J-B Weld Windshield 修理キットの対費用効果検証
先週米系航空会社の機内Wifiについて書き、もっと速いネットが使える日が来ないかなぁと願っておりました。
そうしたらいいタイミングでユナイテッド航空からメールが来ました。スターリンクのテストが来年早々から始まり、2025年後半には最初の旅客便が就航する予定だそうです。使用は無料とのこと。
楽しみです。
さて今週末は傷んだ車のメンテナンスをしました。いつものトヨタ・カムリです。
ヘッドライトの黄ばみ取り
今回で通算3回目になりますが、ヘッドライトの黄ばみ取りを行いました。以前も紹介した黄ばみ取りキット(Cerakote Ceramic Headlight Restoration Kit)を使いました。ウォールマートで約$17。ポリッシャーは持っていないので未使用で手作業です。手順は以下のブログを参照下さい。
記録を見ると約1年おきにやっています(通算3回目)。今回はもっと黄ばみをとるべく800番の耐水ペーパー(スポンジ型)を別途購入して1番最初に使い、その後2000番、3000番で表面を磨きました。またコーティング剤を塗る前に3Mのコンパウンドでさらに磨きました。
結果がこちらです。
前回、前々回以上に磨いたつもりですが、完全には黄ばみが取れてないです。これが限界でしょうか。次回はさらに粗い400番とか使ってみますが、駄目ならそろそろプロに頼むか、ヘッドライトごと交換です。
所要時間:約3時間(施行前にヘッドライトをソープで洗い拭き取る時間も含む)
自己満足度:$17なら85点ぐらいかな。
プロに頼んだ場合:$26.88@Walmart、もう少しいい業者だと$100–150
フロントガラスのキズを修復
次は飛び石によりフロントガラス(英語ではwindshieldという言います、念の為)にブルズアイのようなキズが出来たので、DIYで修復を試みました。キズは運転席側ではなく助手席側、サイズは明らかに1インチ以下だったからです。
アメリカは高速道路でも作りがちゃちいのか、それとも田舎道を走るからか、飛び石により車のガラスが傷つくことが絶えません。特にトラックの後ろを走っていると弾丸のように石が飛んで来ること、少なくないです。
ウォールマートで「J-B Weld Windshield Saver Kit」というキットを買ってきました。特にこれを選んだ理由はありません。そのコーナーに該当する商品がこれしかなかったのです。約$13でした。
キットの中身はこんな感じです。紫外線があたると硬化するレジンを使用しての補修です。
これに手順書がついていますが、動画を見たほうが理解が速いです。
日本でほぼ同じ商品を用いて施工している動画があったので、こちらも紹介します。
J-B Weld Windshieldの修理キットの説明書、及び同社の解説動画で抜けているのが最後の処理でした。フィルムを剥がしたあと、カミソリで余計なレジンを慎重に削り落とし、コンパウンド入りのワックスで磨いて仕上げました。
施工途中の画像は以下になります。
(左上段から)1、キズの裏にテープを貼った後丸いシールを貼り、2、レジンを入れる型を上からくっつけて慎重にレジンをその型に流し込みました。そして3、注射器を型にしっかりはめ込み、ピストンを一番上まで引っ張って真空を作り10分待機、(左下段)4、一旦注射器を抜いて型に空気を入れた後、再度はめ込み、今度はピストンを2段目まで慎重に押し込み(力がいるので型を左手で型と注射器を支えること必須)20分待機、5、注射器や型を外しました。
最後に少量のレジンを欠けている部分にもう一度かけ、フィルムを置き、お日様の下で30分ほど待ちました。この後、余分なレジンを削り取り、ワックスをかけました。
結果がこちら。
正直なところ多少目立たなくなったかな、という程度です。
改善点としては、真ん中の部分をもっと最初に(勇気を持って)削ってレジンが入り込むスペースを作るべきだったかなと思います。他の動画を見ると先が球形になった機械できちんと削っていました。機材があればなぁ、です。またレジンは皮膚に悪影響があるらしく、素手ではなく手袋をした方がいいとのこと。
キットへの不満は型が透明でないこと。日本で販売されている製品は型が透明で、どれだけレジンが入っているか可視化されていました。こちらのは不透明でどれだけ入っているかわからず、結果入れすぎて横から溢れてしまいました。
所要時間:約1時間
自己満足度:$13だけど65点ぐらいかな。広告や動画が綺麗になりすぎている出来すぎ感あり。この程度しか直らないなら、そのままで良かったかも。
プロに頼んだ場合:$134.99(AutoGuide調べ)
まとめ
素人とプロの仕事の違いは明らかですが、予算の都合もあります。実は先週、車の後方にあるスピーカーカバー(英語でspeaker grill)を自分で交換したのですが、時間がかかったもののOEM製品を用いてきれいに交換出来て満足していただけに、今回は少しだけ残念な結果でした。
今後DIYで愛車をメンテしようとする方の参考になれば幸いです。
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