健康アプリの良し悪し
ここのところ秋かな、と思える気候が続いています。朝晩は50F台まで気温が落ちる日も出てきました。非常に快適です。
ルイジアナ州知事選挙結果
今週末はルイジアナ州でいろいろな役職の選挙でした。ディープサウスながら8年間民主党の知事が続いていたのですが、今回はトランプの後ろ盾を得た共和党のJ・ランドリーさんが当選しました。ルイジアナの元検事総長で、新型コロナウイルス蔓延時には現知事の方針に反旗を翻し、例えば病院や警察などでワクチンの義務化に大いに反対された方です。今後ルイジアナでの施策も色々と極端に保守的になっていくでしょうね。
アップルウォッチ9を購入
学部生でも簡単に出来るような実験手順を書き、学内のグラントに応募したら当たりました。ネットやYoutubeでも見かけますが、流行りのウェアラブルが本当にどの程度使えるのか、自分でも調べてみたかったんです。私的には運動によるストレステスト時のEKGと血圧を簡単に測れないかな、と思い当たったグラントで最新のアップルウォッチ・シリーズ9を購入しました。結論から言うと期待外れで本格的に使うのは難しそうです。
Apple Education Store
一応大学の研究費で購入するので、AppleのEducation Storeで正式に購入しようとしました。ウェブサイトはあるのですが、まずApple Watchに対して学校・大学割引はありません。
普通にAppleから見積もりを取り、こちらでPurchase Order(日本語なら注文書かな)を出して購入する手順だと思ったのですが、何度Apple Education Storeに電話してもコンピュータ(AI?)が出るだけ。大学名、名前と電話番号を残すように言われたので、3度ほど伝言を残しましたが、1週間待てど営業から一度も折り返しの電話は来ませんでした。やる気あるんでしょうか?それともルイジアナだから?
待っていられないので、調べると大学が契約するAmazon Businessでも購入出来そうなので、GPSのみのものを購入しました。今後リサーチでApple製品を使う動機がかなり失せました。Garminとか他のものにしておけばよかったかな。
Apple Watch外観
Amazonだと2日ぐらいで届きました。真っ白な箱に整然と時計と充電器が入っていました。
まず充電器。時計の後ろにペタッと磁石でくっつくタイプで、iPhoneとの互換性はないようです。自分のPC(Windows)にはUSB-Cの口が一つしかないので、これだと同時に携帯と時計が充電出来ないんですが、統一出来なかったのでしょうか?いちいち線を付け替えるのが面倒です。
そういえば充電ってどのくらい頻度でするんだろう?と思い調べると、持続時間は最大で18時間、アプリを使うとさらに短くなるということで、基本毎晩充電が必要なようです。
時計を毎晩充電って、歳を取ると理解が出来ません。
時計と思って購入したらダメなようです。個人用で購入しなくて良かった。
機能の評価
多機能なガジェットとして評価をしましょう。目的はこちらでしたね。ただ使い方がよく分からない。iPhoneやiPadと同様、箱に説明書はなし。結局ネットで調べました。
同期させるにもまずはiPhone、Apple watchともにOSのアップグレードが必要でした。シリーズ9だからかも知れませんが、最新のiOS 17じゃないと動かないようです。iPhoneは自動でOS更新にしていましたが、手動での更新が必要でした。
その後2つの機器は勝手に同期していきました。あとで同期する必要のないアプリは消す必要がありそうです。設定は基本デフォルトで、言われるがままYesで進めました。
EKG(心電図)を使うにはHealthというアプリを設定していくようです。これも指示通りに設定し、すぐ使えるようになりました。早速自分のEKGを取ることにしました。ここで一つ発見。
時計を腕につけている(私の場合左手)だけでは心電図を取れず、利き手(私の場合右手)の人差し指を時計のダイヤル部分に押し付けて30秒静かに待たないといけないようです。これじゃ運動によるストレステスト時には使うのは難しそうです。紹介するHPにそんなこと書いてあったかなぁ。
安静時は問題なく取得することが出来ました。PDFでエクスポート可能、自分の心電図(Lead Iに相当)は以下の図のようでした。通常30秒分の波形を出してくれますが一部を表示します。時計に出てくる情報はここから読み取れる心拍数(58)でした。
それでは少し運動して心電図がとれるか試しました。動きながらだと2回やって成功したのは1回のみ。この成功というのは心拍数が確定出来たときで、心拍数確定に失敗しても波形は残っていました。
上の図は確定出来たときのもので、さらに波形がきれいな部分を切り取りました。他の部分は結構ぐちゃぐちゃになっていました。心拍数は127だったで、年齢から推測される最大心拍数の約75%程度の負荷でのデータです。ただこの時歩くのをほとんど止めて、時計に指を添えた記憶があります。やっぱり動いている時にデータを取るのは難しそうですが、他の人で試してみましょう。また本物のEKGとどの程度データが違うか、比較する予定です。
まとめ
Apple製品にも書かれている通り、正規の機器と同様な結果を出すにはまだ時間がかかりそうです。血圧に至っては、最新のApple Watchでも測定できないことも分かりました。今回はApple Watchがどれだけ有効かを調べるより、どのように使えば参考になるかを調べた方がよさそうです。
The next vital sign the Apple Watch will reportedly track
しかし操作に慣れるのに時間がかかりそう。
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