アストラゼネカ製ワクチン、アメリカでの臨床結果にも疑問符が

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米国でワクチン接種拡大が続く中、アストラゼネカ製のワクチン承認は足踏み

近所の天気

今日は朝から天気が荒れ、雷や突風を伴う雨が降りました。私が住む場所は被害がありませんでしたが、ところどころで小さな洪水が起きたようです。このような天気が2,3日続くとのこと。去年から今年は特に嵐にたたられている気がします。

ワクチン接種の対象が拡大

テキサス州やジョージア州、インディアナ州、ユタ州で近々16歳以上の大人が全員ワクチン接種の対象となるようです。

  • インディアナ(3/31)

ウェストバージニアやアラスカ、ミシシッピではすでに全ての大人が対象になっています。これ以外でもテネシー州も4月5日から同様な対応にする予定とのことです。

本来であれば人口比に応じてワクチンが配布されているはずですが、ある州だけが早く対象を拡大できるのは理由があるのでしょうか?対象者になってもワクチン拒否する割合が多いのか、それとも配られたら接種出来る医療従事者が多いのか。ルイジアナは今週月曜日からようやくGroup 1B, Tier 2に移行し、全てのエッセンシャル・ワーカー(例:食料品屋さんで働く人とか)が対象になりましたが、一般の方は基礎疾患がない限り対象は65歳以上です。

そうは言っても政治力やコネでいくらでも順番は変わる、という噂を色々聞いています。結局のところ順番の管理は予想通りアメリカン・スタンダードで適当です。

アストラゼネカのデータ信ぴょう性にまた疑問符?

後日よく読まないといけないですが、今週月曜日にアストラゼネカが発表した米国内での治験における79%の有効性を示したデータに関し、データと安全性を監視する委員会から疑問を投げかけられたようです。以下にNational Institute of Allergy and Infectious Diseasesの声明があります。

NYタイムズの記事では保健省の役人の言葉を引用し、以下のような疑いを提示しています。

The company’s account of its U.S. trial findings had not been entirely accurate, suggesting that AstraZeneca had used only the most favorable data to generate apparently spectacular efficacy results.(アストラゼネカ社の米国での試験結果に関する説明は完全には正確ではなく、最も有利なデータのみを使用して、一見素晴らしい有効性の結果を出しているように思われる。)

先週も欧州で同社のワクチンで血栓が出来る可能性が指摘されたため接種が中断し、最近になって安全と宣言されて再開されたばかりでした。ワクチン開発、承認は国の威信にも関わるので、政治的な摩擦に繋がらないことを祈ります。それより安全が一番です。

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