J&Jのワクチン、まれに血栓ができる副反応でFDAが調査へ

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ワクチン開発は一進一退

今日は亡き母の誕生日でした。生きていれば81歳でした。あらためて合掌します。

松山選手のマスターズ制覇、余韻続く

恥ずかしながら昨日からずっと松山選手のマスターズ優勝に関して、ひたすら日本語記事を漁りまくっていました。すでに読んだ記事をまたクリックして読もうとし、中身を見て「あっ読んだ」ということもありました(笑)。TBSによる日本語の中継を動画で拝見しましたが、中島常幸の声にもらい泣きしてしまいました。歳をとると涙もろくなります。

ただ個人的に気になるのは、日本の子どもへのメッセージとして松山選手が「やっと日本人でもできるというのが分かったと思うので、僕もまだまだ頑張ると思うので、メジャーを目指して頑張ってもらいたいと思っています。」と言ったこと。確かにそうですが、ゴルフの世界だけでなく普通に海外に出て世界を相手にして競争するのが当たり前になって欲しいです。老婆心ながらそういう志がある若者が少なすぎることを危惧します。これも歳を取ったから思うのかも。

ジョンソン&ジョンソンのワクチン副作用、本格調査へ

先日3州でジョンソン&ジョンソン(J&J)のワクチン配布を当局が一時停止した、という話を紹介しました。

CDC(Centers for Disease Control)およびFDA(Food and Drug Administration)は接種後まれに血栓ができた、という報告を深刻に受け止め、調査を実施する見通しだそうです。

欧州保健当局によるとJ&J社のワクチンを接種後に「異常な血栓が発生した重篤なケース」が4件報告されているようです。欧州ならび米国の当局がこれらの事例を調査している一方で、ワクチンと血栓の間に因果関係があるかどうかは「現在のところ明らかではない」とはなっています。こういった意味も含めてまだ「緊急使用」の段階、もしくは治験フェーズ4なんだと理解します。

ワクチンを受けたくない(Vaccine hesitancy)、という層が集団免疫を達成するにあたり米国では大きな問題となっていて、ワクチン接種を全国民に促すCDCやFDAはどうやってこの層と接触を続け、ワクチンそのものが悪いといった印象を与えることがないようにするか、ワクチンが怖いものではないと伝えるか、考慮しているとのことです。

もともと生産過程の問題でJ&J社のワクチン配布量は今週84%も下がることがすでにわかっていて、J&J社のワクチンが摂取できなくとも政府として毎日の接種数目標は達成出来る見込みではある、とのことです。心配する声も多いに理解しますが、誠実な調査を期待しましょう。むしろ隠さず報告してくれた方がいいです。

米国は過去最大の財政赤字

予想されたことですが、新型コロナ景気対策で小切手を配布した結果、米国の財政赤字は6ヶ月間で過去最高の1.7兆ドルに拡大したという記事を目にしました。WSJより。

仕方ないことですが足りない額は3月だけで6600億円に拡大した模様です。
us budget shortage

The deficit was $660 billion last month, 454% wider than it was in the same month a year ago. Revenue rose 13% to $268 billion, while spending increased 161% to $927 billion—the third-highest total on record, after June and April of last year.(3月の赤字額は6,600億ドルで、前年同月に比べ454%拡大した。収入は13%増の2,680億ドル、支出は161%増の9,270億ドルで、これは昨年6月と4月に次いで過去3番目の高さではある。)

ただこの状況下では致し方ないとは思います。実際問題として先月は、

Higher costs for unemployment benefits, nutrition assistance, healthcare and assistance to small businesses pushed government spending higher in March, while stronger corporate-tax collection and remittances from the Federal Reserve lifted revenue, Treasury officials said.(財務省の発表によると3月の政府支出は、失業手当、栄養補助、医療費、中小企業支援などの費用が増加した一方で、法人税の徴収強化や連邦準備制度からの送金により収入が増加していた。)

とのことです。また財政赤字の問題は今に始まったことではないらしく、

Federal debt has been marching upward ever since the fiscal crisis at the end of George W. Bush’s administration and the start of Barack Obama’s presidential tenure. Former President Donald Trump also ushered in spending programs and tax cuts that widened the gap sharply even before the coronavirus crisis.(ジョージ・W・ブッシュ政権末期とバラク・オバマ大統領の任期開始時の財政危機以来、連邦政府の債務は上昇の一途をたどっている。ドナルド・トランプ前大統領も、コロナウイルス危機の前から赤字を急激に広げる支出プログラムや減税を導入した。)

とのことなので、景気を刺激しつつ一方で支出を抑制する、難しい舵取りが現政権に求められているそうです。今週政権からインフラやクリーンエネルギー、教育への投資を通じて長期的な経済成長を強化することを目的とした2.3兆ドル規模の法案が提出されていますが、共和党は企業への増税や広範囲の支出などのいくつかの点で懸念を示し、この法案の額を縮小することを求めている状況です。私も一部については同意します。内容と実際の効果を綿密に検討する必要がありますね。

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