自作PCでWin10からWin11にアップグレード、うまくいかない

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新しいSSDでWin11をクリーンインストール

Windows 10のサポート終了が10月14日だったので、重い腰を上げてWindows 10が走っている自作デスクトップPCのOSを11にあげることにしました。すでに拡張セキュリティ更新プログラム(Extended Security Updates、ESU)には登録しましたが、1年後この提供が終わるときにバタバタするのは自明なので、今回やることにしたわけです。

このPCがハードウェア的にWin 11にアップデートできることは確認済みです。必要であればPCヘルスチェックアプリをダウンロードして、ご自分のPCがWindow 11と互換性があるか確認下さい。

今回、私は(0)1TBのSSDを新規に購入、(1)旧SSDからファイルをバックアップ、(2)USBドライブで起動ディスク作成、(3)新しいSSDにWindows 11をクリーンインストール、(4)古いPCから新しいSSDにファイルの移行、をしようとしました。現在のSSDは500GBでほぼいっぱいになっているので、Windows 11を上書きインストールする空きがないためです。

想定した手順は以下の通りです。

  1. 旧SSDから設定とファイルのバックアップ
  2. Windows 11の起動ドライブ作成(USBドライブ)
  3. 新しく購入したSSDをPCに設置する
  4. Windows 11をUSBから立ち上げる

1. バックアップ

以下のサイトを参考に、旧SSD(Win 10)から外付けHDDにバックアップをしました。

パソコン買い替え時のデータ移行

今回はOSの機能を使いバックアップを試みました。上の記事の指示通り始めると以下のような画面が出てきて、バックアップが始まりました。

ざっくりですがこの作業は1時間ぐらいかかり、バックアップファイルの大きさは約26GBでした。終わった時には以下のような画面が出ました。

2. Windows 11の起動ディスク作成

現在のマザボにOSが入っていない新しいSSDを装着するので、他のドライブからOS(今回はWindows 11)を立ち上げる必要があります。今回はUSBジャンプドライブを用いて、起動ドライブを作ることにしました。以下のサイトを参考にしました。

自力でWindows11をSSD-SATA/M.2/NVMeにインストールする方法

私は最初マイクロソフトが提供するWindows 11のISOファイルをUSBドライブにダウンロードして起動ディスクにしようとしました。そこには「このオプションは、ブート可能なインストール メディア (USB フラッシュ ドライブ、DVD) を作成する」と書いてあったからです。

しかし他の記事を読むと、ISOファイルをUSBジャンプドライブにコピーしても起動しない、という記述がありました。

どっちが正しいかわからず2つの方法を調べるのも試すのも面倒なので、マイクロソフトが提供する2番目の手段、メディアクリエーションツール(Media Creation Tool)を利用してUSBジャンプドライブを起動ドライブにすることにしました。

AIに理由を聞くと以下のような返答がありました。正しいかは分かりかねます。
No boot sector: A bootable USB needs a special boot sector that tells the computer how to start from it. Copying the ISO doesn’t create this.
File system mismatch: The USB drive must be formatted correctly (usually FAT32 or NTFS) and structured to support booting. ISO copying doesn’t handle this.
Missing bootloader setup: The ISO contains bootloader files, but they need to be placed and configured in a specific way. Copying doesn’t do that.

Media Creation Tool起動しない

マイクロソフトのページに従い、MediaCreationTool.exeをダウンロード、起動させましたが、私のPCの場合、Windowsのロゴが一瞬出るだけでアプリが立ち上がりません。

このロゴが一瞬現れて消える

PCヘルスチェックアプリでハードウェアがWin 11と互換性があることを確認していますし、USBも16GBで中身は空です。調べてみると、同様な事例を確認出来ました。

対処方法はいくつかあるようですが、時間をかけたくないので、すでにWin 11が走っている別のPCでメディアクリエーションツールをダウンロードし、そこからUSBジャンプドライブに起動ファイルを作ることにしました。こちらはすんなり行き、起動ディスクの作成が完了しました。各ステップの画面は以下のページを参照下さい。

3. 新しいSSD設置

準備が出来たので、デスクトップPCの箱を開けてSSDを外し、購入してきたSSDを取り付けました。ビデオカードを一度外す手間がありましたが、SSDをマザボに取り付ける作業は数分で終わりました。

1TBの新SSD

4. Win 11インストール

キーボードやマウスを取り付け、起動ディスクが入ったUSBジャンプドライブをPCに差し込み電源をON。無事立ち上がり、UEFIの画面に入って起動ディスクを選択、起動させると予想されたWindows 11インストール画面が出てきました。あとは基本指示通りに進めるだけ、ネット上のあちらこちらでその過程の画面は探せるので、ここでは割愛します。

ライセンスが認識されない

ただ問題が一つ。古いSSD上で認識されていたWindowsライセンス(Windows 10)が、新しいSSDにインストールしたWindows 11では認識されません。25桁のプロダクトキーを入力してもだめでした。一旦この過程をスキップし、OSインストールを完了させました。これ以外はすべてすんなりいきました。

5. ファイルの移行

1.で作成した外付けHDDにあるバックアップファイルを新しいSSDにコピーする作業をしました。復元作業も1. の日本語リンク先で紹介されていますので参照下さい。

パソコン買い替え時のデータ移行

簡単に言うと、まず外付けHDDをPCに取り付けます。PCが外付けHDDを認識後、コントロール パネルの「システムとセキュリティ」をクリック、「バックアップからファイルを復元」をクリックすると自動的に復元が始まりました。

少し時間はかかりましたが、これで無事ファイルの移行を完了することが出来ました。

予想した通りですが、このバックアップはファイルのみ。アプリケーションの移行は自分であらためて行う必要があります。

ライセンス認証問題

以上の作業で普通にWindows 11が使えるようになりました。問題はWindows 11ライセンス認証だけです。下のページも含めて色々調べて試しましたが、うまくいかず。エラーメッセージを読むとWindows 10のライセンスを認識しようとしている、となっていました。なぜ?

Get help with Windows activation errors

画面右下に透かしで「Activate Windows」という文字が見えますが、今日はここで終えることにしました。新しいライセンスを買ってもいいのですが、少し考えることにします。

まとめ

今回基準をクリアしてるハードウェアで、Windows 10からWindow 11に移行しようとしました。移行にあたり新規にSSDを購入し、そこにWindows 11をクリーンインストールして運用しようとしました。ソフトウェア上は無事インストールでき、バックアップしたファイルも無事移行出来ました。問題はOSライセンス認証で、Windows 11では正しいプロダクトキーでもっても認識されませんでした。

解決策を探ります。

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