アメリカでキッチンの水栓(2つ穴)を交換

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簡単DIY:キッチンのポタポタ水漏れを解消

前回アメリカの連邦政府が新型コロナ検査キットを再配布する、ということを紹介しました。

今週小さな学会に出ていたので不在だったのですが、昨日5日に確認すると郵便箱に入っていました。応募後、10日程度で届いたことになります。使う場合を想定したくないのですが、最近は薬局でも売っていないことが多いので、安心になります。

水漏れの症状

さて掲題の件、うちのキッチンシンクには蛇口の横に2つ取っ手があり、右手が水、左がお湯を出すためのハンドルです。もうすでに何度かカートレッジを交換して修理してきましたが、今回はハンドルの中のプラスチック部分が壊れて空回りし、締まらなくなってしまいました。何もしないとかなり豪快に水がポタポタ落ちます。しばらくはシンク下の止水栓を閉めて対応していましたが、面倒でした。

対象部品だけの交換を考えましたが、現在住むアパートはゆうに築10年以上。蛇口の利用も初期設置のままのはずですので、合計で15年ぐらい経っているはず。従ってすべて交換することにしました。

手順

以下の動画を参考にしました。

英語で蛇口はfaucetで、主にkitchen faucetとbathroom faucetがあります。後者の方がハンドル間の間隔が短いです。動画の通り水栓を交換していきました。必要なものはモンキーレンチ、雑巾、バケツでした。

1. 元栓を閉める

いつもやっていることでしたが、お湯側、お水側両方の止水栓をまずは閉めました。これは手で出来、時計の進む方向に閉めることで出来ます。その後蛇口のハンドルを少し緩めて圧を開放しました。

2. シンク下を空にする

シンク下に色々なものが入っていたので、すべて外に出しました。こうしないとシンク下に頭を突っ込んで、給水・給湯ホースの接続部のナットを外すことが出来ません。

またアメリカでは多くの場合ディスポーザーがついているので、シンク下にも電気が通っています。作業中感電しないために、ここの部分のブレーカーも落としておきました。

3. ナットを外す

次に給水・給湯ホースの接続部のナットをモンキレンチ使い時計と反対方向に緩めて、外しました。ナットを外すとホース(うちの場合白色)が蛇口下部からポロッと外れます。下の画像だと穴は3つありますが、一番右がお水、左がお湯で真ん中は元々空洞でした。おそらくハンドル1つの蛇口の場合に真ん中の穴を使うんだと思います。

ホースを外した後は、その中に残っていた水をバケツに排水しました。

4. マウントナットを外す

蛇口はプラスチックで出来たマウントナットでシンクに固定されているので、次にそれを外します。

これは手で時計と反対方向に回すと普通に取れました。これで蛇口がシンクから開放されるので、シンクの上から蛇口を上方向に引っ張り取り外すことが出来ました。

左側のハンドルが壊れていました

5. 穴の周りを掃除

蛇口をうまく取り外せたのは良かったのですが、ゴムだかプラスチックだか経年劣化して汚くなっていました。新しいものを取り付ける前に掃除しました。私の場合、浴槽掃除などに使う洗剤を使い、たわしのようなものでゴシゴシ洗いました。

ここは頑張りました

6. 新しい蛇口を注文、引取

ここでネットを使い、新しい蛇口を注文しました。動画によるとハンドルの間隔は8インチが標準とのことでしたが、確かにうちに取りつけてあった古いものも8インチでした。今回は機能を満たす一番安いものを購入し、蛇口は元のものと同じタイプ(2つ穴)のものにしました。

Lowe’sという日本でいうホームセンターに注文、すぐに取りに行きました。約$35でした。説明にきちんと「3 Hole Installation on 8-in Centers」と書いてあり、安心して購入出来ました。

Project Source Dover Chrome Double Handle Low-arc Kitchen Faucet with Deck Plate

インストレーションしてもらうと$175となっていたので、自分でやるとこの金額を節約出来たことになります。

7. 新品を設置

箱を開けて中身を確認しました。

新品はピカピカ

ここで気づいたのですが、蛇口を固定するマウントナットは入っているものの、給水や給油のホースは別売りでした。もっともそこから漏れている様子はなかったので、既存パイプを流用しました。

まずは新しい蛇口を穴にはめ込み、下からマウントナットで取り付け脚を締めます。

取り付け脚の新しいネジ山が眩しい

上下で蛇口の位置、及び水平であることを確認しながら、手で時計が進む方向に徐々に締めていきました。もしかしたら取り付け脚にはシールテープを巻いたほうが良かったと思いますが、忘れていました。でも次回自分で外すことはないでしょう。

蛇口が綺麗すぎてシンクが汚いのはご愛嬌

次にシンク下に戻り、給水・給油ホースを取り付け脚にボルトで締めました。まずは手で締めて、残りはモンキーレンチでネジの山が潰れない程度に締めました。ちなみに取り付け脚とホースの間にパッキンのようなゴムの部分があったので、そこにはシリコンのグリースを塗っておきました。

ホース取り付け完了図

説明書に書いてあった通り、ここで一旦吐水口のキャップを外しました。次に給水の止水栓を開け、ハンドルを回して水が出るかテストしました。お陰様で問題なく水が出て、ハンドルを閉めると確かに止まりました。

写真はキャップ取り付け後

吐水口のキャップを外したのは万が一給水ホースや新しい蛇口の中に入っているゴミを水の勢いで取り除くためです。しばらく放置した後、吐水口のキャップを取り付けました。シンクの上下で水漏れを確認しましたが、幸いなことになさそうです。

最後に落としておいたこの部分のブレーカーを上げ、作業を完了させました。

今見ると隣のディッシュウォッシャーの電源まで落としてた

まとめ

合計の作業時間は2時間ちょっとでしょうか。作業自体は簡単なのですが、シンク下が狭く、モンキーレンチでは効率よくボルトやナットを締めることが出来ませんでした。またここには書いていませんが、水が滴る度に拭き取っていたので、それも時間がかかった原因です。

それでも途中ネットで新しい蛇口を購入し、近所のLowe’sに取りに行ってこの時間で終了出来たので、大した作業ではないです。毎回止水栓を開け閉めしなくていいので、ストレスが解消されました。

以上、今後自分で蛇口交換を検討する方の参考になれば幸いです。

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