混戦となるMVPレース、勝者は?
私ごとですが、昨日締め切りに間に合わせて、今日からまた近々訪れる他の締め切りに向かって仕事します。なのに余計な雑用が入ってくる。むー。
日本人姉妹一卵性の双子で世界一長寿、米国でもニュースに
地元ニュースのヘッドラインを見ていたら、日本に関することが飛び込んできました。
Japanese sisters certified as world’s oldest twins at 107
パッと見るとAPからなので、色々な新聞社に記事が出されているんだと思います。大分県在住の一卵性双子の姉妹が107歳となり、世界一の長寿としてギネスに認定されたとのこと。よく見たら2日前ぐらいに日本語ですでに紹介されていたんですね。
107歳の双子姉妹「ウメノさん&コウメさん」ギネス認定 きんさん・ぎんさんの記録更新!
APの記事だと、小学校卒業後兒玉(コウメ)さんは九州の大分に女中として送られたため二人は離れ離れになってしまった、兒玉さんは大分で結婚し、炭山(ウメノ)さんは二人が育った大分に残って家庭を持った、というご苦労をされた話も掲載していました。
また一般的な日本の話として、世界最速の高齢化社会であり日本の人口1億2500万人のうち約29%が65歳以上の高齢者である、そのうち約86,510人が百寿者であり、その半数が今年100歳を迎えた、とも伝えていました。政治的にはどうやって福祉を支えていくか、暗に試金石となっていると言われている気がしました。
ともあれ世界新記録おめでとうございます。いつまでもお元気で居て下さい。自分は彼らの半分以下ですからまだまだ若いことを自覚し、頑張らないといけません。
大リーグ、アメリカン・リーグMVPに関する話題
今日、またMLB.comでアメリカン・リーグのMVPは誰になるか、議論が行われていました。
MVP poll: AL race tightens; new NL leader
(MVP投票、ALの競争は激化、NLでは新リーダーが)
この記事を日本語で読んでいる方はきっとエンジェルスの大谷選手がホームラン王とともにMVPを取ることを期待しつつも、9月に入って調子が落ちていることを心配していることかと思います。記事をさらっと読んでみます。
予想投票の仕方はMLB.comの専門家にリーグごとにトップ3を選んでもらい、一位に5点、二位に3点、三位に1点を与えて合計点で評価するものです。
A month ago, it looked as though both MVP Award races were close to being decided. But with less than two weeks remaining in the regular season, the National League race has a new frontrunner, while the American League race has tightened, at least according to our latest MVP poll.
(1ヶ月前には両MVP賞レースはほぼ決着がついたかのように見えたが、レギュラーシーズン残り2週間を切った今、少なくとも最新のMVP投票によればナショナルリーグのレースには新たなフロントランナーが登場し、アメリカンリーグのレースは接戦になっている。)
気になりますね。
結果を先に伝えると1位は大谷選手で、2位が目下三冠王を狙える位置にいるブルージェイズのゲレーロ選手でした。
1位:大谷選手(一位票:56票)
大谷はパネルの目には依然としてALでのMVPの有力候補であるが、そのリードは狭まっている。8月には1位票の90%を獲得したが、今回は78.9%にまで落ち込んだ。エンゼルスの二刀流スーパースターはMLBの本塁打王の座を失い、前半戦では.279/.364/.698を記録した後、オールスターブレイク以降は.223/.353/.431の打率となっている。
確かにオールスター以降は疲れなど色々なことがあったとは言え、成績やHRのペースが落ちていることは事実です。しかし次の段落では(日本人にとって)明るい話が紹介されます。
しかしそのようなスランプやエンゼルスの勝率が5割以下の成績を考慮しても、大谷はおそらくこの賞を獲得するだろう。彼は44本塁打、23盗塁、AL(最低500回登板)で3番目に高いOPS+(154、注:出塁率と長打率の和)を記録しているだけでなく、リーグ(最低120イニング)で8番目に高いERA+(135、注:防御率)と5番目に高い奪三振率(28.9%)を記録している。大谷選手の投打での貢献を合わせると、8.1というWAR値(Baseball-Referenceによる)は、1勝分の差があり(注:2位は7.0)メジャー1位である。
あと2週間、エンジェルスにとっては消化試合でも健康に留意しながら、出来ることならば記録が伸びることを期待したいです。
公平を期すためにゲレーロ選手の寸評も紹介します。
2位:ブラディミール・ゲレーロ Jr.(一位票:15票)
通常のシーズンであればゲレーロは明らかにMVPのはず。三冠王を目前にして本塁打(46本)、安打(178本)、打率(.321)、打点(119)、通算塁打(342)でメジャーをリードし、OPS(1.029)ではALをリードしているが、彼はまだ22歳である。
確かにこれだけ見れば圧巻の活躍をしています。
ゲレーロのMVP受賞は、ブルージェイズがここ22試合で18勝4敗とポストシーズン争いに復帰したので、この数週間で後押しされた。この間ゲレーロは .375/.439/.750、10本塁打、14打点、25打点の成績を残している。
ブルージェイズ・ファンならずとも彼のファンなら、彼を推すことに全くの疑いの余地はありません。素晴らしい成績です。ただし次の段落で多くの日本人をちょっぴり安心させてくれる寸評が書かれています。
ゲレーロにとっては残念であるが、これは典型的なシーズンでなければ典型的なMVPレースでもない。大谷の前例のないパフォーマンスが、ブルージェイズの若きスラッガーを凌駕することになるだろう。
「お気の毒」、という言葉しか思いつきません。でもチームがプレーオフに行ったらブルージェイズと彼を応援するので、個人賞であるMVPだけは日本人に渡ることをご理解頂けたら幸い、と思っています。
最終的な記者投票ではどうでしょうか?最後まで目を離せないですね。
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