ボルチモア空港からワシントンDCへの列車移動ガイド

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ワシントンDCへ出張

記すのが遅くなりましたが4月頭にワシントンDCでの行事に大学を代表して参加してきました。アメリカ側の人間として招待され、聴講する機会に恵まれました。その内容は疾うの昔にメディアが報道しているのでここでは書かず、2024年現在の行き方や現地の様子を書き留めておきます。ワシントンDCに最後に行ったのは確か2012年なので10年以上も前のことです。

ボルチモア空港からワシントンDCへ

ラフィエット空港ーボルチモア空港

1週間前と直前に出張を言い渡されたため、ワシントンDC内にある2つの空港(ワシントン・ダレス国際空港 (IAD)及びロナルドレーガン・ワシントン・ナショナル空港(DCA))への便は高すぎて検討に入れられず。従ってボルチモア空港(BWI)から電車でワシントンDCに入ることとなりました。ボルチモア空港からワシントンDCまでは45マイル程度の距離です。

備忘録ですが出発日は午前中大学を閉鎖するぐらい天候が悪く、フライトがキャンセルにならないか心配でした。デルタ航空は普段ないラフィエットーバトンルージュ便を臨時運行し、顧客をそこからアトランタに飛ばすことを検討したぐらいです。キャンセルになりましたが。

バトンルージュは車で1時間の距離

遅延しながらもどうにかラフィエットからアトランタ便に乗り、乗換便も変更したものの数時間遅れてどうにかボルチモア空港に到着しました。

都会は明るい@BWI近く

空港から列車の駅へ

ボルチモア空港(BWI)到着後、ワシントンDCに向かう列車(アムトラックもしくはMarkトレイン)への入口を探しました。掲示板ですぐにどこへ行けばよいか確認出来ました。

一番上の案内を参照

Lower level(到着階)で2、8、15、17番のドアから歩道に出るとBWI駅行きの無料シャトルがあると案内されています。私の場合15番出口から外に出てどこに無料シャトルバスが止まるか、探しました。柱に案内がありました。

Amtrak/MARC Rail Station

ここで駅へのシャトルバスを待ちました。実際BWI空港の駐車場行きバスも同じ場所から出るので、必ずバスの前面部にある電光掲示板で行き先をご確認下さい(下図参照)。乗っていた時間は10分ちょいでした。

Baltimore/Washington International Airportと書いてある

BWI駅の正式名称はどうやらBWI Thurgood Marshall駅、のようです。ここで私は小さな失敗をしました。安く行こうと近くにあったMARCトレイン券売機で切符をすぐに購入したのですが、あとで時刻表を確認すると夜遅くのためかDCに向かうMARCトレインがもうないかしばらく来ず、Amtrakで行かざるを得なかったのです。

バス停からほど近いMarcトレイン券売機場

Amtrakのチケット売り場は有人で、ここから道路を渡った駅側にありました。駅員に説明してDCのユニオンステーションへのチケット(Northeast Regional line)を購入しましたが、MARCトレインのチケットはリファンドしてもらえませんでした。結局帰りにこのチケットを使用することになりましたが、皆さんお気をつけ下さい。

夜遅いせいか普通席で5ドルだった

昔ながらのチケットで列車に乗る時に車掌さんに見せる必要があります。確か駅についたのは夜10時ぐらいでしたが、そこそこ人がいて危ないという雰囲気はありませんでした。

アムトラックでユニオン駅へ

列車はほぼ定刻で着て、乗り込みました。

各列車に大きな荷物を置く十分なスペースがありました。トイレもあるかな。

シートは皮なのか合皮かわかりませんが、オフホワイトできれいでした。普通席でも幅も広く座り心地も全く問題なし。前の席との間も十分に空いていました。また電源が窓側に沿ってあり、スマホやPCの充電が可能でした。Wifiも利用出来ました。

快適でゆっくりしたかったのですが、30分程度でワシントンDCのユニオンステーションに到着しました。その駅は大きくはいくつものプラットフォームがありました。

列車を下りて出口に向かいました。基本他のお客さんと同じ方向に向かえばいいのですが、念のため出口はこんな絵面です。

ともあれ無事ワシントンDCに着きました。

ワシントンDC内の移動

今回ユニオンステーションから1駅先離れた場所であるユニオンマーケット付近にホテルを取りました。直前の予約で州の予算内で泊まれるホテルがここしかなかったからです。安さを求めて遠くに泊まりすぎると明日朝が早いので大変なので市内で取りました。一駅ですが地下鉄に乗り変えて「NoMa-Gallaudet U」という駅に移動しないといけません。

日本と同じ「Metro(メトロ)」という表示を見つけ、列車の出口を出て右手に行くと地下鉄へのエスカレーターがありました。

降りて右手の券売機で切符を買わないといけません。

何故こんなところにテキサス大オースティンの広告?

順番が書いてあるので、基本それに従えば切符を買えます。明日明後日と地下鉄で移動する予定だったので、繰り返しチャージ出来て使えるSmarTripカードを購入しそこにお金を入れました。料金は駅間の距離だけでなく時間帯によっても違うので、とりあえず8ドルほど入れておきました。最低料金は2ドルでした。

地下鉄およびバスの切符ですが、スマホでアプリをダウンロード、もしくはオンラインで事前に購入ができるようです。
Cost to Ride

SmarTripカードを使って構内に入るやり方は日本と全く同じ。入口の機械にカードをタップするとドアが開く仕組みです。

レッドラインに乗って一駅北に行って降りました。かなり遅い時間でしたが都会ですので通勤客などで人はたくさんいましたし、怖いと感じることも全くありませんでした。着いた駅も都会で、プラットフォームも明るく安全に感じました。

駅前に大きなビルが

改札を出てホテル方面に歩いて向かいました。駅を離れるとどうかな?と思ったのですが、高架下を歩いても周りは十分明るかったですし、車も人通りもありました。勿論少しはお家がない方もいましたが、それはどこに行っても同じ。アメリカにいるのにまるで東京に戻ってきた感覚に陥りました。

都会の風景に癒される

ホテルに着いたのは12時近くでしたが、チェックインも問題なく出来、部屋に入れました。朝方天候が悪く飛行機が遅延した以外はスムーズな移動でした。この日は翌日に備え、シャワーを浴びてすぐに就寝しました。

まとめ

時間に余裕がありさえすれば、ボルチモア空港からワシントンDC入りは悪くないと感じました。通常のフライトだと列車の往復運賃を鑑みても、こちらに飛んだ方がお財布に優しい気がします。DC内の空港に飛んでも市内に入るには車か地下鉄に乗る必要がありますしね。

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