留学生はアメリカでワクチン接種を受けられる?

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まとめ:ワクチン接種はいずれ必須に、動向を注視して的確な時期に行動を

新型コロナウイルスのワクチンが承認されたけど、留学生の私も母国に帰らずに接種出来ますか?

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新型コロナウイルス流行下でワクチン接種の可否と必要性を知る

新型コロナウイルスに対するワクチンの供給状況

今年に入って新型コロナウイルスが世界的に流行し、大学は一時閉鎖、その後再開するもほとんどがリモート授業によるもので、与える側受ける側も対応を迫られた1年でした。しかし12月に入りそのウイルスに対するワクチンが承認され、緊急使用の許可が下り始めています。ワクチン接種が進み感染しにくい人が増えれば、流行が収束に向かい、今まで通りの生活が戻ってくるかも知れませんね。

ただ生産の都合上ワクチンも数に限りがあるので、アメリカではCDCが接種をする人の順番を論議し、助言を行っています。第一フェースではご高齢の方(>75歳)、医療従事者、そして養護施設の方などが最初に接種を受けていて、今後優先順位に従って接種を進めていくことになりそうです。ファイザー社とビオンテック社のワクチンに加えて、モデルナ社のワクチンが認可され、2020年12月末までにおよそ4500万回分が供給される見通しです。

Moderna’s Covid-19 Vaccine Could Widen Immunization Effort

留学生はアメリカでワクチンを接種出来るか?

以前より減ったとは言えアメリカには約100万人の留学生がいますが、彼らがワクチンを接種出来るのはいつ頃でしょうか?今後アメリカに留学しようとするときには、ワクチン接種が義務付けられるでしょうか?結論から言うとまだ何も決定していないようです。

College campuses drove major COVID-19 outbreaks. Now, will they require the vaccine?

想像に難くなく大多数の大学生は若くて健康な人たちなので、アメリカでのワクチン接種順位は低そうです。また市民もしくは永住権取得者でないF1ビザの学生がそもそも無料でワクチン接種出来るのか?という原則論も考慮しないといけません。そもそも留学する前に予防接種の記録を提出させられるので(ただしどんなワクチンを接種済みであるかは州や大学によって違います)、留学生が病原体を持ち込んで他人に感染させる可能性はかなり低いはずです。

留学前にワクチン接種義務化はあるか?

上の記事をみる限り新型コロナウイルスのワクチンを接種済みでないとアメリカの大学に通えないことがありそうです。また大学でなくても滞在先の州でワクチン接種を義務付ける可能性もあるようです。

Can COVID-19 Vaccines Be Mandatory in the U.S. and Who Decides?

アメリカ国内でも供給に限りがありますし、それ以外の国ではさらにどの程度接種を受けられるか未知数のため、上記のような規定が適用されるのは早くて2021年-2022年の学期以降とされています。現実的にはさらに先になるかも知れません。それでも教員、職員、生徒の健康のため、そして円滑な大学運営のためにワクチン接種義務化は必須と言われていますので、留学している方、留学を検討している方は今後のワクチン接種の動向に注意を払い、機会があるのならばワクチン接種を受けることをお勧めします。

2021年5月8日加筆

現在アメリカでは多く(全部?)の州でCovid-19ワクチンの接種に居住権を必要としていません!つまり留学生であってもアメリカで問題なくワクチン接種出来ます。むしろ2021年秋学期から対面授業を行うにあたり、私立大学を中心としてワクチン接種を義務付けているところが増えていますので、アメリカに到着次第速やかにワクチン接種することを強くお勧めします。

2021年5月12日加筆

2021年秋学期に向けてICE(US Immigration and Customs Enforcement)の情報、ワクチン接種義務化に関する情報をアップデートしました。最新の情報はこちらも参照下さい。

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