直行便はなぜ高い?
先週末から熱波が来た上に雨が降らず、ずっとHeat Indexが110Fを超えたままの日々が続きました。しかし昨日久しぶりに夕立が降り、夜に気温が70F台まで下がって一息つけました。夏だから暑いのは当たり前ですが、せめて朝晩は涼しくなって欲しいです。その点デンバーは良かったなぁ。
航空便はパンデミック前レベルまで戻ったか?
こちらの大学は夏学期に入ったものの、個人的にどうでもいい仕事に縛られ一時帰国の予定を建てられませんでした。したがって年末年始はどうだろう?と思い調べてみました。調べてみたら分かったのですが、ルイジアナからだとパンデミック前のように太平洋便に乗り継げる便が限られています。
そもそもどのくらい航空便は回復しているのでしょうか?ネットで情報を探してみました。なるべく新しい記事を拾いました。
ヨーロッパーアメリカ便
大西洋便、つまりヨーロッパとアメリカを結ぶ便は2023年5月で99%まで回復しているそうです。
Transatlantic Flights Approaching Pre-Pandemic Levels
ただ問題は便数は確保しても、席数が同じ程度ではないようです。記事によると2023年5月における欧州発米国行き便の席数は400万強で、2019年5月と比べ約93%程度とのことです。確かに飛行機が少し小さいのかも知れません。
米国国内便と太平洋便
アメリカ国内はどうか?というと次の記事が見つかりました。
Domestic Air Travel Back To Pre-Pandemic Level, Int’l Traffic At 81%
今年の3月と2019年3月で比較すると、米国内のトラフィックはパンデミック前の98.9%まで回復しているそうです。席数に対して詳細は書かれていませんが、2022年に比べて収容人数が34%増加しているとのこと。元々米国内は各路線に対して必要な大きさの機体で飛ばしているので、便数の向上が直接収容人数に繋がっているように思います。
上の記事は国際便、特にアジア往復の太平洋便についても言及していて、同じ3月で前年度と比べ68.9%増、パンデミック前の81.6%まで回復しているとのことです。国際便全体では88%まで回復、と書かれていますが、さらに最近の記事(6/5/2023)だとすでに90%を超え、2023年度中に95%以上まで回復する、と報告されていました。2024年には8%ほど2019年度を上回るとも。
- Global air travel will reach over 95% of pre-pandemic levels in 2023
- Worldwide Airline Passenger Traffic To Go Beyond Pre-Pandemic Levels In October
なぜ自分はうまく日本に乗り継げない?
この辺りの最寄りの空港はラフィエットリージョナル空港(LFT)で、デルタがアトランタ、ユナイテッドがヒューストン、アメリカンがダラスとシャーロットを結んでいます。
デルタ航空
今まで私はデルタを贔屓にしてきましたが、調べてみると昔は毎日4便あったのに、今は2~3便に減っていました。さらに今年の12月、地元空港からアトランタ経由で帰国する便を調べると、
未だに24時間以内で帰れる便が表示されません(涙)
アトランタ発羽田行きDL295便の出発が9時15分発でした。これは東部時間なのでここ中央時間では8時15分です。ここから出るアトランタ行きの朝一番の飛行機は6時過ぎで飛行時間が2時間程度ですから、確かに乗換不可能です。昔のアトランター成田便は11時すぎの出発だったと思いますが、成田から撤退して羽田で割り当てられた時間帯のために、こうなったのでしょう。
デルタによると今年3月までの過去1年間の米国-東京間の旅客数は、2019年の半分以下となる49%の回復とのこと。これじゃ増やせないですよね。日系の航空会社とのコードシェア便もないですしね。
さようならデルタ航空さん。好きだったんですけど。
ユナイテッド航空
ここから近い一番大きな空港はヒューストン(IAH)です。最近利用したのですが、空港内リノベーションのために工事だらけで、非常に不便でした。お店もレストランもしょぼかったですし。ただ同じ時間帯で1時間程度で到着しますし、1日あたり4~5便往復しているので便はいいです。またヒューストンー東京便もユナイテッドとANAのコードシェア便の1日2便あります。
クリスマス前後に飛び、大学が始まる前に帰る日付で一番安めのものを調べました。
クリスマス前後に飛ぶのは少し安いはずなのですが、2000ドル超えてます。なんならヒューストン空港まで車で行き、直行便で帰るとどうなるか、調べました。
いつも不思議に思うのですが、地元空港から乗り継いだ方が、ヒューストンで直行便乗るより安いです。これなら飛行機乗ったほうが楽でいいし、航空会社は嫌がるけどヒューストンから乗るならLFT-IAHのチケットを捨てたほうがいい、ってなります。しかし安くないので、保留。
アメリカン航空
最後に調べたのはダラス空港行きのアメリカン航空です。この間のデンバー出張の際に利用したのもアメリカン航空でダラス空港も使いましたから、勝手は知っています。ラフィエット空港からダラス空港へも1日あたり4便程度飛ばしていますし、飛行時間も1時間ちょっとです。またアメリカン航空はワンワールド加盟しているので、ダラスから自社便とJALのコードシェア便を毎日東京に飛ばしています。
上と同様な時期で調べてみました。
何でJALのコードシェア便だとMain Cabinがこんなに高いのでしょう(笑)。AA便に普通に乗るとして、2100ドルです。あとアメリカンってケチくさくて、太平洋便乗るのにMain Cabinだと預けられる荷物は1つまでなんですよね。2つ預けるには最低Premium Economyに乗らないといけないんです。
念のためダラス空港まで車で行き、直行便に乗るとどうなるかも調べました。
やっぱり何故か高くなります(笑)。理屈は全く不明です。
結論
金額的にあまり違いがないこと、預け荷物が2つまで許されることから、年末帰るのならユナイテッド航空を使うことになりそうです。しかしここは選択肢が少ない。昔のルイビルだったら、デルタ航空だけでもデトロイト経由、アトランタ経由、ミネアポリス経由の3つの選択肢があったのに。
何方か妙案があれば、ご教授頂けると有り難いです。
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