チソス盆地(Chisos Basin)に宿泊
マラソンを夕方に出発し、US-385を南にビッグベンド国立公園に向かいました。今日、明日と同国立公園内で唯一泊まれる場所、チソスベイズンを目指しました。
国立公園の入口であるEntrance Stationまでは約42マイル(法定速度はほとんどの道程で時速75マイル、約40分)、国立公園に入っても宿泊地までは約36マイル(法定速度が時速45マイルに下がるので約50分の道のり)です。合計1時間半ぐらいかかりました。
またマラソンからUS-385に入って5マイルほどの地点にUS Border Patrol Checkpointがありますが、行きに止められることはありません。帰りにパスポートやビザの検査があります。
ビッグベンド国立公園の入口には以下のような石碑があり、ようやく公園内に到着したことを教えてくれます。
チソス・マウンテン・ロッジ(Chisos Mountains Lodge)
予約の仕方
宿のHPから直接申し込みをしました。「Start Your Reservation」をクリックし、自分の希望日時を入れると、どの宿が空いていて一泊辺りの料金がわかります。
私の場合、子供の夏休みが終わって恐らく閑散期だったこと、そして非常に暑い天気予報が出ていたことが幸いしたのか、2日前の予約でも下の1-4の宿で空きがありました。しかし季節の良い時に訪問しようとするとものすごく取りづらいと聞きますので、なるべく早く予約することをお勧めします。1年前から予約可能です。
Chisos Mountains Lodge | Big Bend National Park | Texas
部屋
部屋の種類は4種類ありました。
- Casa Grande Rooms
- Rio Grande Motel Rooms
- Emory Peak Lodge Rooms
- VIP Roosevelt Stone Cottage
宿泊料で見れば
4($232.78)>3($212.18)>1($176.95)>2($170.57、2023年8月の価格、税金は別途かかる)でした。季節によってこの料金に変動があるかどうかは、分かりかねます。
我々は二人だったのと、日中かなり暑いことを考慮してエアコンがある部屋を選びました。すると選択肢は1か2だったのですが、Trip advisorの口コミなどを読み評判が少し良かったCasa Grande Roomsを選びました。
チェックインの時間
探した限りHPで不明だったのは、チェックインが可能な時間でした。HPで「Contact Us」という所に書いてある時間が
Hours of Operation
https://www.chisosmountainslodge.com/contact-usより
Monday – Friday: 0800am-0600pm (MST)
Saturday & Sunday: 0900am-0530pm (MST)
としか書いておらず、また予約確認メールにも記述がありませんでした。HPに書いてあった432-477-2291にかけても誰も出ず、仕方がないので直接は関係のない予約センターに電話し(音声案内に該当する項目がなく、適当に「予約変更」を押したらオペレータに繋がった)、質問すると
「夜10時まではオフィスに誰かいるはず」
との返答。この言葉を信じて当日ロッジに向かいました。夜7時ごろ行ってみると、確かにフロントデスクは開いていて、スタッフが対応してくれたので良かったです。無事チェックイン出来て鍵をもらいました。ロッジのフロントデスクとギフトショップ、そしてレストランは同じ建物にあります。
入園料の払い方
国立公園の入口は24時間開いているものの、前回入園料を払ったEntrance Stationは4時ごろに閉まるのを知っていました。また途中のPanther Junctionのビジターセンターも5時に閉まります。万が一難癖をつけられるのは嫌なので、どうにか払う方法がないか、と思って探したら、インターネットで購入できることを知りました。4年前にはこの制度なかったはずなので最近導入されたのかな?
Big Bend National Park Entrance Passes
2023年8月現在で車1台で入った場合、7日間$30でした。購入するとメールで領収書と購入を証明するQRコードが入った別な書類が届きました。これはこれで一安心でしたが、滞在中はずっと公園内にいたので、この証明書を使う機会はありませんでした。
部屋
A棟の2階の部屋にアサインされました。鍵は入口だけでなく、バルコニーへの出入りにも使うから気をつけて、と念を押されました。基本、出るとオートロックになるので、鍵は常に携帯することが必要です。
A棟のバルコニーは西向きとなり、西陽がきついのでA/Cがある部屋で正解でした。一方でWindowと呼ばれる景色がバルコニーに出ると広がり、暑くなければ眺めは最高でした。
部屋に入り中を確認。狭いとかTVがない、とかいう口コミもありましたが、標高5400ft(約1646m)にある山荘なら普通でしょ、と思いました。Wifiもないですが、携帯の電波は1~2本経っていて、テキストでの情報なら問題なく受け取れました。そもそもこんな所まで来てネットを見たり、メールを読んだりしたくないので高速インターネットは要らないです。
新築ではないものの部屋は床張りで非常に清潔な状態で提供されており、大満足でした。冷蔵庫もきちんと動き、小さいながら冷凍部分もありペットボトルの水を凍らせることが出来ました。
浴槽を確認するとお湯も水もしっかり出て、砂漠の真ん中なのに水量も問題なし。節約を心がけましたが、どこから引いてきているか心配になるぐらいでした。お風呂にはシャンプーとボディーソープもありました。
洗面台は別にあり、ソープとローションが備え付けられていました。滞在中ハウスキーピングのサービスはないとのことでしたが、タオルも十分にあり、2日間では交換の必要を感じませんでした。必要であればフロントデスクで追加のタオルをもらうことが出来ます。
付属の施設
もらった地図を見ながら散歩をすると、製氷機を確認出来ました。しかも信頼できる日本製(Hoshizaki)。
お金を払うのかと思ったら、無料でした。後でフロントデスクで確認すると飲料水で氷を作っているので、口に入れてもいいそうです。これはありがたいです。
その横には洗濯機と乾燥機がありました。
クォーター(25セント)を使って動かすものですが、洗濯機は$1.25、乾燥機は$2.75でした。2日目の夜に使いましたが、どちらも問題なく機能していました。必要なら洗剤や柔軟剤シートは、ビジターセンター隣のコンビニで購入出来ました。至れり尽くせりです。
Window View Trailへ
日が落ちる時刻になったので、近くのWindow View Trailに散歩に行きました。このトレイルは舗装され、全長でも0.3マイル(約500 m)の散歩道で、サンダルでも行ける易しいコースです。
山と山の間から西側に位置する砂漠や山を一望出来ます。展望ポイントにいくと数組の人がすでに来てはカメラを構えていて、サンセットの瞬間を待っていました。
この日は雲がかかっていて、完全に日が落ちる瞬間をみることは出来ませんでしたが、雲のかかり具合によって多彩に変わる風景を楽しむことが出来ました。
暗くなると今度は満点の星空で、天の川を簡単に見つけられました。久しぶりにコレほどの数の星を見ることが出来ました。明日に備えて寝るのが惜しいぐらい、夜もずっと外にいたいと感じました。
その3に続きます。
8/20/2023、追記
ロッジからもらった案内(pdf)へのリンクをここに貼っておきます。ウェブで閲覧できない情報がここで事前に確認出来るはずです。
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