ワクチン接種に高配当のインセンティブ授与へ
9か月契約の私は契約のない(=大学から給与は出ない)6月は自分の好き勝手にしていいはずですが、今日は会議が平気であり、メールで雑用依頼が普通に降り、さらにグラントのサマリーレポートに追われています。前二つはアメリカ社会なら断ってもいいはず、と悩むのですが、結局やっている自分がいます。良い事ではありません。
ワクチン宝くじ@ルイジアナ
デルタ株が蔓延懸念
アメリカでもデルタ株が優勢となりつつあり、ワクチン接種が進んでいない南部、とくにアラバマやミシシッピとともにルイジアナが危険である、という記事がここ数日出ていました。
- CDC Head Says Dangerous Delta Variant Likely To Be Dominant Covid Strain. Here’s Where It’s Spreading Fastest.
- Unvaccinated Americans are at risk of a possibly more dangerous Covid-19 variant. These are the most vulnerable states
一方でCOVID-19の犠牲者のほとんどはワクチン未接種者であり、ワクチン接種を完了すれば防げるものである、という発言がCDCからありました。
CDC: Nearly every adult COVID-19 death is now “entirely preventable” thanks to vaccines
独立記念日までに18歳以上で接種一度はした人が人口の70%を超えるのは難しそう、という話は出ていますが、それでもワクチン接種を推進した方がいいのは副反応のリスクがあるにせよ明らかです。
ルイジアナの政策1、お酒一杯奢る
ワクチン未接種ビリ三兄弟のルイジアナでは、接種を促進するためにアルコール一杯おごる、という政策を6月頭に出しましたが、他の州が景気よく賞金を出しているのに、これで接種者数が伸びるとは思えない、ということを以前ここで触れました。
事実を確認すると結果は以下の通りです。全米ビリ3州とともに比較してみます。毎日接種した人の比率ですが、6月頭は他よりマシだったのに今日23日ではミシシッピと完全なビリ争いを繰り広げています。
結果、相変わらず接種率(全人口比、18歳以上ではない)は低いままです。
ルイジアナの政策2、賞金授与へ
流石に結果が出てないことに業を煮やしたのか、ついにここルイジアナでもワクチン接種者を対象にくじを引き、賞金を出すことにしました。
以下のサイトに登録すると、大人の場合約1000万円当選者が4人、約1億円当選者が1人選ばれるようです。
Get your COVID-19 vaccine and enter for a chance to win cash and prizes!
NY Timesのワクチントラッカーで調べると、今日現在ルイジアナで対象となるうる人は48%だそうです。
以下のサイトによるとルイジアナの18歳以上の人口は3,249,177人だそうです。
仮に全員がワクチン宝くじに申し込んだとすると、3,249,177 x 0.48 =1,559,605、約155万人です。これから増えるかも知れませんが、このニュースを読まないで登録しない人も考えると、ざっと150万分の5(=30万分の1)の確率で1000万円以上が当たるという、くじです。日本の宝くじより確率が高そうなんですが、どうでしょうか。
まとめ
さてこれで6月21日以降、ルイジアナ州でも接種率が向上するでしょうか?私の予想では一定数が接種に動くと思います。私自身はすでに接種したので、日本でいう吉日にくじに応募しようと思います。
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