ニューハンプシャー州で見た日本の歴史
先週末、シーポートに出かけたらリクルートスーツを着た若い方を多く見かけました。コンベンションセンターで行われたボストンキャリアフォーラムに参加してたんだと思います。彼らに幸運が訪れたことを祈ります。
先週は市内で日本語を多く耳にしましたが、今週は元に戻ってしまいました。少し寂しくなりましたね。
ニューハンプシャー州ポーツマス観光
こちらに来て通勤が地下鉄になったので、車に乗る機会はめっきり減りました。それでもたまにドライブに出かけたくなります。地理的な便宜上、我々は良くボストンから見て北の方角、ニューハンプシャー州やメイン州までなんとなく出かけます。日帰りばかりですけどね。
ベテランズデーにはニューハンプシャー州のポーツマスに行ってきました。うちからは車でI-95経由で1時間ちょっとの距離でした。

I-95のこの辺りはマサチューセッツからニューハンプシャー、そこからすぐメインと短時間で州境を通過することになります。ポーツマス市はニューハンプシャー州に位置しますが、川の向こうはメイン州でした。
Elephantine Bakery
この市を訪問した理由は行ってみたいパン屋さんがあったから。先週も行ったシーポート地区で人が良く並んでいるお店があるのですが、自分たちは待つ時間がなかったので名前だけメモをしておきました。あとで調べるとボストン店舗は今年9月にオープンし、その本店がポーツマスにあることが分かりました。ならば本家に行ってみようとなったのです。
Elephantine Bakery (10 Commercial Alley #2, Portsmouth, NH 03801)

寒い日(今年初めて雪が舞いました)でしたが、ここも並んでいました。15分ぐらいしてパンとコーヒーを注文、店内で食べることが出来ました。こじんまりとしたお店でしたが、雰囲気のある場所でした。私はオリーブの入ったパンを食べましたが、塩加減がちょうどよく美味しかったです。
その後ダウンタウンを少し散歩をしました。こじんまりとした街ですが、個性のあるお店がたくさんあり、日帰り旅行と気分転換の散歩にはもってこいの場所です。所謂こじゃれた街ですが、地元の人に言わせると昔はこうでなかった、と言っていました。

Kaffee Vonsolln
散歩は心地良かったのですが、その日は寒くずっと外にいるのは無理な話。ネットで評価が高かったカフェを見つけてそこでお茶休憩しました。オフシーズンになると早めに閉めるお店が多い中で、ここは夕方でも開いていました。
Kaffee Vonsolln (79 Daniel St., Portsmouth, New Hampshire 03801)

元々はドイツ人のパン職人が開いたお店とのこと。現在はアメリカ人家族がお店を買い取り営業しているようですが、今でもその伝統を引き継いでいるようです。
先ほどのベーカリーカフェでコーヒーを飲んだので、ここではアップルサイダーを頂きました。お陰で身体を温めなおすことが出来ました。
John Paul Jones House
お茶をした後、このまま帰ろうとしたのですが、ポーツマスというと日露講和条約を結んだポーツマス?という疑問が湧きました。イギリスのポーツマスかニューハンプシャーのポーツマスか分かりません。グーグルに聞いてみるとニューハンプシャーのポーツマスだったらしいので、日本の歴史を少し探訪するべくPortsmouth Historical Societyの建物に立ち寄ることにしました。
Portsmouth Historical Society(10 Middle St., Portsmouth, NH 03801)
訪問した時間が遅く、開いていたのは僅かなスペース(お土産コーナー?)でした。ポーツマス条約に関する博物館(John Paul Jones House)に至っては、シーズンオフなので閉館しているとのこと。
John Paul Jones House (43 Middle St., Portsmouth, NH 03801)
それでも受付の人と少し話し、日本人だと言うと奥のフィルム部屋に案内してくれ、日露講和条約の話を含めたポーツマス市の歴史に関する20分程度の動画を見ることが出来ました。条約に関する話だけでなく、ここもボストン同様大きな市になる可能性はあった、という点は興味深かったです。
最後に折角なので博物館の前でも写真を取ってきました。元々は18世紀の海軍監督の家だそうです。

色々なサイトで記述されている通り講和条約の署名を行った場所は、川向こうのメイン州キタリー(Kittery)の海軍工廠(造船所)ですが、事前交渉はポーツマス市内でも行われたとのこと。1905年9月5日午後3時47分に条約が結ばれた瞬間には、この場所も含め市内中で平和を祝う鐘が鳴り響いたという逸話があります。素敵な話です。
日露講和条約調印120年を記念して、実は今年の9月にもイベントが開催され、その時同様に市内中で鐘が鳴らされたとのこと。
Portsmouth celebrates 120th Treaty anniversary with bellringing
もっと早くにこのイベントを知っておくべきでした。厳しい冬を越して春になったらこの博物館を訪れようと思います。
まとめ
ニューハンプシャー州ポーツマスはボストンから1時間程度のドライブで訪問出来ます。街自体は大きくないので1日あれば十分に堪能出来ます。
ヨーロッパの街並みが多く残りカフェやレストランが十分に存在します。散歩して街や埠頭を見て歩くのは楽しいです。またこの市の博物館を訪れて、日本の歴史とともにポーツマスが果たした役割を学ぶのも悪くないかなと思います。



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