異なる病院で検査準備や手順の違い
前回、フェンウェイパークでレッドソックスはドジャースと3連戦があるのに、売店職員組合がストライキをしている、と紹介しました。
ファンは純粋に試合を観るだけ?と勘繰っていましたが、代わりの人が売店に立って飲食サービスは提供されたようです。
After labor tensions reach fever pitch, can a deal be reached at Fenway?
ただ記事を読む限り、まだ揉めているようです。雇用主と雇われる側で交渉があり、適切な契約が早急に結ばれることを祈るばかりです。
ストライキ、と言えば地域のごみ収集業者の労働組合が7月頭からストライキ中で、ゴミの回収が著しく滞りまいっています。自分が住むアパートも影響を受け、思うようにゴミを捨てることが出来ません。
Mass. communities take trash company to court as strike drags on
通りには回収されないゴミがダンプスターに積みあがっていて、見た目も臭いもきついです。公衆衛生的に非常に宜しくない。こちらも一日も早い解決を祈ります。
下部消化管内視鏡検査
新しい州に来てプライマリードクターが変わりました。先日面談があったとき、3年ほど前に受けた大腸カメラの話になりました。良性ながら2つポリープを取った、というとそろそろもう一度受けた方がいい、と言われました。
ルイジアナの医師はこの状況なら10年後で大丈夫と言っていましたが、新しい人と言い争っても意味がないので受けることにしました。
比較のためにルイジアナで検査を受けたときの備忘録を紹介します。同じ検査なのに飲む薬も準備も違います。
予約
プライマリードクターから希望の病院を聞かれ、職場に近いTufts大学のメディカルセンター(Tufts Med)にしました。医師からセンターの電話番号をもらい、自分で電話をして予約を取りました。医師と面談をした次の日に電話したらまだ紹介状が届いてなくて、後日かけ直すはめになりました。混んでいるのか、実際の予約は電話をかけてから1か月半以上先となりました。予約完了後、Tufts Medからテキストメッセージが来て、その病院のシステムでオンライン・アカウントを作成、必要事項を記入せよと指示が来たので、従いました。
検査の準備
予約1か月ぐらい前:病院からテキストメッセージで処方箋が出て取りに行きました。いわゆる検査前に大腸をきれいにする薬(GaviLyte G)です。また準備期間と当日の手順を記述した書類へのリンクも送られてきました。
2週間ぐらい前:予約日および手順書をダウンロードして読んだかなどの確認メッセージがたくさん来ました。直接病院から電話でも連絡があり、予約の確認をさせられました。当日誰か付き添いがいないと検査を受けられないよ、とか検査当日24時間は運転だめよ、とかいう項目も確認させられました。
5日前:あらためて予約のキャンセルがないことを確認しました。またナッツやコーン、豆類、生の果物と野菜の摂取、食物繊維を多く含むサプリメントの利用を控え始めました。
前日朝:朝起きたら何も食べず絶食しました。前回お腹に残りにくいものを食べる限り、朝食はとれたんですけどね。許されたのは透明な液体(例:水やりんごジュース、ジンジャエール、ゲータレード)だけでした。またこれらでも赤や青の液体は避けるようにと書いてありました。会社ではリンゴジュースとお水だけ飲んでやりすごしました。
会社に出る前、夕方から服用する薬(=下剤)の調整をし、指示通り冷蔵庫に冷やしておきました。何がすごいってその量です。指示された線まで水を入れますが、4Lです。すべて飲み干すなんて気が遠くなる量です。

夕方5時:早めに会社を出て、5時には家に着き薬を飲み始めました。今回の薬に対する指示は以下の通りです。
- 8オンス(約240ml、約グラス1杯)ずつ、15分ごとに飲むべし
- ボトルの半分(1/2)を夜8時までに飲み切るべし
4Lの薬の成分は以下の通り
- Polyethylene Glycol 3350(ポリエチレングリコール) ー236グラム
- Sodium Sulfate(無水硫酸ナトリウム)ー22.74グラム
- Sodium Bicarbonate(炭酸水素ナトリウム、もしくは重曹)ー6.74グラム
- Sodium Chloride(塩化ナトリウム)ー5.86グラム
- Potassium Chloride(塩化カリウム)ー2.97グラム
水分を増やして排便を促し、腸管の内容物の排除・洗浄を行うようです。味なんですが、何か水より重いものを飲んでいる感じでした。レモン味をつけましたが、それでも美味しくない。240mlは一口か二口でさっさと飲んだ方がいいようですが、美味しくないのでなかなか喉を通らず苦労しました。1時間もするとトイレに駆け込んでは、その間にも薬入り飲料水を飲みこむ感じでした。
検査6時間前(自分の場合午前1時):
Gas-Xという市販薬のタブレットを舐めました。お腹の膨満感を解消するためのようです。その後、同じ手順で残りの2Lの薬水を飲んでは、トイレに滞在しました。終了したのは午前3時でした。自分でもよく合計4Lの水を飲めたと思います。絶対全部飲めない人いるはず。
検査当日
午前6時:
起床。もう一度トイレに行き、電車に乗って病院へ。あまり良く眠れませんでした。病院がある駅で降り、指定された場所(3階)へ向かいました。この辺りは中華街が近いせいか、中国語での表記もありました。

午前7時:
約束の時間よりも早く到着してチェックイン。オンラインで書類を提出していたので、受付で必要だったのは身分証明書とCOVID-19に罹っていないかどうかの質問に答えるだけでした。あと誰が迎えに来るかの質問もあったかな。

数分して名前が呼ばれ、準備室へ。担当者(恐らく看護師さん)に本人確認をされ、その後検査用の服(前だけ隠す布ともいう)に着替えるように言われました。自分の荷物は靴以外すべて袋に入れるよう言われました。

着替えてベッドに横たわると、ECGの電極が貼られ心電図を取り始め、手の甲には麻酔を入れる針を刺されました。前回の検査も同じところから麻酔を入れられましたね。

しばらくして検査を担当する医師が登場、おしゃべりを楽しみました。お互いの簡単な自己紹介で、担当医も大学(Tulane)に通うためにルイジアナに住んだ経験があることが判明。この辺りでルイジアナの話を出来る人は少ない、など軽口を叩いていました。実際は麻酔についても説明がありましたが、1度同じ検査を経験し、日本とは違って検査中は意識なく眠ることも知っていたので、特に質問はありませんでした。
午前8時:
検査の予定時間になり、担当医が私とともにベッドをゴロゴロと検査室に移動。そこであらためて麻酔医ともう一人スタッフ(役割は不明)を紹介されました。そこでも医師たちと会話を楽しんでいたのですが、マスクを付けられた後すぐに落ちていました。何の話をしたか全く記憶にないです。記録によると20分ほどで検査は終了したようです。
午前9時半前:
スタッフに声を掛けられ、目を覚ましました。家族が迎えに来てくれているとのこと。着替えた後、よろよろとリカバリー室から待合室に向かいました。家内いわくスタッフが付き添って歩いてくれたようですが、驚いたことに付き添われた記憶が全くありません。顔すら思い出せません。検査結果の紙を手に持っていましたが、渡された記憶もありません。きつねにつつまれた感じです。
恐らくですがまだ麻酔が完全に切れていなかったんだと想像します。
まとめ
思い出せるがまま、当日の大腸カメラ検査の様子を記しました。ルイジアナで受けた検査とここタフツ大学のメディカルセンターで受けた検査の主な違いは2つです。
1つは下剤の飲み方。個人的にはルイジアナで使用したSutabの方が、今回のGaviLyte Gより楽だった気がしました。お水をたくさん飲まないといけないのは一緒なんですが、GaviLyte Gのお水が重く、味も薬品を飲んでいるようでつらかったです。途中から飴玉舐めて味変させて飲み切りました。
2つ目は検査後の対応。ルイジアナで検査を受けた際は小さい医院だったせいか、自分で目が覚めるまで寝かせてくれ、起床後、検査医が直接検査結果を説明してくれました。アットホームな感じです。タフツは患者が多いせいか、多少急かされて流れ作業的だった印象を持ちました。一方で検査結果と後からメールで来た病理判断の結果は、タフツの方が専門用語を交えて細かい丁寧な説明がありました。一長一短ですかね。
追伸
検査終了後、同じ階の共有空間にロボットのコーヒー屋さんがあったので、興味本位で買ってコーヒーを飲みました。

前日朝から何も食べておらず、コーヒーが美味しくて沁みたのですが、日本だとポリープ切除などを行った場合は刺激物として数日間避けるのが望ましいという記述を後から発見しました。今回ポリープ数個取ってもらいましたが、食事制限について何も言われなかったんですよね(笑)。
それと後日、病理学的検査の結果が送られてきてポリープはどれも良性でした。一安心です。





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