2023年分米国H-1B抽選結果が判明し始めた

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KKさんは申し込んでいたんでしょうか?

今週末は来週参加の学会ポスターを作り終え、1つの論文査読をこなし、確定申告を終えることができたので充実していました。それと自分の誕生日であったので、スタバにコーヒー1杯おごってもらいました。しかし昔は1ヶ月ほど使えたクーポンだったのに、今年は「当日だけ有効」のご案内。スタバもかなりしみったれた感があります。まだ値上げしたりないのでしょうか?

2021年度分、税金申告終了

アメリカでは毎年個人で税金の申告をし、取られすぎた税金を(たまにさらに払う人も)返してもらいます。2021年度分の申告期限は4/18/2022ですが、私が利用しているturbotaxが格安で使える期限が3/31と迫っていたので、週末にやりました。ちなみにこの日までに提出できない方は、締切延長をする手続きを忘れずに。

私の場合、去年州をまたぐ引っ越しがなく1年中米国に滞在し、雇用先も変わらず、収入も変わらず(これは問題)、ただ昨年同様にソフトウェアの指示に従って必要な項目の数字を打ち込むだけでした。念の為に色々と書類を確認しながら行いましたが1時間もしないで終了、ネット経由で提出しました。

2時間もしないうちに連邦税の申告にOKが出て、さらに24時間以内に州の税金申告もOKの連絡がテキストメッセージで来ました。無事終了です。ただ税金が戻ってくるのはいつになるでしょうか。かなりログが溜まっていて、遅くなる可能性がある、といろいろと報道されています。例えば、、、

Some tax refunds may be delayed this year. Here’s why.

気を長くして待っていますね、税務庁(=IRS)さん。

米国労働ビザのくじ引き結果、発表

労働ビザ(H-1B)とは

一般論ですが、米国で大学・大学院卒業してOPTで働いた後、さらに継続して働きたい場合労働ビザ(H-1B)が必要です。ただし欲しくても毎年発行されるビザの数は一定で、2023年度分(10月から働き始めることが可能)は65,000人、追加で大学院卒に20,000人の85,000人です。通常これより多い申込みがあるので、審査の前にくじ引きが行われるわけです。

今年の抽選登録期間は3/1/2022、東部時間午後12時から3/18/2022の東部時間午後12時まででした。抽選登録・ビザ出願に関して言えば、H-1Bはビザが欲しいと思う本人ではなく、スポンサーの雇用主(ほとんどの場合雇用主が雇った弁護士)がする必要があります。当然、くじ引きの結果も本人は直接知るよしがなく、まずは雇用主の元に結果が来て、本人に知らされることになります。

費用

雇用主が継続して雇うよ、君が必要だ、と言ってくれた場合、ビザについて雇用される側の負担はないです。ただしくじ引きにもし通った場合、審査を早くやってもらって(15日以内に)結果を知りたい、という場合にはプレミアム・プロセッシング代金を払います。これは雇用主でもビザを発行してもらう本人でも払えます。しかし自分が申請したときのプレミアム・プロセッシングは$1,440だった気がしますが、倍近くになっていますね。

雇用主が外人を雇うのに負担する費用

Visa Nationより引用

ただ気をつけないといけないのは、H-1Bは雇用主にリンクしているので、途中でクビになった場合、同時に米国滞在が違法になり、荷物まとめて数日で出国する必要があります。転職するにも戦略的に次の会社が新しいビザの申請をする必要があり面倒です。私は雇用主と相性が悪かった場合に自由がなく、奴隷ビザだと思っていました。まだF-1 OPTのが自由度がありました。

当選確率

今日現在で2023年度分のくじ引き登録者数はUSCIS(移民局)から発表されていませんが、2022年度の場合だと308,613件の申し込みがあったようです。

H-1B Electronic Registration Process

それに対し1回目の当選者数は87,500件なので、約28%。その後珍しく2度目、3度目の抽選があり、それぞれ当選者を出したので最終的には 131,970件(約43%)となった模様です。

今年はどれぐらいが応募して、どの程度の確率となるのでしょうか?

抽選結果

くじ引きは3月25日から段階的に行われ、少しずつですが当選した、という喜びの声がネットで聞こえ始めたようです。

H1B 2023 Registration Lottery Results Out – Selection Samples

くじ引きを突破した方は4月1日より本格的なビザ申請が始まります。当選後、90日以内申請しないといけません。もちろん申請してすべて必要な書類が揃い、条件を満たしている必要もあります。もっとも書類作成はお金払った弁護士がやる作業なので、ここで申請が通らないことがあれば弁護士の責任です。よほどのことがない限り、ここで却下される可能性は現政権下では考えにくいです。前大統領のときは結構落ちたらしいですが。

H-1B Visa Denial Rate Drops
US H1B visa denial rates hit record low

参考)H-1B申請・却下率

  • 2018年:24%
  • 2019年:21%
  • 2020年:13%
  • 2021年:4%

まとめ

米国にて労働ビザを初めて申請した方は、今どきどきして落ち着かないと思います。皆様の幸運を心から祈っています。

追伸

New Yorkの司法試験結果も、今のところ4月末までに発表される、という運びになっています。噂の方がもしまっとうな方法でアメリカに継続して滞在しようとしているのなら、ここ1ヶ月でまた動きや報道があるでしょう。あくまでも通常のルートの場合、に限定します。他のルートについては知るよしがありません。

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