アイオワ州スーパーボウル観戦に向け、マスク制限やレストランでの人数制限撤廃、ニューオリンズ市はマルディグラで正反対の対応

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スーパーウィーク(スーパーボウルがある週のこと)終盤へ

昨晩ここよりかなり北に住んでいる方と話ましたが、今週かなり寒かったようです。ルイジアナは50F前後の気温で真冬のような恰好をしているのが普通ですが、それを話すと「(50F)は暖かいよ」と笑われてしまいました。以前私もそこに住んでいたのですが、真冬に冷蔵庫内の温度(4-8℃)が外の気温だと「そんなに悪くない」とラボの仲間と話したものです。慣れとは恐ろしいものです。ニューイングランド地方は今週末も冬の嵐が来ていると聞きます。お気をつけ下さい。

今日のニュース

KCチーフス、タンパ入り

スーパーボウルがいよいよ明日となりました。カンザスシティの選手は今日フロリダ州のタンパに入りました。

本来ならもっと早く会場入りして記者会見などに臨むはずですが、新型ウイルス対策のため今回はこのようなスケジュールになったとのことです。タンパベイは地元で開催なので家のベッドで眠れて、移動もなし。家族ともいられてこの点だけでみれば少し優位ですね。どちらのチームの選手も土曜日にもPCR検査を受けて、みな陰性だったようです。

もう一度日曜日の朝に検査がありますが、どのような結果になろうとも出場に影響を与えないそうなので、大試合への役者は揃いました。好ゲームを期待するのみです。

イベントに対して対照的な州の対応

今週スーパーボウル、来週はマルディグラとイベントがまた続きます。本来なら飲食店は書き入れ時のはずですが、しかしこのご時世、パンデミックによりどのような規制があるか、あらためて確認してみました。

アイオワ州ー室内でのマスク着用規制やレストランでの人数制限を撤廃

アイオワ州の知事が州内の新規感染者や入院者数が減少している状況を鑑み、以下の措置を宣言しました。

ソーシャルディスタンスを保ちながらも室内でのマスク着用やレストランでの人数制限(屋内・屋外問わず)をなくしました。日曜日になる夜中に有効になるので、飲食店はスーパーボウルの日にお客さんを入れて営業することが出来ます。もちろん彼らは喜んでいます。

一方で州都であるでデモインの市長は「市内でのマスク着用義務はいまだに有効」と言っています。緩い州の対応と異なり厳しく対応する市、という意味ではルイジアナ州でのニューオリンズの対応と似ています。また州の公衆衛生局のトップは「いい考えではない」と伝え、アイオワ州のワクチン接種率は全米でワースト3位に入るぐらい進んでいない、とも言われています。スーパーボウル観戦に伴いスーパースプレッダーの出来事がないことを祈るのみです。しかしこのFoxの記事、両面から出来事を捉えていて、読者に判断を促すのは中立でいいなと思いました。

ニューオリンズ市ーマルディグラの週末はバー閉鎖、アルコール類販売も禁止

そうなると恐らく全米で唯一と言っていい野外飲酒が出来る場所、ニューオリンズの対応が気になります。調べてみてもスーパーボウルの日の規制は見つけられなかったので、通常通りの対応(マスクをする、ソーシャルディスタンスを保つ、店内は10人以下、11時に閉めるなど)だと推測します。ただしマルディグラに対して、すごく厳しい対応策を市長が打ち出していました。

ただでさえ全てのパレードが中止になったのに、全てクローズは飲食店にとってものすごく厳しい処置です。それでも市長さんは以下のようにコメントしていました。

“I think we were all hopeful that we could strike the necessary balance for a safe and fun Mardi Gras, but given these new variants, the recent large crowds in the Quarter and the potential for even larger crowds this weekend and as we move into the weekend of Mardi Gras, it has become very apparent that it is hard to do” Cantrell said.
(”安全で楽しいマルディグラのために必要なバランスを取れると皆期待していたと思うが、新しい変異種を鑑みた場合、フレンチ・クォーターの最近の大群衆とマルディグラの週末になるにつれ、さらに大きな数の人が集まる可能性を考えると、それを行うことは難しいことがとても鮮明になってきた” と市長は言った。)

マルディグラがどんなお祭りであることは、いらっしゃったことがない日本の方には想像しずらいと思いますが、普段にもまして凄いんです(笑)。この市長は批判を覚悟で以下のように決意をしています。

The mayor said she would rather be accused of doing too much than doing too little when it comes to the health and safety of the residents, especially hospitality workers.(市長は住民の健康と安全、特に接客業の人たちの健康と安全のためには、少なすぎることをするよりも、やりすぎたことを非難される方がいい、と述べている。)

以前からそうですが、この市長のパンデミックに対する考え、対策が徹底しています。ニューオリンズは全米屈指の観光地であり、この時期に観光客を呼び込まない、消費させない経済的な損失の大きさ、痛みは彼女自身が一番よく知った上での対応です。これが吉と出て1日も早くニューオリンズに観光客があふれる日が戻ることを願うばかりです。

コメント

  1. たか より:

    スーパーボール観てますが、
    観客凄いですね。
    ハーフタイムショーも…
    流石アメリカ、コロナより経済でしょうか。
    観る方はありがたいですが。
    在宅勤務ありがたや

    • たか、

      コメント有難う。観客はキャパシティの25%程度ですが、数にすると2万3000人ぐらい入れてます。そのうち7500人は招待された医療関係者(しかもワクチン接種済み)です。

      MLBのワールドシリーズもそうでしたが、最後は結局観客入れてますね。今回入場した観客に対してコロナ対策グッズも手渡していましたが、この後に何も起きていないことを祈ります。

      ハーフタイムショー、個人的にはこんな中でよくやったと思うのに、こちらのメディアではあまり良くなかったという感想が出ています。

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