スポーツ界に影を落とす薬物、競馬でも
ザリガニを食すシーズン
2月に入りマルディグラも近づき、ルイジアナではザリガニ・シーズンが真っ盛りです。冬が寒い日があった、餌が足りない、などということで今のところ値段は高めに推移している、とニュースで言っています。
Louisiana crawfish prices on the rise
近所のスーパーで確認すると、以下の値段で売っていました。1パウンド(LB)=約453グラム。
これをレストランで食べると茹でたもの(Boiled)が$7ドルはします。辛いのでずっと食べるのは大変ですが、ビールなどのお酒には良く合います。ちなみにですが、この看板の裏側には以下のようなメッセージが書いてありました。
Fixin’ to boil?と書いてありますが、意味わかりますか?わかる方はかなりのアメリカ南部通で、アメリカ人でも南部の人以外は使いません。”Are ya fixing to boil?” = “Are you going to boil?”で要は「クローフィッシュ・ボイルをする予定ですか?」と呼びかけています。「be fixing」と聞くと何か直すの?と思いますが、be going toの「going」と同じように使います。地元の人と話すと頻繁に聞こえてくるフレーズですので、頭の片隅に覚えておくと便利です。
また上の写真のようにザリガニを煮る時はスパイスだけでなく、色々な野菜など他の具を入れます。個人的には一緒に煮たとうもろこしやソーセージ、芽キャベツが好きです。
メディーナ・スピリット失格
昨年のケンタッキーダービーはメディーナ・スピリットが優勝したのですが、ドーピング検査に引っかかり結果が宙ぶらりんになっていました。
ベタメタゾンというステロイド系の抗炎症剤がレース当日に検出されたためで、再検査などが行われても陽性でした。
その後ずいぶんと長く審議されてきましたが、ついに裁定が出て勝利剥奪となった模様です。2位だったマンダローン(Mandaloun)が繰り上げで1位とみなされます。
Kentucky Derby winner Medina Spirit stripped of 2021 title after failed drug test
恐らく再テストでも陽性が確認されたんだと思います。これで調教師のバファートさんは$7,500の罰金と90日間の出場停止処分となりました。チャーチルダウンでは2023年の半ばまで出禁です。
それより可哀想だな、と思うのですが、このお馬さん昨年12月に亡くなっているんです。
Kentucky Derby winner Medina Spirit collapsed and died after a workout in California
カルフォルニア州サンタアニタパーク競馬場で訓練後倒れた、と書いてあります。血液や尿のサンプル、そして解剖をしたようですが、理由は分からず「急性心不全」という診断だけが先日発表されました。
Medina Spirit Necropsy Finds No Definite Cause of Death
ざっと読みましたが、急に亡くなるときの典型的な症状が体内で見られただけで、心停止につながるような問題は見つからなかったようです。本当にたまたまなのか、それとも何かあったのか、残念ながら闇に葬られることになりました。ただただメディーナ・スピリットの冥福を祈るばかりです。
他の記事を読むとバファートさんはまだアピールするようですが、辞めたら?と考えますが。
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