FTPソフトの設定、トラブルシューティング
今回も備忘録です。自分の第一言語は日本語のため、金銭的にも便宜的にも有利と思い今回サーバを日本の会社から借りましたが、ネットを探しても海外からの使用はあまり想定していないのか欲しい情報が一発で出てきませんでした。今回はFTPによるサーバーへの接続です。同じような境遇にいる人の参考になれば。
FTP・WebDAVって何?
複数のファイルのアップロードはFTPが楽で、私はFileZillaと言うソフト(無料)を愛用してきました。ロリポップでも同様に使おうと設定条件を探しました。
ただ以下のようにFileZillaの設定方法は記述されていませんでした。
しかも設定内容に書かれていることが、私が見えるアカウント情報と微妙に違います。
2023年1月頭に申し込んだ私のアカウント情報は以下のようでした。
FTPSサーバー名はftp.lolipop.jpとすぐに分かりますが、アカウント名が「FTP・WebDAVアカウントを入力」となっています。パスワードも「FTP・WebDAパスワードを入力」となっています。そんなアカウントやパスワード、私のサーバー情報では見つからず、一瞬考えました。そんなの常識で考えればわかるだろ、と言われかねませんが、初心者は少し悩むのです。
結論をいうと
- FTP・WebDAVアカウント = FTPアカウント
- FTP・WebDAVパスワード = FTPパスワード
です。さらにFTPアカウントってロリポップ!アカウントと同じなんですね。
FileZilla設定(英語版)
設定に移ります。海外にいるので英語版のFileZillaです。以下のサイトを参考にして設定にしました。
FTPソフト「FileZilla」を使って、レンタルサーバーに接続してみよう!
これで「Connect」を押しました。すると、、、あれ繋がらない。しかも文字化け。トラブルシューティングに移ります。
文字化け
エラーは恐らくパスワードでしょうが、文字化けでは理由が分かりません。早速「FileZilla 文字化け」でググると以下のサイトが出てきました。
Filezilla で日本語名ファイルが文字化けしてダウンロード出来ない
Charset(文字セット)のタブで「UTF-8に強制」かカスタム文字コードを使用を選択して「Shift-JIS」を指定すれば解決出来そうです。私も以下のように設定してみました。
これで「Connect」を押しました。繋がりませんでしたが文字化けは解決しました。
FTPアクセス制限解除
パスワードが問題で許可がないそうです。前回紹介したように海外からのアクセスは「海外アタックガード」という項目で、海外からのアクセス制限を解除しましたが、これはファイルのサーバーだけだったのかも。
他に理由がありそうです。ググると以下のサイトに行き着きました。
どうやら自分のPCのIPアドレスを登録しないといけなさそうです。大学や自宅だとほぼ固定したIPですが、外出先では毎回登録しないといけなさそうです。「セキュリティ」から「FTPアクセス制限」をクリックしました。
自分の使っているPCのIPアドレスを下のテーブルに入力し、「設定」をクリックしました。確認があっても「OK」をクリックすると「設定処理は正常に終了しました」という表示が出ました。これでもう一度FileZillaに戻り「Lolipop」を選び「Connect」をクリックしました。
ログイン出来て繋がりそうでしたが、接続が切られています。またググるとロリポップ!のサポートで以下の記事を発見しました。
パッシブモードを使え、とのことです。それでも上のコマンドを読む限りパッシブモードに入っているのに接続出来ていません。念のためTransfer SettingsのタブでDefaultからPassiveに変更しました。
結果は同じでした。一体原因は何なのでしょうか?
最終手段:TLSを諦める
今度はコマンドにあるエラーメッセージでググってみました。
Directory listing fails in FileZilla
It (was) working fine after update my Encryption to “Only use plain FTP (insecure)”と書いてあります。言われた通り変更してみました。日本語ではどこにもそのようなことは書いてなかったですが、物は試しです。
「Connect」を押すと以下のような警告が出ました。
TLS使わないと恐らくパスワードとファイルが暗号化されずにネットに流れるよ、と言われているようです。それでもまずは繋がらないと始まらないので、「OK」を押しました。
ようやく繋がりました。でもどうも引っかかります。
まとめ
今回色々と調べてどうにかFileZillaによるFTP接続が出来ました。しかしこの方法だと、厳密に言えばパスワードが裸でネットに流れます。つまり悪意がある方ならばそれを拾い、私のフォルダ、ファイルにアクセスできる、ということです。何か気持ちが悪いので、この方法は緊急手段として使い、通常使いには暗号化してFTPを使えないかどうか、サポートに問い合わせて確認しようと考えています。
後日追記
上の設定は大学のネットワーク下で行ったのですが、自分の家のケーブルインターネット(Cox)だと「Explicit FTP over TLS」のままでサーバーに接続出来ました。このことから、上の結果は大学のセキュリティ設定が多いに関係しているような感じです。
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