米大学に入るとこんな行事に参加する、という例

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とある普通の大学の日常

毎年のことですが、ハロウィンが過ぎるとあっという間に時が過ぎ、秋学期が終了していました。自分でやりたかったこと、中間管理職として課されたこと、など色々やらないといけないことは残っていますが、一区切りは一区切りです。

スノーデー(Sneaux day)

米国最南部ルイジアナで雪が降るのはごくまれな現象です。ここに9年近くいますが、空に白いものが舞ったのは一度だけです。気温で言うと50F(摂氏で10度)を下回る日があれば、極寒です。人々はダウンや毛糸の帽子、ブーツなどを着込む始末です。

子供たちは雪という言葉を知っていても、実際に見たり触ったりしたことがありません。そんな子供たちにホワイトクリスマスを体験させよう、ということで大学が(小さい場所ながら)人工雪を降らせて遊ばせる企画があります。スノーデー(Sneaux day)と呼ばれるイベントです。知り合いのお子さんが訪問してくれたので、私も今年立ち寄ってきました。

eauxは「オー」と読む

当たり前ですが、人工雪とはいえ冷たいです。子供たちははしゃいで雪合戦をしていました。雪だるまを作るには少し雪が足りないですかね。

雪はすでにぐちゃぐちゃ

このほかに学長が住むプレジデント・ハウスが解放され、そこで子供たちはサンタクロースと写真を撮れるようにもなっていました。マシュマロや暖かいココアも提供されていました。

学長のおうち

上の写真を撮ったときは時間がかなり遅いため、待っている人は少なく見えますが、一番長い列をなしているときは手前の白い門までつながっていました。

卒業式(Commencement)

日本で在学した大学だと卒業式は恐らく年に一度でしたが、現在勤務する大学は年三回あります。ご丁寧なことに秋、春、夏学期の終わりに開催しています。

もちろん主役は卒業生ですが、次はその親御さんや親族ですが、枯れ木も山の賑わいで教員も基本全員参加させられます。これまで米国で在籍した4つの大学で、そんなことを求めていたところはなかったので不思議です。

嫌なこと

自分はさらに中間管理職になり、ステージの上に座らさせられて座る機会を頂いています。式の簡素化のため、私のセリフが割愛される運びになったのは良いことですが、子守歌のように聞こえる無機質な英語には眠気を誘われます。ステージの上で約1時間半、ただ座っているのは修行(苦行?)です。角帽にガウンといったアカデミック・ドレスを着用しますが、はっきり言って似合いません。

卒業生がステージ上を歩いている時、一人ひとりに拍手はしていますが、苗字を聞いてはアルファベットでどこまで進んだかを何度も気にかけているのは内緒です。

良いこと

何もしなくても一番前で目立ってしまうステージ・パーティは「大変」の一言なのですが、多少良いことはあります。今回はそれを紹介しましょう。

1、椅子が良い
パッドが厚い

式には学生、保護者やゲスト、そして教員の全員に椅子を用意しなくてはいけないので、一般の方の椅子は日本でいうパイプ椅子です。ところがステージ・パーティとなると、本当に座る人にその価値があるかどうかは別として、多少いい椅子が用意されます。上の写真のようにお尻の下や背もたれのパッドが厚いのです。これは長時間じっと座っている時に効果を発揮しています。

2、ペットボトルの水が提供

米国、ましてやルイジアナという土地柄、式が行われる会場へは最低限の荷物だけが許され、その荷物も必ず検査されます。お水などの持ち込みは禁止され、会場内で喉が渇いたときはコンセッションで購入しないといけません。

ところが有難いことにステージ・パーティにはペットボトルのお水が用意されているんです。

足元に注目

ステージ・パーティは話す必要があることが考慮され、お水が用意されているはずです。しかし自分の場合はここの所セリフがないので、眠気覚ましに冷たいお水を口に含んでいます

3、最初に入退場可

式の中では場内でゲストが待ち、ステージパーティ、教員、そして学生という順番で入退場します。出入口は一つなので、長い列をなして歩くのですが、これが最後の方だとかなり待つはめになります。ところがステージパーティは常に一番最初に歩くことが出来るので、気分的に楽です。

ただし式が終わった後、立場上多くの親御さんと話しをしたり、生徒さんと写真を一緒に撮ったり、というタスクが発生することも多々あります。

まとめ

以上、自分が経験した普通の州立大学の行事を2つ紹介しました。どなたかの参考になれば幸いです。

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