LSUの教員、反旗を翻す
一昨日ルイジアナの州立大学は秋に学生がキャンパスに戻って時、ワクチン接種を義務化しない、という発表をしました。
これに対しルイジアナ州立大学の2人の教員が安全面から義務化を求めたようです。
法律家によるとワクチンの接種を義務付けることができるかどうかの問題は裁判所で判断される可能性が高いと言っています。昨日日本語訳したファクトシートを読めばわかる通り、もし裁判所で争われれば(緊急使用が許可されただけなので)法律的な観点から義務化は困難であることが予想されます。公衆衛生の観点から時限立法で「緊急もしくは臨時許可の可能性」を州議会で議論されないかなぁとも思うのですが、上の記事のように一番分かっていない「がん」は州議員なので残念ながら期待出来ないでしょう。しかしキャンパス内の安全を自分らで制定出来ないのもどうかと思いますけどね。
ルイジアナ州議員(特に共和党)のワクチン接種状況と迷走っぷりを確認したい方はこちら。開いた口が塞がらなくなるので要注意。
アイオワ州では半分近くの郡が「ワクチン追加供給いりません」
中西部に位置するものの田舎っぷりではルイジアナに負けていないアイオワ州では、希望者が減ったからワクチンが余っていて、追加配布の必要がなくなっているようです。
99郡のうち43郡でいらないよ、だそうです。ちなみにアイオワ州は1月21日以降新規感染者率で全米でワースト7位、死亡者は17位となっています。また州内のワクチン接種完了率は以下の資料によると4/12の時点で28.87%(全米15位)でした。ルイジアナ州は23.72%で全米41位(ワースト10位とも言う)なので、ここよりは少しまともという程度で目標である75~80%からは程遠い段階での出来事です。
インディ500は135,000人の観衆を入れて開催
こんな中インディアナポリスで5月の最後の日曜日(メモリアルデーの週末)に行われるインディ500では13万5千人の観衆を入れてレースを開催することが発表されました。
もっともこの数字は収容人数の40%程度です、3月に同都市で行われた大学のNCAAトーナメントの状況を鑑みて決められた模様です。私も一度だけ訪れたことがありますが、このスピードウェイは非常に大きく、25万席以上のグランドスタンドを持ち、敷地全体では40万人近くを収容出来ます。自分で撮った昔の写真があるので、雰囲気を伝えるべくここにアップします。
屋外の会場かつとてつもなく広いのですが、パンデミック下で観客を入れた一番大きなイベントになる、とのこと。ちなみに先週アラバマ大学のスプリングフットボールの試合(紅白戦)では47,218人入れてやったそうです。これだと収容人数の50%程の入りかな。
今年の観戦の注意事項として、スピードウェイは5月15日のロードコースイベントを皮切りに車がコースを走行する日はすべて観客に開放されるものの、インフィールドにある観戦用のマウンドを閉鎖し、そこへの一般入場券は販売されないそうです。私の経験からすると車の走る音がすごく、ヘッドフォンなしには会場に長くいられないので(頭痛や耳鳴りがひどい)、どうしても現地で観戦した人は外でBBQしながら必要なときだけなるべく人混みを避けて入退場を繰り返すのがいいかと思います。ちなみに駐車場代金は入場料とは別なのでご注意を。
日本もどうしてもオリンピックを開催するのなら、この規模で行うイベントの対応を参考にするといいのかも知れません。
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