給料上昇率よりインフレ率の方が高い
昨日から今日にかけてサーバを借りているBluehostがずっと不安定でアクセス不可能でした。あと1年ちょっと契約が残っていますが、これだけ落ちると次回更新は控えようかなと思っています。
さて今日は春学期の卒業式があり、出席しました。これで自分にとって嵐の春学期が終了、自分のやりたい仕事に戻る時間を増やせそうです。後半はお金の話です。
初めて台詞があった卒業式
弊社の場合、枯れ木も山の賑わいのため意味なく教員全員が卒業式に駆り出されます。一応式なので私も大学院終了時に購入したレガリア(Regalia)と呼ばれる服装(ガウンや帽子)を着て、末席から出席してきました。席的にはステージに近い一番前に席が割り当てられますが、学生同様ステージに向かって座りますし、式中ではステージを歩く学生にスポットライトが当たるので風景の一部でした。
ところが今回からステージの上で多くの人達に向かって座る立場になりました。端っこで良かったのですが何故か学部長の席の横。目の前には学生やゲストの親御さんたちが来ています。今までのように居眠りは出来ません。卒業する生徒が入場する時だけ視線が後ろに向かったので、その瞬間にスマホで写真を取りました。
途中自分の学科から卒業する生徒を紹介する場面があったのでポディウムの前に立ち、決められた台詞を読み上げました。事前にスクリプトが渡され壇上にも台本があったので、特に緊張することもなく無難に役を務めることが出来ました。枯れ木の山役以外初めて式にわずかながらも貢献出来たと思います。めでたし、めでたし。
全米的な家賃値上げの話
先日、家だけでなくアパートの家賃も値上げされている、という話を紹介しました。
今日、実際にアパートの家賃が上がっている記事を見かけ、納得しました。
The Biggest Problem for Recent College Grads: A Surge in Rent Prices
Median apartment rents are up more than 16% in the past year and up 28% since January of 2017, according to rental website Apartment List.
Wall Street Journal
平均で昨年から16%、2017年1月以降28%上昇しているとのこと。自分の家賃上昇率もほぼこのような数字です。このあたりの家賃は全国平均より低いはずですが、比率は一緒、ということです。
もっとも今年の卒業生が職を得た場合、ペイはかなり改善されています。
In the most recent complete data, the group said 2020 grads made average starting salaries of about $55,000, up more than 14% over the average about a decade before.
Wall Street Journal
2020年(注:今年ではない)に卒業した学生の平均初任給は約55,000ドルで、約10年前の平均より14%以上アップしている、ということです。十分いいんですけどが、それでも記事によると家賃上昇には追いつかないとのこと。したがって職を得ても大都市で働く場合、ルームメイトやハウスメイトを見つけて生活する必要があるんだそうです。
日本にいる方々だと大卒年収55,000ドル(約710万円、今日のレート1ドル129.27円で換算)という数字の方が信じ難いかも知れませんが、これも現実です。
インフレ圧は弱りながらも続く予報
上記のように給与が上がった背景にインフレがあるのですが、同じくWSJによると米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利を0.5%ポイント引き上げる発表をしても、暫くはインフレが続くと言っています。
Inflation Is Headed Lower—but Maybe Not Low Enough
この4月は3月に続いて高いインフレ率が8%を超えて高かったとのこと。金利引き上げにより向こう12ヶ月半分程度に抑えられるようですがそれでも十分でなく、目標値である2%を超えたままになりそうです。そのため今後も引き上げを予定する一方、経済が後退しないよう見極めをする難しい局面が続くと言われています。
こういう時公務員の給与は弾力性に欠けると言わざるを得ません。やはり転職、という言葉が頭をよぎります。
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