海外ビザなし渡航の自由度、最新ランキング
フロリダに熱帯低気圧が近づき、発達してハリケーンとなり上陸しそうです。タンパの北側付近に今のところ最接近しそうですが、予想進路上にお住まいの方々、十分に警戒下さい。
ビザ免除国が多いパスポートは?
さて世界の市民権・居住権に関するアドバイザリー会社であるHenley & Partnersが世界で最も望ましいパスポートに関する四半期報告書を発表したようです。
The world’s most powerful passports for 2021
2021年、色々な国に最も多くのアクセスを提供するパスポートはどこかを教えてくれますが、193か国で今回も日本のパスポートが世界で1位だったようです。
トップ10
基本的に順位は変わっていないようですが、今回のランキングでトップ10は以下の通りです。渡航先は227カ国が対象です。
- 日本 (193カ国)
- シンガポール (192カ国)
- ドイツ、韓国 (191カ国)
- フィンランド、イタリア、ルクセンブルク、スペイン (190カ国)
- オーストリア、デンマーク (189カ国)
- フランス、アイルランド、オランダ、ポルトガル、スウェーデン (188カ国)
- ベルギー、ニュージーランド、スイス、英国、米国 (187カ国)
- チェコ、ギリシャ、マルタ、ノルウェー (186カ国)
- オーストラリア、カナダ (185カ国)
- ハンガリー (184カ国)
ワースト10
逆にワースト10は以下の通りです。
- 北朝鮮 (39カ国)
- ネパール (38カ国)
- パレスチナ自治区 (37)
- ソマリア (34カ国)
- イエメン (33カ国)
- パキスタン (32カ国)
- シリア (29カ国)
- イラク (28カ国)
- アフガニスタン (26カ国)
パスポートの強さ上昇中の国
過去10年でビザなしで渡航できる国が増えたのは中国とアラブ首長国連邦(UAE)とのこと。2011年以降、中国は90位から68位へと22ランクアップし、UAEは65位から15位へと大幅にランクアップしました。UAEは世界各地で外交関係を強化しており、10年前は67都市だったのに対し、現在では174都市への渡航が可能となったそうです。
正直中国はちょっと意外でした。
パンデミック下での注意
注意したいことはこの指標、一時的な制約が考慮されていないため、注意が必要です。パンデミック中という現実の世界では、日本のパスポート保有者が理論的に利用できるのは80都市以下である、と指摘されています。同様にシンガポールの人は75か国程度だそうです。
渡航制限の状況は以下の地図から確認出来ます。
パスポート、渡航状況の確認サイト
パンデミック下でも海外移動の必要がある方は以下のサイトが参考になります。
IATA(International Air Transport Association)
そもそも新型コロナウイルスの蔓延が終わり、また自由に旅が出来る時が一日も早く来ることを願って止みません。
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