対応不変、改良ブースター開発、Kさん3度目の正直祈願
大学のCOVID-19対策アップデート
昨日新型コロナ・BA.5 種について私の身の回りの状況について書きました。
秋学期に向けてまだ勤務先の大学からのCOVID-19に対するアップデートはない、と書きましたが今日メールが来ました(笑)。うちだけでなくルイジアナ州内の大学はこんな感じの対策になると思います。
ワクチン接種
学生は必要(required)とされるが、反対意見書や医学的に禁忌であるという医師の文書を提出する権利がある。(要約:つまり規制はない)
また以前のように大学がワクチンを提供する予定はない。州指定の機関に行って下さいとのこと。
マスク着用
大学の方針はCDCのガイダンスに沿うとのこと。つまりすべての屋内環境および大学敷地内の屋外においてマスク着用を義務付けないが、推奨(recommend)する。(要約:つまり規制はない)
症状がある場合やCOVID-19への曝露が判明している場合、および隔離終了後5日間はマスクを着用する必要があるとのこと。(「should be worn」ですが、しなくても罰則とかはないです)
感染した際の隔離
体調が悪いときは外出せず、Student Health Servicesに連絡して予約をいれること。PCR検査はここでやってくれるようです。
感染や感染者と濃厚接触があった場合、大学所定の書式に従い報告するように、とも書かれていました。
手洗い
病気に罹ったり周りの人に菌をまき散らさないためにできる最も重要なことの一つは、石鹸と水で手を洗うか、少なくとも60%以上のアルコールを含む手指消毒剤を使用すること、と励行していました。洗うかなぁ。
結局のところCOVID-19対策に関し特別な対策変更なし、と言ったところです。もし秋学期からこちらに留学する予定の方、安心して飛行機チケットを取り渡米して下さい。授業がキャンセルになったりオンラインになることはかなりの確率でないです。
オミクロン対応のブースター注射早まる?
オリジナル vs. 改良ワクチン
現在アメリカでは2回目のブースター接種を受けられるのは50歳以上と免疫疾患がある方です。現政権は当初2回目の接種割合を上げるべく対象年齢を下げることを画策していましたが、これを止めて別な策をとるかも知れないとのこと。
- Reformulated COVID vaccine boosters may be available earlier than expected
- Second coronavirus booster shots for people under 50 on hold amid drive to speed up new vaccine
現在主流となっているオミクロン亜種をターゲットとした改質ワクチン開発を加速させ、晩秋ではなく早ければ9月初旬から中頃に入手し、接種開始させられないかを検討しているようです。改質されたブースターは、元々の種成分に加え、オミクロンの亜種であるBA.4とBA.5の要素を含むとのこと。
つまり現状のワクチン接種を今奨励してしまうと、接種した人たちは新しい改質ワクチンが秋に出ても間隔が短すぎて接種対象にならない問題について苦慮しています。一方で開発中の改質ワクチンが必ずしも現在利用可能なものはるかに優れているかもわからないとのこと。さらに優れていたとしても秋から冬にかけてBA.5がメインのウイルスになるのかどうかも不明なことが、判断を難しくしているようです。
自分の考え
私自身は秋学期が始まる3週間ぐらい前に2度目のブースター接種をしようと予定していました。1度目の接種から6ヶ月以上開いたためで、今もそのつもりでいます。根拠は恐らくBA.5のデータを含んでいないものの、入院に対するワクチンの有効性が最初のブースター接種から4ヵ月後に55%に低下する一方で、2回目の接種後わずか1週間で予防効果が80%に回復するというデータがCDCから発表されたからです。
恐らくBA.5感染する確率をそれほど下げられなくても、重症化を防ぐために記憶T細胞をもう一度強化して記憶を取り戻してもらおうかなと思う次第です。ポルトガルでのBA.5流行も4回目のワクチンを提供したら重症化は減少したみたいですしね。
もちろん皆さんはご自分でご判断下さい。
OPT開始日、訂正
そうそう今日は7月分のニューヨーク州Bar試験初日だそうです。受験されている方、是非とも頑張って合格されることを祈っています。
以前以下のような記事を書きましたが、F-1(学生ビザ)のOPTビザの開始日に関し間違った記述がありました。お詫びして訂正します。
私の時はOPT開始日を自分で指定出来ず移民局(USCIS)が任意に決定していましたが、今は卒業後60日以内で自分で指定出来るようです。留学生にとって良い改変です。
噂の方が5月に卒業されたとすると、今日現在でどうやってもOPTは切れています。もし継続して働かれているのなら違法かそれともビザ問題がすでに解決していることになります。60日の猶予期間(grace period)があるので米滞在そのものは問題ないです。一方でもし夏学期後の卒業ならばOPTがまだ有効です。
個人的には色々な力を使って米滞在ビザ問題はとっくに解消していると思います。それより試験に合格しアメリカ実社会のスタートラインに立てることを心から祈っています。
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