は傑出しているようです。2番めに被害を受けているのはユダヤ人とのことです。

4月の頭に私の周りで起きた「アジアン・ヘイト疑惑」について記しました。

未だ私が担当する授業は遠隔がメインであり、それ以外は基本研究室と家を車で往復しているだけなので、身近で直接感じたことはありません。ただ上のWSJの記事のように「報告されないことが多い」そうなので、知らないだけかも知れません。高校の時の倫理で習ったエピクロスの言葉「隠れて生きよ」を信条にして、アメリカでは穏便に生活していくのみです。

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