TOTOのウォシュレットを購入、自分で設置する方法

washlet-toto
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海外でも日本生活と同様のトイレ仕様にする

コストコで日本製ウォシュレット発見

以前にコストコでTOTOのウォシュレットが販売されている、という記事を書きました。アジア食品店などの展示でほかの国の製品を見かけたことはありましたが、日本製はなかったので当時は見送りましたが、その時はTOTOということで衝撃的でした。

その後何度かコストコに行きましたが、その前を通るたびに自分の所にも導入しようか悩んでいました。日本では使っていたので快適さは理解していましたが、導入コスト(セールで$312)、そしてアパート住まいでいつまで同じ所に住むかわからないことが気になり踏み切れませんでした。

下調べ、購入過程

衛生面そしてトイレットペーパーの節約を考えて本気に導入を決意したのは今週のことです。まずは実験的な導入にあたり、もう少し安いタイプはないか調べました。TOTOはアメリカに進出していてウェブサイトがあり、販売しているウォシュレットの種類もいくつかあることが分かりました。

あくまでも試験的に導入したかったので、コストコで販売されているモデルではなくエントリーレベルのものを調べるとSW2014 WASHLET A100 – ELONGATEDという型番がそれに該当しました。水で洗ったあと風が出るタイプではないですが、水圧は5段階、水温も3段階あり、また便座も3段階の温度で調整出来るので十分と思われました。

Compare functions

上位機種はリモコンを使ってこれらを調節します。しかしアメリカですし多少かさばっても便座の横にコントロールパネルがある方が機能性がよく、リモコンをなくす心配がないと考えたので、この型にすることにしました。

ただ確認することがありました。アメリカにはトイレの形がround(丸い形)とelongated(細長い形)の2種類あることです。この型はelongatedと書いてありますが最初違いがわからず、探しました。

shape of toilet

アメリカの図らしく縮尺は滅茶苦茶ですが、真ん中が16.5インチ程度がround、18.5インチと細長いのがelongatedということでした。アパートで確認すると形からelongatedであることが分かり、WASHLET A100 – ELONGATEDが対応していることが分かりました。実際ふたのヒンジとなる部分からトイレの端を測ると18.5インチ程度でした。

次にTOTOのサイトから「Buy Online」でどこから購入するか比較検討しましたが、Amazonが一番安い価格を提供し、送料無料だけでなく購入後30日以内では無料で返品できることも分かったので、えいっとそこから買うことにしました。ちなみにコストコで販売されていたモデルはSW2024#01 A200 WASHLETで、値段的には100ドルほどコストを抑えたものです。

ただし購入時には上の値段に税金がかかるのでご注意下さい。私の場合は5月25日に注文したら今日28日に配送されました。UPSが配達しましたが思ったよりずっと到着が早かったです。

ウォシュレットの導入手順

箱とその中身

当日ウォシュレットは以下のような箱で配送されました。配送時に角がぶつかって潰れないように丁寧に補強されていました。

Washlet delivered

早速中を開けてみました。

Items in the washlet box

入っていたものはウォシュレット機器一式、組立説明書(WASHLET Installation Manual)、取扱説明書(Instruction Manual)でした。説明書は残念ながらどちらも日本語はありませんでした。

導入手順

ウォシュレット導入にあたりまず必要なものを検討しました。

Tools

マニュアルには上の図にある道具が必要とありましたが、実際に必要だったのは

  1. スクリュードライバー(B-1)
  2. 巻き尺(B-2)
  3. 排水受け(B-6)

でした。手順ですがマニュアルに沿って以下のように行いました。

1. 水の元栓を閉める

通常便器の後ろ側にある水の元栓を探し、手で閉めました。言うまでもないですが閉めるときはねじが進むような方向、つまり時計が回る方向に回します。

2.入れ替え

step 2

タンク下にある水の大元の栓を外し、ウォシュレットキットに入っていた部品を間にかまします。タンク下にある栓を外すとき、水が出てくるのでまずはそれを皿で受けて排水します。私は普通のごみ箱を排水受けに使いました。

draining water

A-6ですが、実際は次のような部品です。

part A-6
これをタンク下と水を運ぶ線の間に道具を使用せずはめ込みました。以下が手順2 完了時です。

part A6 inserted

3.便座を外す

まずは現在着いている便座を外さないといけません。これはタンク手前のカバーを上に外すことでねじが見えます。

bolt

手で外れない場合は、隙間にマイナスドライバーをねじ込んで少し上にひねれば開けることが出来るはずです。私の場合左右2つのボルトを外すことで、簡単に使用中の便座を取りはずすことが出来ました。

4.便座を取り付ける前準備

次に以下のパーツを取り付けました。

part at the hinge

便器側の穴にはめ込む部分はゴム製で、少し水にぬらすと簡単にはめ込むことが出来ました。はめ込む際タンク側(Back)と手前(Front)という方向があるので間違えないように注意してはめ込んで下さい。

その後ねじを締めるのですが、左右ねじの位置が同じようになるように注意して下さい。必要ならばねじを緩めることで位置を変えることが出来ます。私は当初下の図のようになり、左側を調整して下にずらし左右がタンクに対して平行になるようにしました。

bolt fixed

またねじはねじ頭が完全に隠れるまでスクリュードライバーできちんと締めて下さい。これで便座をはめ込む土台は完成です。

5.便座の取り付け

docking
次にこの土台に対して、便座を取り付けます。英語では便座を台座に「カチッ」という音が聞こえるまではめ込んで下さい、と説明しています。最初具体的にどうするかわかりづらかったのですが、台座を袋から外し裏側を見たら理解しました。

daiza rail

このレールのような所を台座の真ん中部分にはめ込むのでした。確かにゆっくりとこのガイドに沿って便座をまっすぐ入れると、特に力を入れることもなくすんなり台座にはめ込むことが出来ました。

上の図のように目視で便座の先端が便器にきちんと届いているか確認しましたが、当初測定で18.5インチの距離があった通りにきちんと台座が便器の端に届いていました。

カチッと音がするまではめ込むと、引っ越しの際に取り外せるか気になるところですが、全く問題ありませんでした。

quick release button
右側に確かにボタンがあり、それを押しながら手前に引くと簡単に台座を取り外すことが出来ることを確認しました。

6.水が便座に行くように配線

最後にタンク下のパーツ(A-6)横に台座から出る線を接続しました。上図のように工具を使わず手で締めました。以下が完了図です。

water line is plugged

次に電気コードをタンクの裏に配線し、プラグを電源に接続しました。最後に水の元栓を忘れずに開けて作業を終了しました。初めてだったのでおっかなびっくり説明書を読みながらやりましたが、正味30分程度ですべての工程を滞りなく完了できました。

washlet settled
実際座りスイッチを入れると、確かに台座は暖かく設定でき、また下から温かいお水が出て快適でした。当たり前ですが感覚は日本のウォシュレットを使ったときと同じで、海外でもこれが使えるようになったかと思うと感動すらしました。

まとめ

  1. アメリカで販売されているウォシュレットは何種類も存在するので、必要な機能と予算から選んでください。その際、自分の家のトイレが「round」か「elongated」かをご確認下さい。また便器の近くに電源が確保できるかも確認下さい。
  2. 購入にあたり少なくともアマゾンは返品の場合も無料なので安心です。
  3. 設置にあたり実際に必要な道具はスクリュードライバーと受け皿だけです。30分程度で簡単に設置出来ます。また取り外しも問題なく行えます。

以上、実際にアメリカでウォシュレットを検討、購入し、自分で設置を行った経験を報告しました。今後導入を考えている方の参考になれば幸いです。

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