ファッションから観る大統領就任式ーサンダース上院議員からハリス副大統領、そしてその義理の娘さんまで

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ファッション・デザインを通じて大統領就任式の様子が今でも話題

ルイジアナは暖かくなってきた

日中ここルイジアナ州ラフィエットは70F(約21℃)を超え湿度もあり、暖かい1日でした。大学のオフィスに行くときも半袖のポロシャツで十分でしたが、部屋に入って仕事を始めると、なぜか寒い。何でだろう?と思って天井をみると冷房がついていることに気がつきました。こんな気候だと私の大敵、花粉の飛来も近いはずです。実際明日以降の予報を調べてみたら以下のようでした。Pollen.comより。

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新型コロナウイルスも気をつけないといけませんが、私にとって花粉症も厄介です。憂鬱な季節が始まるのですが、今年はアメリカでも堂々とマスクをして人前に出られるのは不幸中の幸いかな、と思っています。

就任式でのファッション

アメリカでは今のところどうにか無事平穏に新しい政権に移行しています。新しい政策や元大統領弾劾裁判まで、政治は動いていますが、今日は就任式のファッションについて記そうと思います。もっとも自分にファッション・センスがあるとは思えず、見た目周りに迷惑をかけなければいい、程度の感覚の持ち主でしかありません。あしからず。

アメリカでの話題その1、サンダーズ上院議員

恐らく一番の話題は現大統領と予備選でも争ったバーニー・サンダース上院議員の服装のはずです。今でもSNSで色々なコラージュが投稿され、笑いを振りまいています。日本語・英語でいくつも紹介されているので、両方を引用します。

私はミトンの手袋を持っていませんが、私も同じような歳で彼の立場だったら同じような服装をしているだろう、と告白しておきます。機能重視で温かく、このご時勢だからマスクして距離を保ち、じっと座って待っている。何も話題になることはないと思いますが、彼の支持層が若者であることも幸いしているんでしょうね。

彼はこのイジりを怒ることなく逆に利用してその写真が入った洋服を売り、売上を低所得の高齢者向け生活支援プログラムに寄付することを思い立つのですが、これが当たってます。

以下がその服を購入出来るサンダース議員の公式サイトですが、今も売り切れて購入出来ません。

アメリカ人のこういうユーモアはすごく好きです。

アメリカでの話題その2、カマラ・ハリス副大統領

女性初の副大統領ということで、彼女が着ていた服装もすでに日本語でも報道されています。個人的にわかりやすかった日本語の記事は以下のものです。

注目は紫色のコートなのですが、クリストファー・ジョン・ロジャースさんがデザインしたものでした。ほとんどの日本語記事だとニューヨークを拠点とする黒人のとか、南部出身のデザイナーと言う紹介でした。調べてみると一つだけ「ルイジアナ出身」と記述されていました。

ルイジアナの人にとっては、南部だけでなく「ルイジアナ出身」というところで琴線が触れ、誇りに思うわけです。もちろん当日ルイジアナ地元の新聞でこのことが書かれていました。

彼はルイジアナ州バトンルージュ出身だそうです。

Rogers is a graduate of Baton Rouge Magnet High School and attended the Savannah College of Art and Design, launching his brand in 2016. In 2020, Rogers won the Council of Fashion Designers of America’s prestigious American Emerging Designer of the Year award in 2020.
(ロジャースはバトンルージュ・マグネット・ハイスクールを卒業後、サバンナ美術大学に通い、2016年にブランドを立ち上げた。2020年、ロジャースはカウンシル・オブ・ファッション・デザイナーズ・オブ・アメリカの権威ある「American Emerging Designer of the Year(アメリカン・エマージング・デザイナー・オブ・ザ・イヤー)」を受賞している。)

ルイジアナ州バトンルージュが地元だけでなく、学びもジョージア州サバンナ(フォレスト・ガンプの映画撮影で有名)の大学でド南部、ということわかります。ちなみに少々嫌らしいですが、このコートのお陰で

だそうです。出るべき人が出ていける文化は大事です。

アメリカでの話題その3、カマラ・ハリス副大統領の義娘エラ・エムホフさん

最後にもう一人話題になった人がいます。こちらもすでに日本語で記事になっていますが、ハリス副大統領の義娘エラさんです。

ファッションに無頓着な私でも感性の「違い」がわかる人でした。ニューヨークにあるパーソンズという美術系の大学に通っているそうです。彼女のお母さんのインスタを観ると、前日ワシントンDCに着いたときはこのような服装でした。(真ん中がエラさん、右側がお母さん)。

 

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当日の服装に対し、どのように望んだかその本人と協力したデザイナーのインタビューもVogueの日本語版で紹介されていました。

何度でもいいますが、出るべき人が出ていく世の中でないといけません。

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