【2021年度】海外在住者が日本に少額のお金を送る、個人間送金の検討をした、その2「銀行振込」

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大手銀行の口座開設、振込手数料を確認する

この記事はその1からの続きです。

大手銀行の振込手数料一覧

ペイパルでの振り込みが効率良さそうではなかったので、一般的な銀行振込みを検討しました。

いずれもインターネットバンキング/モバイルバンキングの利用の場合のみを想定します(2021年3月12日現在)。

銀行名 同一支店宛て 本支店宛て 他行宛て
3万円未満 3万円以上 3万円未満 3万円以上 3万円未満 3万円以上
みずほ 無料 無料 110円 220円 220円 440円
三菱UFJ 無料 無料 無料 無料 220円 330円
三井住友 無料 無料 無料 無料 220円 440円
りそな 無料 無料 無料 無料 220円 220円

出典元

手数料を減らす優遇措置を確認してみると

  • みずほ銀行:「みずほマイレージクラブ」でSステージ(みずほのデビットもしくはクレジットカードの利用が年間100万以上、取引のある金融商品の月末最終残高が100万以上、もしくは住宅ローン・カードローンなどの借入月末残高がある人のみ)だと他行あて振り込みが月3回まで無料
  • 三菱UFJ銀行:「スーパー普通預金(メインバンク プラス)」に口座を持ち、さらに借入残高が500万以上か、住宅ローン利用、MUFGカードでプラチナ・カードを持ち利用代金引き落としをその口座にした場合のみ、これで他行あて振り込みが月3回まで無料
  • 三井住友銀行:「SMBCポイントパック」という優遇制度があるが、ATMの時間外手数料などが月数回無料になるだけで、他行あて振り込み手数料優遇はなし。この点について2021年7月に予定されている改訂でも変更なし。
  • りそな銀行:「りそなクラブ」という優遇制度あり、4つあるステータスのうち上から2番目の「ルビー」だと月3回半額、最上位の「ダイアモンド」だと月3回無料。ステータスの条件はダイアモンドの場合預入れ金融資産(月末)が2000万以上、投資信託(月末)などが500万以上、クレジットカード利用が年間300万以上、りそなHDの持ち株が4000株以上のいずれかになっています。

どれも高いハードルがあるように思いました。私はこれらの銀行に口座がないので、人に頼むにしても余計なお金がかかるようです。500円送るのに220円(40%以上)の手数料は効率が良くありません。

海外から大手銀行の口座を条件付きで開設出来るか?

そもそも海外在住でマイナンバーを持ち合わせていない中で、2021年でもインターネット経由でこれらの銀行に口座を開けるのでしょうか?あらためて調べてみました。

念のために書いておくと、海外にいても口座を維持する目的は隠し口座をもつとか、ロンダリングに使うとかではないです。こちらにいても高校や大学での同窓会などの振込もあれば、各種保険の支払い、お墓を守るため檀家としての支払い、家族や親戚が何かあったときに緊急資金を送ったり、受け取ったりするため、です。乱暴な言い方をすれば、銀行支店の窓口レベルで海外の金融機関とのやりとりを素早く手続きしてくれるところってほとんどないですよね?日本は二重国籍を認めてないのだから、市民権が日本にある場合、海外にいても日本の金融口座を使うことに不自由があるのは税務上の問題があるとしても理解できないのですが。それこそ戸籍謄本が口座開設のための証明にならないのが不思議です。

最後は「個人間送金」の話からずれてしまいましたが、素朴な疑問です。もし何かご存じの方がいらっしゃれば教えていただけると幸いです。

その3に続きます。

コメント

  1. Ore より:

    WISE(旧Transfer Wise)は試されましたか?額によっては安いと思います。

  2. Ore様、

    コメント有難うございます。

    私自身Wiseの存在を知っておりましたが、使用したことがありませんでした。ただ少額の現金を送ることを検討した場合、手数料の関係でアメリカからドルで相手に送ることはどう考えても割高と思い当初から含みませんでした。

    今確認しましたが、受け取り人に500円渡すのにこちらが送る額は$11.19、1000円だと$15.77という表示が出ました。おっしゃる通り額によっては割安になるかも知れませんが、少額は向いていないかなという印象です。

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