冬の嵐到来
今日の天気の話は昨晩からの続きになります。
ルイジアナ州ラフィエット市の様子
昨晩少し雨が降りましたが、朝起きてみると少し雪も降ったようでした。バルコニーから中庭を見てみると薄く白いものが芝を覆っているのがわかります。
外は寒いです。高速道路であるI-10は閉まってますし、大学のラボに行くにも途中の道路が交通止めになっていたので、今日は大人しく家で仕事することにしました。
うちの近所を恐らくドローンで空撮(KATCより)
ニュースを見るとこの辺りはまだましですが、お隣のバトンルージュで停電が起きているようです。お隣テキサスのヒューストンやダラスはさらにひどい状況のようです。この状況だと少なくともあさってぐらいまでは復旧出来なさそうとのこと。それらの地域に住んでいる皆さんがどう過ごされているか心配です。
凍りつく雨よりみぞれだったー仕組みを解説
実はここラフィエット、昨日の天気予想ではfreezing rain(凍りつく雨)がここを襲う予定だったのですが、みぞれ(sleet)になったお蔭で氷が道路を覆いつくすという最悪の事態から免れたようです。
雪、みぞれ、そして凍りつく雨になる条件が上の記事で説明されていたので紹介します。
雪や雨にある場合は簡単で、雨の場合は空気の柱全体が多かれ少なかれ氷点下(凝固点)より高く、結果液体である雨が降ります(図で一番左)。雪の場合はその逆で、空気の柱全体が氷点下にあり、雪が降水物として降ります(図で一番右)。みぞれと凍りつく雨の場合は複雑で、高い位置にある冷たい空気と表面の冷たい空気に挟まれた暖かい空気の層が必要であり、暖かい空気の深さによってみぞれになったり、凍りつく雨になったりするようです(真ん中2つの図)。凍りつく雨は暖かい空気の層が表面に近い場合で、雨として地表近くまで落ちた後冷たい層のために凍るのに対し、みぞれは暖かい空気層が少なく、空中の冷たい空気層により雨が雪に戻る過程で落ちてくるもの、なっています。
日曜日の時点では暖かい層が恐らく厚く凍った雨が降るだろう、という予測でしたが、実際は暖かい層がより冷えて冷たい層になったため、みぞれになりました。ルイビルにいた時にも経験していますが、凍った雨よりは雪の方がはるかに対応がしやすいので、こうなったのは不幸中の幸いでした。
自分の車はどうだった?
午後になり少し気温が上がり、陽が当たっているところは氷や雪が溶け始めていたので、自分の車を確認してみることにしました。外に出るためドアを開けてみると、以下のような状況でした。
見事にびっしり凍っていました(笑)。これじゃフリージングレインの状況と一緒です。
うちの玄関のドアは北向きで車はその前に駐車してあったのですが、南側に建物があるため陽がほとんどあたらなかったようです。同様に家の前の歩道も凍ったままです。試しに車のドアを開けようとしましたが、開きませんでした。無理して開けてもいいことないので、暖かくなるまで待つことにします。 市としても夜間外出禁止令が出ましたしね。
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