オイルレベルゲージが折れた@トヨタカムリ

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エンジンオイル過剰消費の対処で起きた別な問題

2003年式カムリの問題

オイル過剰消費の問題

以前紹介した通り私が通勤に使っているトヨタ・カムリは走っているとエンジンオイルを過剰に消耗します。

個体が問題というわけではなくエンジン(2AZ-FE)そのものの設計が問題で、長く走っているとピストンリングが消耗しエンジンオイルがエンジンに混入、結果エンジンオイルが消耗することが判明しています。2011年にトヨタはこの問題を認識しtechnical service bulletinを発行、2014年にオーナー側から訴訟があり、2015年に2AZ-FEを積んだ2007-2011年式の(特定の条件に入る)カムリに対し無償修理を提供することになりました。

ところが2AZ-FEを積んだトヨタ車は上のリストに挙げられた車種だけではないです。私の車はこの年式より古いですが、同じエンジンを積み全く同じ現象が起きます。なぜ保証外になったかわかりませんが、恐らく古いからトヨタとしてはそこまで対応したらキリがないという判断からだと思います。

対処法

どの位減るかというと、だいたい1,000マイル走って約1クォート(=~1L)減ります。ディーラーでオイル交換するときは5クォート入れているはずなので、ディーラー推奨の5,000マイルごとのオイル交換よりはるか前にオイルが足りなくなります。現象としてはブレーキを踏んだ時に一瞬エンジン故障のランプが点灯するので、すぐに分かります。

ディーラーのメカニックと相談したところ、有償でエンジンピストンリングを交換するよりも、3,000マイルごとにオイル交換するか、適宜エンジンオイルレベルを確認して自分でオイルを付け足したほうが安いし実用的でいい、とのこと。私は後者を選び、2週間に1度はエンジンオイルを確認するようになりました。追加で投入するエンジンオイルはトランクの中に常備してあります。そのオイルは少しずつ入れられるよう、1クォートの容器に入っているものを購入しています。トヨタのエンジンオイルはMobilが作っているを知っているのでそれを使っていますが、別に継ぎ足すだけならどのメーカーでも極論いいかな、とは思います。

Mobil 1 High Mileage Full Synthetic Motor Oil 5W-30, 6-Pack of 1 quarts

エンジンオイルレベルのチェック

言うまでもないですがエンジンオイルのレベルをチェックするにはディップスティック(オイルレベルゲージ)を使います。私の車は古いためエンジンに直接刺さっていないタイプで、ガイドの筒経由でエンジン(正確にはオイルパン?)に突き刺さっているはずです。画像だと黄色取っ手がディップスティックです。

やり方も言うまでもないですが、ディップスティック(オイルレベルゲージ)を引き抜いて一度拭いた後、もう一度入れてスティック先のゲージにどこまでオイルがつくかで判断します。ど素人でも簡単に出来る作業ですが、走った後だとエンジン周辺が熱いので冷えた状態で行う方が安全でしょうか。

オイル残量不明?

今日も出かける前にエンジンオイル量を確かめるべく、ボンネットを開けディップスティックを引き抜きました。着いているオイルを吹こうとすると、あれ何か短いことに気づきました。よく見るとオイル量を読むためのゲージ部分が短いというよりありません。

一瞬狐につままれた感じでしたが、前回筒の中に入れた時に折れたんだろうと判断しました。このような状況があるのかと調べたのですが、古いとあるようです。

トヨタのゲージの場合、オイル量を読むところがプラスティック、その他の部分は鉄で出来ているため、その接続部分が弱いようです。私の場合もその部分が折れた感じです。日本語で記事を読むと大変、英語で記事を読むと大したことない、という感じですが、こういう時は都合よく英語のコメントを信じることにします(笑)。理屈を考えてもスクリーン部分が捕まえてくれるか、オイル交換の際にそのまま出てきそうかな、と。自分でオイルパンを外して作業するまではなさそうです。ディップスティックのガイド筒を外してその中身を確認するぐらいならしてもいいかな。

Removing Broken Dipstick Camry 2AZFE

交換部品

念のためすぐに交換するディップスティックを探しました。トヨタの純正製品だと

だそうですがディップスティックですし、構造的に弱い部分があるので純正ではなくafter marketの製品でもいいかなと思いました。対応品を探すと以下の商品が見つかりました。

金額的には10ドル弱の差です(純正:23.96ドル、対応品:14.32ドル)。純正と素材が一緒、と書いているので信じることにし早速注文しました。商品到着後、確かにフィットするかどうか確認し、こちらで報告したいと考えます。

まとめ

アメリカで長く車を乗っていれば、日本では滅多に起きない事象も普通に起こるようです。今回は典型的な例でしたが、ディップスティック損傷はマイナーな事象と判断し、経過観察することにします。

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