米南部地方都市で市バスに乗ったときの話

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都会以外でも公共機関を利用した

言わずもがなアメリカは車社会です。電車や地下鉄など公共機関を利用して通勤・通学出来る地域は非常に限られています。NYC、ボストン、シカゴ、ワシントンDC辺りだけでしょうか。

その他の場所では徒歩や自転車圏内でない限り自分の車での移動が必須です。しかしこの度事情により車が手元から離れていたので、しばらくの間市バスを利用しました。その時の体験記です。

停車中に後ろからぶつけられた

ことの始まり

実は1月終わりに交差点で赤信号を待っているとき、突っ込まれて後ろからぶつかられました。後ろのバンパーが凹み塗装が剥がれましたが、こちらの感覚だと大したことないというのが相手の主張。以下の写真だと暗くて凹みが分かりづらいですが、塗装が剥がれているのはわかるかと思います。

それでもぶつけた人と話し合い、警察をかまさない代わりに保険を使わずその人がポケットから修理費用を支払う、ということで同意。その日は連絡先とIDを写メして分かれました。

払うと言っても払えない

いつも通り3社に行って修理の見積もりを取りました。それを先方に提出して一番安いところで修理、のはずでしたが自分がおもっていた額より高くてご不満に。見積もりをとった会社に電話しては修理内容と金額を確認してようやく修理OKとなりました。しかし今度は一括で払うお金がない、と言い始まる始末。それじゃ保険使うよ、と言うとそれは止めて欲しいと嘆願されドロ沼へ。結局は修理を認め、板金屋さんで修理を始めることとなりました。

修理自体は部品が来た後1日で終わったのですが、支払いが完了しないと車を引き取れないとのこと。なんだ先方はクレジットカードを持っていないのか、リボが使えないのか、とまたビックリ。散々待たされた挙げ句、受け取れたのは3月終わりでした。やれやれです。これだからこの辺りの人は面倒くさい。それでも正直に払ってくれたことは、まだマシな例です。

市バスの利用

車がない間、大学のオフィスに通うのに市バスを使っていました。幸いなことに市バスの一路線はアパートのすぐ近くにバス停があり、大学近くにもバス停がありました。乗り換えもありません。

Lafayette Transit System

運賃は1ドル(現金)で、通勤時間だと1時間に2本出ています。近くのバス停の位置、到着予定時間はGoogle Mapで調べられるので、便利でした。もっともその時間にバスが来るかどうかは、運ですけどね。

朝はほとんど定時にバスが来て予定通りの時間で目的地に到着していました。車体は総じて新しかった印象です。

Lafayette City Bus

どこにでもあるように、前には自転車を乗せることが出来ます。また乗り降りの際、車高が低くなるなど高齢の方にも配慮された作りになっていました。日本と同様、運転手の目の前でお金を払い、乗車する仕組みです。

時間は合っていないのですが、日時の表示がありました。また天井に赤いカバーがついた機器が見えますが、これは治安対策の監視カメラです。車内に6個ぐらい設置されていました。中は総じて綺麗でしたね。もちろん落書きはありません。いまだ「マスク着用推奨」ポスターがあったのはご愛嬌。

朝8時台のバスだと他に乗客がおらず、途中どこにも止まらずに目的地のバス停に着きました。逆に夕方の帰りは頻繁に止まり、乗客もそれなりにいました。お陰様で乗車中、不安になることは特になかったです。おばちゃんに話しかけられたことぐらいでした。

降りる時ですが、こちらだと窓に沿って張ってある紐を下に引っ張ると「次止まります」が点灯しました。私に問題が起きたことはなかったのですが、他の人の場合、一度だけですが左車線から降ろすために一番右の車線に行けず目的地を通過してしまったことがありました。まぁドンマイです。

感心した点は車内で無料Wifiが提供されていたこと。これはびっくりでした。万が一地域に詳しくなくてもスマホなどでバスの位置情報を獲得出来、降りる場所を知ることが出来るのです。東京のように5Gのスマホが普及すればWifiは必要ないのかも知れませんが、米国南部の高齢者が必ずしも所持しているとは思えないので、いいシステムだと思います。

まとめ

時間に余裕があれば、の話ですが市バスを利用するのは悪くないと感じました。日中だったせいもありますが、危険だと思ったことは一度もありませんでした。必要に応じて選択肢の一つとして覚えておこうと思います。

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