新型コロナ・オミクロン変異体によるクリスマス休暇への影響

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オミクロン変異体とクリスマス休暇

秋学期が終わっても毎日普通にオフィスに行っていますが、建物内の暖房が切られています。夜は寒いなぁと思っていたのですが、ここ2日は気温が上がって逆に暑いです。どのくらい暖かいかというと日中30度近くまで気温が上がりました。12月も後半というのに、いったいどういうことなんでしょうか。

米国、感染者上昇中

12/26現在の1日平均感染者数

もうマスク着用もしなければ社会的距離も取らないので、順調に感染者数が増加しています。どのくらい増加したか、というとすでに秋にデルタ株によって引き起こされたピークを越えました。

Covid-19 daily cases as of Dec 26

数に直せば全米規模でみると1日平均で20万人を超えました。希望的には現在のオミクロン変異種は感染力が高い代わりに重症化のリスクは低い、という初期的なデータが出始めています。それでもインフルエンザ並みになってくれないのなら憂うべき状況です。

ルイジアナでも検査キット配布

もちろん比較的暖かいルイジアナでも感染者が増加傾向であることは一緒なのですが、一方でクリスマスイブだというのにおうちで行うことが出来るCovid-19検査キットが無料で配布されました。

LFD to host free at-home COVID test kits distribution event, Friday

私はこのニュースを気づかなかったので取りに行きませんでしたが、朝8時半に配布し始めて30分以内にすべてなくなったそうです。

LFD runs out of COVID-19 test kits within 30 minutes

検査キットは薬局でも売っていますが、このあたりの人々は非常に無料に弱い。しかも安全を期すのではなく、散々遊んだあとに検査して陰性だったらまた遊ぶ、の繰り返し。学校やオフィスの活動が下がる時期にこのキットを配るのもどうかな、と正直に思います。もっとも病院は逼迫していて、それを助ける意味もあるのかも知れませんが。

空港は混乱中

米国はクリスマスが週末と重なったこともあり、空による人の移動が増えていますが、新型コロナ感染や濃厚接触により航空会社が人員を確保出来ず、相当数の欠航が出ました。

More than 2,700 flights canceled since Christmas Eve

クリスマスイブ以降2000便以上が欠航、遅延が起きたようです。12月20日から25日の間に空港でスクリーニングを受けた旅行客数は1100万人以上で、20日から元日までの旅行者数は3000万人以上と予想されています。デルタやジェットブルー航空はCDCの勧告に従い、ワクチン接種しても感染した乗務員の隔離期間を5日に短縮して職員を充填する、と言っていますが、職員の間でも混乱が起きないことを祈ります。ともあれ今週末の欠航や遅延が今週の旅にもかなり影響するでしょうから、空港の混雑はしばらく続きそうです。

ボウルゲーム開催にも影響

クリスマスから1月頭にかけて米国では大学フットボールのボウルゲームのシーズンです。出場する大学はいわゆるいいシーズンを送り(=勝ち越し)、ボウルゲーム主催者に招待されて(=お金をもらって)試合をするのですが、チーム内のCovid-19感染拡大に伴い出場辞退が相次いでいます。

2021 Military, Fenway bowl games canceled as COVID-19 continues to affect college football postseason

上のニュースで報道されているのはMilitary Bowl(ボストン大学 vs. イーストカロライナ大学)とFenway Bowl(サザンメソヂスト大学 vs. バージニア大学)のキャンセルです。まぁボウルゲーム序盤でビッグゲーム、というほどではないですが、選手や関係者はさぞかし残念なことでしょう。大きな大学だとテキサスA&M大学も同様な理由でGator Bowl出場を辞退しています。今後大学全米1位を決めるボウルゲームに影響が出ないことを祈るばかりです。

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