インフルエンザワクチン接種レポート2021
巷では昨日ハロウィンでしたが、私は特に何もしませんでした。部屋に多少の飾り付けはしていますが、それを片付けし、今度はクリスマスのものを出してこないといけないので、これはこれで大変です。
いつ接種が最適?
今週末、通常のインフルエンザに対するワクチンを接種してきました。CDCによると10月末までに接種を済ませておくのが良い、と推奨されています。
Frequently Asked Influenza (Flu) Questions: 2021-2022 Season
個人的にはここ10年ぐらいは接種するようになりました。年齢もありますが、それより安定した勤め先ができてアメリカで普通の健康保険が利用出来るようになったから、という理由が大きいと思います。流行しそう、流行しない、はあまり関係がないです。
ちなみに10月23日現在、流行はしていない様子です。陽性率は0.1%とのこと。ニューメキシコ州だけが穏やかに流行してるみたいです。暖かい地方のはずなのに、何ででしょう?
Weekly U.S. Influenza Surveillance Report
ワクチンの種類
場所は予約なし(Walk-in)で近所のアルバートソンというスーパー内にある薬局で受けてきました。受付でインフルエンザのワクチンを接種したい、という旨を伝え健康保険カードを提出。いつも通りの問診票が渡され自分の情報を書き、しばらく待って別室(個室)に入り接種でした。今回接種してくれた人は去年と同じ人でした。保険でカバーされるので、代金は無料でした。まぁあれだけ毎月保険料を払っていますから、当たり前と思いたいです。
今回接種を受けたのはFluarix Quadrivalent 0.5 ML INJ GLAXということで、英国のグラクソ・スミスクライン社製のものでした。アメリカ製でないのがちょっと意外でした。
TABLE 1. Influenza vaccines — United States, 2020–21 influenza season
他を見てもAfluria QuadrivalentはSeqirus社でオーストラリア製、Fluzone QuadrivalentはSanofi Pasteur社でフランス製です。各国協力している、ということでしょうか?筋肉注射ではない霧タイプで鼻からシュッとやるワクチンはアストラゼネカ製品となっています。インフルエンザのワクチンはどこも一緒だと思いますが、選ぼうと思えば選べるようです。ただし霧型のは妊娠をしていない2歳から49歳の人が対象とか。
どのくらい各ワクチンが流通しているか、は以下のサイトで確認出来ます。
Influenza Vaccine for the 2021-2022 Season
どんなワクチン?
Quadrivalentというぐらいなので4種混合した、生ウイルスを不活性化した従来の作り方のワクチンのようです。
今年米国で予想された型はなんだろう?と思い調べてみると、以下の4種類でした。
- an A/Victoria/2570/2019 (H1N1) pdm09-like virus
- an A/Cambodia/e0826360/2020 (H3N2)-like virus
- a B/Washington/02/2019- like virus (B/Victoria lineage)
- a B/Phuket/3073/2013-like virus (B/Yamagata lineage)
A型2つ、B型2つ入っていて、H1N1はAソ連型、H3N2はA香港型とも呼ばれるようです。
一般に新型コロナウイルスに対するmRNAワクチンと比べ、当たる・効く確率は多少低いみたいですが(これはかなり前に流行る型を予想するため)、安心料だと思うようにしています。
ちなみに日本語で探すと以下のサイトで情報を得ることができました。同じ北半球なので当たり前なのかもしれませんが、日本で接種しても同じ型を予想したワクチンのようです。
接種後の経過
ワクチン接種を心配する人に対して役に立たない情報ですが、今回も注射針が刺さった箇所が少し重くなったぐらいで、それ以外は何もありませんでした。その重みも次の日の午後には消えていましたから、私は体質的に副反応が少ないのか、それとも鈍感なんだと思います。免疫反応が少ない、とは思いたくないですが、そうなのかも知れません。
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