素直なアメリカ人、お金>ワクチン接種への障壁
ワクチン接種による最初の1億円当選者現る
オハイオ州がワクチン接種を促すために、ワクチン接種者(1度でも打てば対象者)から5人に百万ドル(日本円で約1億円)を送ること州知事が決めました。
Two weeks from tonight on May 26th, we will announce a winner of a separate drawing for adults who have received at least their first dose of the vaccine. This announcement will occur each Wednesday for five weeks, and the winner each Wednesday will receive one million dollars.
— Governor Mike DeWine (@GovMikeDeWine) May 12, 2021
先日その第1回当選者が発表され、多いに話題になっています。22歳の女性で州知事から直接電話があったようです。
彼女は昨年ミシガン州立大学を卒業し、今春オハイオ州シンシナティにエンジニアとして働くために引っ越してきたばかりだそうです。働いて早々、こんなお金をもらえるたら嬉しいでしょうね。ちなみに彼女はこのお金がもらえるインセンティブ・プログラムが発表される前に接種を受けたそうです、念のため。
同様なプログラムを採用する州増える
事実オハイオ州はこの宝くじプログラムを採用した後、ワクチン接種者は急増したそうです。
Ohio had its highest vaccination day in three weeks after it announced lottery-style drawings for vaccinated Ohioans.(オハイオ州ではワクチンを接種した州民を対象とした宝くじ形式の抽選会を発表した後、この3週間で最高のワクチン接種日となった。)
アメリカ人は経済というかお金で動きますからね。接種しない理由が科学的根拠のなさとか、個人の信念や信条、宗教的な理由なんてどうせ言い訳ですから、納得できます。この成功を確信してか、他の州でも同様なプログラムを開始もしくは検討しているそうです。
上の記事によるとニューヨーク州、メリーランド州、オレゴン州が採用を発表したようです。メリーランドでは5月25日以降40日間毎日一人ずつ4万ドル(約400万円)を受け取る人が発表され、独立記念日である7月4日の最終日の当選者は40万ドル(約4000万円)を受け取ると書いてあります。オレゴン州は一人に百万ドル、それ以外に36の各郡から一人ずつ1万ドル(約100万円)が当たるそうです。ニューヨークは最高賞金が5百万ドル、その他の当選金額は20ドルから50,000ドルだそうです。
また以下の記事によるとカルフォルニアも導入するようです。
今後新たにワクチンを接種した200万人に50ドルのプリペイドカードを、ワクチンを接種したすべてのカリフォルニア州民に1,650万ドルの現金を提供し、毎週金曜日に合計30名の当選者が5万ドルをもらえ、6月15日には10名の当選者がそれぞれ150万ドル当たるそうです。この州以外でもデラウェアやケンタッキー、コロラドでも独自のシステムを導入しているようです。
これらの動きは連邦政府のお墨付きであるので、今後も増えていくことが予想されます。
また薬局であるCVSですら、独自のインセンティブを与えて接種率を上げる努力をしている、という記事を見つけました。
クルーズやスーパーボウル招待なんて羨ましい。夢があります。ルイジアナでもお酒一杯だけでなくもっとやって下さい。これらの州よりはるかに接種率低いんですから。
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