2022年1月上旬、オミクロン対策変化
先週末は隣の州に出かけて、近辺に在住する(私以外は駐在員ですが)部活の先輩後輩数人と会ってきました。中には会うのが大学卒業以来、つまり25年以上の月日が経っていたのですが、多少以前とは見た目が変わったものの(髪に白いものが交じる、など)中身は変わらず。短い時間でしたが、近況報告と昔話に花を咲かせました。恐ろしいことに大昔にTV中継された試合動画(注:@関東ローカル局)がYoutubeに上がっていることを知りました。当時のミスに対し、長い時を経てあらためてダメ出しをされるとは思ってもみませんでした。
それでも皆、社会人として活躍されていて頼もしい限りであり、自分も頑張ろうと思った次第でした。いい気分転換になりました。
オミクロンさんの拡大状況
ルイジアナ州の数字
前回報告したのは5日前(1/5)ですが、ルイジアナの状況を数字だけ列挙しておきます。1/10/2022の数字です。
- 1日の新規感染者数:29,019人(1/5の数字:10,403人)
- 新規の犠牲者数:19人(1/5の数字:11人)
- 入院者数:1,794人(1/7の数字との比較:↑273人)
- そのうち人工呼吸器装着の患者数:86人(1/7の数字との比較:↑18人)
参考記事:COVID-19: State update – 879,549 coronavirus cases, 15,027 deaths
ちなみにカルフォルニアのロサンジェルスでは明日からの学校に備え検査したところ約62,000人の生徒やスタッフの感染が確認された、とのことです。陽性率は約15%。
62,000 Los Angeles students and staff test positive for Covid ahead of return to school
それでもロスアンゼルスでは少なくとも対面で授業を施行するようですが、シカゴ市の学校は揉めていますよね。この辺りだと対面での授業を先週始めましたが、感染者増で今週頭から数日リモート授業を余儀なくされているところが少なからずあります。しばらくは試行錯誤が続きそうです。
大学の対応(2022年春学期)
1/10の週より私の勤務する大学は春学期始まるのですが、結論から言うとルイジアナ州立大学(LSU)が決定した事項を踏襲しました。偉い人は自分で考えることなく慣例に従った、ということです。
結論から言えば最初の3週間、授業を対面で行うか、それともリモートで行うかは各教員の判断に委ねる、というものです。具体的な教室の収容制限に関する数字は言い渡されていません。引き続き室内ではマスク着用をし、ワクチン接種有無に関わらずランダムで選ばれた場合、検査を受けないといけない、としています。また現政権による公務員のワクチン接種義務化ですが、合憲性を裁判で争っているため現時点では解除、必須ではなくなっています。
Supreme Court hearing oral arguments over Biden’s vaccine mandate
ただ昨秋感染者が激減した時に、プレキシガラス(日本語だとアクリル板)の仕切りを全て取り除いてしまいました。思いっきり捨てていましたが、復活はしないようです。せめてしばらく保存しておけばよかったのに。
蛇足ですが、地元の病院がワクチン接種を拒否した従業員に解雇通達したことに関する裁判で、ルイジアナ州最高裁は地裁の判断を支持して「解雇は有効」という判断を下しました。
LA Supreme Court: Hospitals can fire employees who won’t get vaccination
もっとも病院は「私立」ですので、この判断は連邦や州の(政治)判断に左右されない、という点を意識しないといけません。
モデルナの再接種も5ヶ月へ
前回ファイザー製ワクチンのブースター接種期間が5ヶ月に短縮されたことを書きました。
これと同様にモデルナ製ワクチンのブースター接種も5ヶ月に短縮されました。
CDC shortens Moderna booster dose interval to 5 months
これでファイザー製、モデルナ製問わずブースター接種は2回目接種後5ヶ月以降、J&Jは1回目接種後2ヶ月以降になりました。CDCによるとJ&Jを1回完了した場合、ブースターは特別な場合を除きファイザー製かモデルナ製のワクチンが推奨されていますので、ご注意下さい。
COVID-19 Vaccine Booster Shots
各自で行うCOVID検査、保険適用へ
少なくとも感染力が高いとされるオミクロン変異種、検査場に行くより簡易に家で行う検査が好まれていますが、薬局などで購入する検査キットは今まで自費でした。それが現政権により月8回(!)までは保険でカバーされるようになるようです。
Home Covid-19 tests must be paid for by health insurers starting Saturday
消費者は家庭での無料検査のために医師の診察を受けたり、処方箋をもらったりする必要がなく、自己負担(copays)や免責金額(deductibles)の対象にもならないので、安心して薬局で購入し保険会社に費用を請求できるとのこと。
消費者が前払い費用なしで検査を受けられるべく、保険会社が優先的な薬局やオンライン小売業者のネットワークを構築することもありうるらしいので、キット購入前に一度保険会社に確認した方がいいかも知れません。逆にネットワーク外で購入すると保険会社は1回につき12ドルまでしか負担しないので、注意が必要でしょう。
米国在住の方、この方策が有効になるのは2022年1月15日からです。この日付より早く購入した分には適用されませんので、こちらもご注意を。
簡易キットの正確性はPCR検査に劣りますが、検査陽性の時に自宅待機してくれてその後マスク着用してくれるのならば(=希望、それは薄い望み)、今やワクチン接種率を上げるよりこの方がこの国では有効かも、と思えてきました。
コメント