アメリカでオンライン授業を教える認定資格を取るー音声や動画で直接動画にコメントをつける方法(ボイススレッド)

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今日はNFLのディビジョナル・プレーオフの試合でした。パッカーズとバッカニアーズの試合を少し観戦しましたが、寒い(寒すぎる?)ことが影響したかお互いミスがあり、同様にチャンスがありました。ただパッカーズはサイドラインのコーチの判断がかなりまずかったと思います。一方でタンパベイは勝ったことにより、史上初めて自分の本拠地でスーパーボウルの試合が出来るチームとなりました。

NFLは今季新型コロナが流行しようとも全て試合を完了ーしかしプレーオフでも主役はウイルスかも?!

オンライン講義をするための授業を受講

実は今週も現在勤務する大学が制定する公認オンライン教員になるために、オンラインの授業を履修しました。以前も紹介したようにQuality Mattersという機関のプログラムを必要な分だけ受講するのですが、今回自分にとって必要な単位としては最後のものになります。

Quality Matters

オンラインで教えることに賛否両論出ていますが、教える側としてはものすごく手間のかかる作業です。同期をしない授業をする(指定の時間に授業をせず、生徒が好きな時間にオンラインで授業を観る)場合、一度動画を作ればそれをかなり使い回せますが、それをすべて一度作り上げるのが大変です。授業スケジュールもガチガチに作り上げて、一つ一つの目的、課題、宿題、テストが成績に反映するように明示しないといけません。これはこれで勉強になりましたが、原則論だけ学んでいるとこちらも結構退屈しました。

オンライン・教育ツールとしてのボイス・スレッド

具体的なツールとして以前も紹介したボイス・スレッド(VoiceThread)が使われました。

VoiceThread(英語です)

以下のページに日本語で説明があるので紹介します。

「世界のデジタル教育ツール10選」(2つめ)

プレゼンをするときに使うツールです。個人的にはなぜこのツールを使用することが推奨されるか、あまりわかりませんでした。生徒がプレゼンを吹き込み、周りが動画や音声のみ、もしくは文字でコメントを残す。動画では編集することが一般的なのに、このソフトは(少なくとも私の理解では)一発撮りのみ対応です。生徒は上に書いた種々な形態(動画、音声、テキスト)で動画に直接コメントを残せますが、実際の授業では出席点を与えない限り使ってもらえそうにありません。良い点は英語だと字幕が自動で生成され、後で自分でもそれを編集出来ることです。私の強い日本語アクセントでもかなり音声認識率は高く(少なくともパワポの機能より高い)、またつけたキャプションはファイルとしてダウンロード出来るようです。オンライン授業だけの場合、まずは自己紹介で使って、生徒、教員が少なくとも顔と声をお互い認識させようかな、ぐらいのアイディアしか思いつきません。

オンライン授業の効率を考える

先週別な大学の先生とズームで話す機会がありましたが、オンラインで授業をするにあたり準備期間が莫大に増えたと言っていました。自分なりに工夫し、今までより細かく資料や課題を設定して望んだが、やった割に生徒からあまり歓迎されなかった、と嘆いていました。私も似たような状況でした。私の場合オンラインと言っても必ずある曜日の決まった時間に授業を行っているので伝達方式が「遠隔」なだけですが、ほとんどの生徒は出来るのなら対面授業を希望しています。

人が目の前にいる、ということで場の雰囲気や強制力が集中力を高めるのか、カメラの視点より広い人間の目に入る情報が理解や暗記を助けるのかはよくわかりません。自分の手を使ってやる実習はオンサイトがいいに決まっていますが、授業はなぜ対面のが良いか、もっともらしい理由を聞きたいとは思います。

一方で私個人としては学ぶのに時間がかかるものの、オンライン化が進む過程で色々と新しい技術を学べる機会はオイシイと前向きに考えるようにしています。ただ大学が提供しているソフトやサイトは技術的にかなり古いという印象です。若い世代が使う今のアプリはもっと進んでいると思えるからです。本来なら教員にPCではなくタブレットやスマートフォンを配布して、生徒とのデジタルデバイドを解消するような試みを大学側は提供してくれないか、と以前提案してみましたが、一向に返事はありません。

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