全国チェーン vs. 地元のお店
業務的には相変わらずどーなの?という仕事に追われています。なかなかすんなりと秋学期を終わらせてくれません。パンデミックがもたらした弊害は学生側ばかりにスポットライトがあたっていますが、こちら側の言い分を書いている記事をほとんど見かけないことが非常に残念です。こちら、と言ってもお偉いさんが答える上っ面の話ではなく、しわ寄せがすべてきた現場の人の話です。
クリスピークリーム
アメリカに来た当初このドーナッツは甘すぎて食べられないと思いましたが、20年強の時を経ると普通に食べられるようになったものがあります。クリスピークリームのドーナッツはその典型的なものです。
面白いことにここラフィエット市(ちなみにたまに見る日本語だとラフェイエット市とかラファイェット市とかで紹介されていますが、ここでの発音は「ラフィエット」に聞こえます)にクリスピークリームの店舗はありません。嘘か真かわかりませんが、以前はあったのに以下のような地元のドーナッツ屋さんがチェーン店であるクリスピークリームを駆逐したと言われています。
市内でもガソリンスタンドなどに配達されるクリスピークリームのドーナッツがあるかも知れませんが、出来るなら揚げたてを食べたいものです。そんなときはバトンルージュまで車を走らせます。今週末そんな気分になったので行ってきました。
Krispy Kreme – Doughnuts, Coffee & Drinks (5504 Plank Rd in Baton Rouge, LA)
行ってみると幸いなことに揚げたてマークが赤く点灯していました。
これなら揚げたてのドーナッツにありつけそうです。中に入ると確かに作っている最中でした。
ドーナツは右側から流れてきて、ホースが上でつながっている部分でグレーズがかかり(表面が白く覆われる)左側に流れて行きます。このコンベアのスピードは遅く、ゆっくりと運ばれることで粗熱が取られグレーズが固まると解釈します。そして向こう側にたどり着くとトレイに載せられるなり箱詰めされていました。
今日あったドーナッツはこれ以外だと以下のようなものがありました。
結構悩んだのですが、結局普通のグレーズされたドーナッツを買って食べてました。揚げたてはふわふわで口に入ると溶けるようで美味しかったです。ここのコーヒーは残念ながら口に合いませんでした。
Lucia
対する地元のドーナッツ屋(パン屋)さんで私のイチオシはLuciaです。
このお店実店舗を持たず、基本週末(土曜日8時~12時)にあるファーマーズマーケットでしか出品しません。しかも毎週末出店するわけではないので、事前に彼らのインスタグラムで行く日に出店するかどうか確認することをお勧めします。
Lafayette Farmers & Artisans Market
店舗があるテントに行くと立て看板があり、どんなドーナッツを今日売っているか教えてくれます。
読んでも知らない単語が多いので、店頭で実物を見て質問します。
気をつけることは自分が好きなだけでなく人気店であり、10時すぎにはだいたい売れきれてしまうことです。欲しいものがあるときは朝早く行くことが大事です。
今回は定番のバニラやチョコが入ったものを買いました。画像を見るともう1種類ありますが、中身は失念しました。
テントでの販売ですが現金、カードともに対応してくれます。見た目揚げドーナッツなので重たそうに見えるのですが、食べてみるとすごく軽いんです。カロリーはわかりかねますが、問題なく2個は食べられます。フィリングのクリームも甘すぎないのがポイントです。日本人の舌にあうと思います。
問題は観光で来た場合、運が良くないと手に入らないことでしょうか。ある意味幻の一品です。
ベニエ@PJ’s coffee
丸くはないですがルイジアナでドーナッツといえばベニエ(Beignet)です。ただここラフィエット市で気軽に食べられる美味しいベニエのお店を探しあぐねていました。ニューオリンズだと有名なカフェデュモンド(観光客向け)とかモーニングコール(地元の民向け)とかあるんですけどね。
ところが最近ニューオリンズ発祥のPJコーヒーがラフィエット市にも出店してきて、その1つの店舗でベニエを提供している、という情報を耳にしました。
ベニエを提供するのは1501 West Pinhook Roadにある店舗です。早速行ってみて注文すると、揚げたてのものを提供してくれました。急いで食べたため写真を取り忘れましたが、次回行ったときに撮影しアップロードする予定です。
味ですが、ここらで食べられるものとしては十分な美味しさを感じました。個人的には一番でこれならわざわざニューオリンズまで行かなくてもここで食べればいいや、と思った次第です。
以上、今日はドーナッツに関する話でした。
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