新型コロナウイルスの存命を助ける州
今週末は休みをとって車で出かけてきました。今後少しずつ訪問先を紹介しながら、やってきたことを書き記しておこうと思います。
ルイジアナ、室内でマスク着用再義務化
現場医師による必死の訴え
先週から新規感染率や伸び度が全米ワースト1である、と伝えてきました。
週末は統計を出さないようにしたので今日の合計は土日を含みますが、報告された新規感染者数は1万人を突破して11,109人、犠牲になった方も27人でした。懸賞を出してワクチン接種を促進しようにもあまり進まず、先週金曜日にはバトンルージュにある病院の医師がCNNに出演し、準備はしていたが現実はそれを上回りスタッフは疲れ切ってしまったと話しました。行政などにどんなことを希望しますかという問いには、リソースが枯渇し他州の看護婦や呼吸療法士など来れる人は助けて欲しい、と訴えていました。
なんかこれって昨年の春のようです。このあたりのワクチン非接種率から鑑みてある意味必然なのですが、残念なことです。
知事の判断
この訴えに対しようやく呼応する気になったのか、エドワーズ州知事は今日声明を発表しました。
Edwards announces mask mandate for Louisiana
明後日8月4日よりワクチン接種の有無に関わらず、室内では5歳以上の人はすべてマスク着用を再び義務化することにしました。
Edwards said at Monday’s press briefing that he did not want to have to reinstate the mandate, but conditions in the state “compelled this action.”（エドワーズ氏は月曜日の記者会見で、マスク着用義務の復活は望んでいなかったが州の状況からこの措置を取らざるを得なかった、と述べた。)
CDCのガイドラインに沿ったものではありますが、州全体でこのような対応をしたのは全米でも最初の州になったようです。
マスク着用義務を禁止した州、市
これで注目を浴びるのが、州知事による特別令などで室内でのマスク着用義務化を禁止した州です。アーカンソー州やフロリダ州、アイオワ州、モンタナ州、ノースダコタ州、アリゾナ州などが挙げられます。フロリダでは先週末、あらためて学校側がマスク着用を義務化するのを禁止する州知事令が出ましたね。
Florida governor blocks school mask mandates, says parents can choose
またルイジアナ州内でも過去に州知事の決定に対し、従うことを拒否をした自治体があります。以前も紹介した私が住むところです。
誰が選んだか知りませんが、現職の市長をみている限りこの辺りの教育レベル、倫理レベルが低いことがよくわかります。どこかの赤い党所属議員が「我々は立法者であって教育者ではない」から個人的に人々の規範となるような行動をする義務はない、とテレビで言っていました。ま、そうでしょうね。
結論
予想ですが、何も変わらないと思います。結局ワクチン打たない人はマスクも義務化したって大方しないでしょう。結果、感染者は減らせるのにしばらくは増えるでしょうし、入院患者や犠牲者も減らないと思います。彼らが気にするのは自分の家族までで、他人が病気になろうが死のうが自分には関係ないことです。
日本はそうであって欲しくありませんし、もっと賢いと思っていますが、そうでもなさそうなのが😢です。
以上、現場からお伝えしました。
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