米大リーグ、薬物検査で空白期間、中止へ

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アメリカの銃社会、薬物使用、映画に関する話題

【毎年恒例】無差別銃撃犯に対する講習

この講習を受ける度にアメリカにいることを実感しますが、今年もアクティブシューター(無差別銃撃犯)に備えるセミナーを受講しました。その場に出くわした時の対応は以前記述したので、以下の記事を参照下さい。

今までアメリカで5つの大学に学生、職員、教員として所属しましたが、どこでも同様な講義を受けさせられたのでアメリカで生活、仕事していく上で必須な知識と理解します。お陰様でこのような場面に出くわしたことがないのが幸いですが、そもそも物理的にそのようなことが限りなく起こらない環境を作ろうとはしない所にアメリカの闇が見えます。ま、思想だけでなく政治にお金が絡むので複雑なんですけどね。

MLBでステロイド検査一時中止へ

スポーツとドーピングは残念ながら切っても切れない関係ですが、アメリカ大リーグ(MLB)では約20年ぶりに選手にステロイド検査を行わなくなる、というニュースが流れました。

Major League Baseball stops testing its players for steroids after nearly 20 years, report says

MLBから公の発表は出ていませんが、12月2日から始まったスポーツのロックアウトと、MLBと選手会の共同薬物契約における “プログラムの終了日時は2021年12月1日午後11時59分(米国東部時間)とする “という条項の失効が影響した模様です。もちろん永久に中止になる、というわけではなく、交渉とともに新たな薬物検査制度が施行されるまでの話ですが、それまでの間に選手が使用しても咎められることはないようです。

バリー・ボンズやロジャー・クレメンスなどステロイドを使用した選手は、記録を打ち立てても殿堂入りが出来ていないのは、日本語でも報道されています。でも使用が判明しても記録や給料は剥奪されていないんですよね。このような期間が出来てしまったことで、ファンや記者がまたMLBから関心が離れてしまわないか心配ですが、こういう時だけは法を遵守するアメリカ、個人的には不思議です。

「マトリックス」共同プロデューサーが訴訟

日本でも公開されている映画「The Matrix Resurrections(邦題:マトリックス レザレクションズ)、主演:キアヌ・リーブス」ですが、共同プロデューサーであるVillage Roadshow Entertainment GroupがHBO Maxとスタジオ親会社Warner Brosに対して訴訟を起こしたようです。

‘Matrix’ Co-Producer Sues Warner Bros. Over HBO Max Streaming Release

さっと記事に目を通すと、劇場公開と同時にHBO Maxでストリーミングをしたことが問題とのこと。特に劇場に足を運ぶ人が減ることがわかりながらHBO Maxの年末プレミアム会員数増加のために2022年から2021年に公開を前倒しにした、案の定劇場での興行は振るわなかった、結果Village Roadshow Entertainment Groupとしては本来得られるはずの収入が激減した、と訴えています。

よく読むと昨年の7月、女優のスカーレット・ヨハンソンにも同様なことが起き、ウォルト・ディズニー社を訴えた、と書いてありますね。彼女の場合も自身の映画が公開と同時にDisney+で流され、劇場観客数でのボーナスで最大8000万ドル(約92億円、1ドル115円換算)の損害を訴えた模様。この訴訟は9月に和解したようですが、マトリックスの方はどうでしょうか。

新型コロナ下の中、消費者としては家で新作映画を鑑賞出来ることは安全でもあり、画面の下に英語でも字幕が出ることは大きなメリットですが、映画館も含め映画製作側はそうもいかないようです。

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