アメリカで一番古い地下鉄の問題
6月に入っても涼しい日があったり、暑い日があったり。天気予報になくても雲が出て小雨がぱらつくこともしばしば。着る服の調整が難しいです。冬服を完全にしまうことが出来ません。
野生動物ヒトに慣れすぎ
公園でも道端を散歩していても色々な野生動物に遭遇出来るところは、この辺りの良いところだと思います。カモやカナディアングース、リス、ウサギなどはおなじみの動物です。ただ彼ら、結構ヒト慣れしてるんですよね。こちらが近づいてもどかないどころか、向こうからよちよち近づいてくることも度々。ズームなしで接写も可能です。

上の画像及び下の動画は、Assembly Rowというアウトレットがある駅で降り、買い物の後ミスティック川(Mystic River)沿いの道を散歩したときに撮影しました。赤ちゃんが親鳥と一緒にいるのも微笑ましいのですが、何せ堂々としていました(笑)。ここは我々の場所、と言わんばかりに。
地下鉄がよく運休する
観光で来るとなかなか難しいだろうなぁ、ということにボストンの地下鉄システム(通称T)があります。路線がいくつもある、というのもあるし、都心部で各駅がどれだけ近いか(=十分に歩ける距離か?)というのは地図やスマホの画面を見ていてもなかなかわかりません。
これらを理解しても、いざ駅に行ってみると出くわすことがあります。列車の運休です。毎日地下鉄を使っていれば広告やアプリでそれらの警告を前もってみかけるけど、観光で初めてきて駅に無事着いても希望の電車が動いていなかったら絶対に驚くよね、と思うのです。
例えば今週の運休を確認すると、ブルーラインがお休みです。

振替のバスをご利用下さい、と言われてもどこからどんなバスに乗るかすぐに分からないし、どのくらい余計に時間がかかるかも分かりません。
メンテの必要性
私が普段使う線もこちらに来て3度ぐらい計画運休がありました。正直日本では電車を止めてまで修理が必要だった路線なんて記憶にありません。なぜ何でしょう?
調べてみると納得の記事が見つかりました。日本語で非常に詳細に書かれています。
老朽化に伴い脱線や火災、列車の衝突などがあって調査したところ、投資不足と計画を判断するはずのトップが固定しないことにより線路等のメンテナンスの滞留や管理不足等が指摘されたとのこと。日本の鉄道整備の感覚でもってすると人災が起きてから対応するのは違和感しかないのですが、遅くなってもやってくれる方がまだ良心的です。
ちなみに上のブログでは2023年10月までのスローゾーン(老朽化したインフラに対応するための速度制限エリア)の箇所が紹介されていましたが、今確認するとどの線もほぼ解消された模様です。

現知事に肝いりでやってきたGM、Philip Engさん、いい仕事してますね。
2025年は何の修理をしているか、というと信号の近代化や橋やトンネルの改修とかだそうです。
MBTA Continues Critical Work Across the System in 2025
サービスが良くなるのなら我慢することにしましょう。ただし運休と代行のバス状況案内は常に気をつけないといけません。特にボストンを一時訪問で場所に不案内な方はご注意を。
あと電車の運転手の技術、もう少し向上を望みます。駅に止まる時、十分に減速されておらず慣性で身体が後方にすごく引っ張られるので。
まとめ
以前と比べかなり改善したと聞くものの、ボストンの地下鉄の運行状況は日本のそれとは違いまだまだ改善の余地があります。利便性、快適性が向上すれば、利用者が増加し収支の見通しが良くなるでしょう。
ただ現状は、地下鉄の運行状況を確認の上、ご利用下さい。迷っても赤いMBTAのベストを着た係員がアメリカの割にはよく配置されていて、質問をすれば親切に案内してくれます。
コメント