白い砂丘のトレイルを歩く
ハリケーン・フランシーン
一昨日Live Blogと題して事あるごとに状況を記したのですが、幸運なことにハリケーン・フランシーン(Francine)が予想より東寄りの進路を取ったお陰で、ここラフィエット市は影響をほとんど受けませんでした。意図せずとは言え、過大に扱ってしまった感があり申し訳ないです。
一方でルイジアナ州でもメキシコ湾沿岸の小さな都市(例:モルガンシティー)、バトンルージュやニューオリンズなどの大きな都市は大変だったかと思います。復旧が進み一日も速く日常が戻ることをお祈りしています。
ニューメキシコ州アルバカーキ再訪?!
経緯
今夏ニューメキシコ州にロードトリップに行った際トラブルに見舞われた、と書きました。
どんなトラブルかと言うと、車のエンジンの調子が悪くなり修理に出さざるを得なかったのでした。
事の始めはサンタフェ。宿舎に戻ってエンジンを切ろうとするとエンジン警告ランプが点灯。翌日朝一番で自分の車種のディーラーに持っていきコンピュータ診断してもらいました。メカニック曰く、
「エラーコードを見る限りタイミングチェーンの問題だと思うけど、穏やかに運転すれば家まで帰れるよ。」
とのこと。本当か?と思うもこの時は具体的な症状が出ていなかったので、とりあえず1時間ほど車を走らせ様子を見ながらアルバカーキに向かうことにしました。すぐ帰るにはI-40を東に行かないと行けなかったのですがテキサス州アマリロまでディーラーがあるような街が数百マイルなく、何かあれば大きな都市の方が選択肢がある、と判断したからです。
この判断は正解でした。高速を走っている時は問題ないのですが、アルバカーキ都市部に入って信号待ちなどのアイドリング時にエンジンが不安定になる現象が出始めました。英語でいうとrattled(ガタガタする)という状態で安全に走れるとは思えません。
サンタフェのディーラーの助言は何だったんでしょうか?
@某車ディーラー
アルバカーキ市内で車ディーラーを探し、車を持っていって症状を説明をすると
「パーツがないし、色々なことが考えられるからここでは直せない。」
と車を一切見ずに言われる始末。要は急な修理を急ぎで入れたくなく、面倒だから他に行け、ということらしいです。ディーラーはどこに行ってもやっぱり駄目だな。
仕方なく不安を抱えながら紹介先に車を走らせました。
@Hans Wittler’s Automotive:
不幸中の幸いで紹介された先の修理屋さんが非常に良かったです。本当に良かったのでこちらで紹介しておきます。
Hans Wittler’s Automotive
121 Elizabeth St NE, Albuquerque, NM 87123(2件あるがこちらに行った)
旅行中と伝えると、メカニックが時間外に時間を見つけて診断してくれ、担当者は直す価値があるかも含めてかかる費用とおおよその日数を教えてくれました。かなりの出費は痛かったですが、故障箇所の写真と必要なパーツを説明してくれたので信頼出来、お願いすることにしました。それでひとまずレンタカーを借りルイジアナに一旦戻ったのでした。
先週修理が終わったという連絡を受けたので、車を引き取るため片道飛行機でアルバカーキに戻りました。有り難いことにお店の人がアルバカーキ空港まで車で迎えに来てくれました。車引き取り後2日かけて戻りましたが、お陰様で車は全く問題なかったです。
ホワイトサンズ国立公園、再訪
ビジターセンター
前回日没の30分前後しかホワイトサンズ国立公園に居られなかったので、日中もう一度立ち寄りました。飛行機で飛んでお金もかかってますから、タダでは帰れません。今回はビジターセンターに立ち寄ることが出来ました。
アドベ建築の建物が可愛らしいです。奥では映画が上映されていて、ホワイトサンズ国立公園の成り立ちを知ることが出来ました。またレンジャーさんが色々と質問に答えてくれました。9月に入ったためなのか、閉園は日没後30分と伝えられました。これはHPの情報と異なり注意が必要ですね。
建物を出てさらに奥に行くとお土産屋さんがあり、そこでソリを買うこと、借りることが出来ました。それほど長居をする予定はなかったので、今回はレンタルしませんでした。
アルカリ・フラット・トレイル
今回は公園に入った後、一番奥まで車を走らせてAlkali Flat Trailを少し歩きました。真っ白な砂丘の上を道しるべ(マーカー)を頼りに散歩します。
このトレイルの道しるべは赤色で、歩く時は必ず次の道しるべを確認してそこに向かって歩くのが大原則です。携帯電波も入る所と入らない所があり、GPSも基地の訓練日程によって正確ではないことがあるとのこと。全行程は5マイル弱ですが、私の場合時間がないので途中で引き返してきました。
名前に「Flat(平ら)」とありますが平坦ではなく、国立公園のHPには「常に18.3メートル(60フィート)の砂丘を登ることになる」という記述があるぐらいです。また砂の上を歩くので、結構体力を使います。ご注意を。
デューン・ライフ・ネイチャー・トレイル
さらに帰り際、入口近くのDune Life Nature Trail(デューン・ライフ・ネイチャー・トレイル)にも立ち寄りました。こちらは真っ白、という訳ではなく草木が混在し、緑と白のコントラストが綺麗です。また全長1マイルのトレイルで、道中全体を見渡せ迷子になる心配もないかと思います。
こちらのマーカーは青でした。
トレイルを入り少し歩いて丘を超えると、ホワイトサンズ国立公園の入口付近を見下ろすことが出来ます。大して登った訳ではないのに、雄大な風景を望めます。
帰途へ
今回はホワイトサンズ国立公園から真横にUS-82 Highwayを使い、途中からI-20でダラス経由で帰りました。アラモゴードを出てからすぐに森林地帯を通過し、砂漠の風景とは一変していて驚きました。リンカーン・ナショナル・フォレスト(Lincoln National Forest)と呼ばれる地帯で、いくつも絶景を楽しめる地点がありました。
この辺りはキャンプやスキーが出来る場所もあるらしく、それなりに宿泊地も点在していました。いつかあらためてこちらを訪問し、散歩してみたいなと思いました。
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