ユナイテッド航空マイレージプラスも悪化してた

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毎年難化するマイレージのエリート会員

先日WSJに掲載された記事を元に、デルタ航空のマイレージ会員でエリートステイタスになるのが難化したことを書きました。

米国の3大航空会社では一番貯めやすいマイレージと思っていただけに残念な決定でしたが、自分のところからは乗り継ぎが悪いこともあり検討から外れているので、さらっと書いた記事でした。それが意外にも多くの方が閲覧してくれるようで、びっくりしています。

二匹目のドジョウを狙うわけではないですが、自分が使っていこうとするユナイテッド航空のマイレージについても調べることにします。

ユナイテッド航空も改悪してた

今までデルタ航空でマイレージを貯めていたので、ユナイテッド航空のそれは全くの無知でした。簡単に変遷を調べてみます。現実的に私に可能性があるのはプレミア資格でも一番下のクラスであるシルバーなので、それを検討します。

United Airlines raises thresholds for achieving status in 2024

How You’ll Earn United Premier Qualifying Points On Flights

マイレージプラスでの基本事項

ユナイテッドのプレミア資格は、フライトの利用回数と購入した航空券の金額に応じて取得出来たようです。プレミア資格対象ポイント(PQP、Premier qualifying pointsの略)はフライトの基本運賃および航空会社が課すサーチャージ、そして購入した座席および有料アップグレードの合計額に応じて与えられるポイントのようです。

それに対しプレミア資格対象フライト(PQF、Premier qualifying flightsの略)は飛行区間数に基づいて算出されるポイントで、そのうち4区間はユナイテッドまたはユナイテッド・エクスプレスの運航であることが必要だとか。これらの条件は基本デルタも一緒だったかと思います。

PQPの数え方

1米ドルにつき1PQPが与えられるようですが、厳密には購入したチケット全額がPQPに換算されるわけではありません。空港税や保安料などその他の必要な経費は計上されないとのこと。国際線ではこれらの税金や手数料がさらに高いため、結果として購入したチケットに対し1ドルあたりの獲得PQP数が大幅に減少する可能性があることを覚悟する必要があります。

例:サンフランシスコからロンドンへの航空運賃がベーシックエコノミーで往復625ドルだった場合、234ドルの税金と手数料を差し引くと391PQPしか獲得出来ない。

PQFは搭乗区間数に応じて加算され、1区間につき1回加算されるとのこと。つまりA地点からB地点に行くのに、直行便なら1がカウントされ、1回乗り継いで行くと2がカウントされる、ということになります。直行便のが普通高いお金払うのに、不思議な制度です。

2022年の規定

それで2022年度(2023年でのシルバー獲得のための)の条件は

3,000 PQPと8 PQF、もしくは3,500 PQP

でした。ざっくり言えば1年に2回日本に帰ったならば、税金や手数料を除いても$3,000超えるでしょうし、ここからは米国内で絶対乗り継ぎが必要なので、2往復で8PQFという基準はクリア可能でした。

もしくはユナイテッド提携のクレジットカードを持っていたとしたら、$3,500の利用と年に1度の一時帰国(ここには書かれていませんが、実際は最低4区間の利用が必要なため)クリア出来ることになります。これは現実的に容易に可能でした。

2023年の規定

それが2023年度(つまり2024年度)にシルバー獲得するには以下の条件が必要となりました。

4,000 PQPと12 PQF、もしくは5,000 PQP

1年に2回日本に帰国しても安くチケットを購入出来た場合、4000 PQPをクリア出来ないかも知れません。さらに12 PQFとなると3往復するか、米国内でわざわざ2回乗り換えて日米間を2往復することが必要になります。あまり現実的ではないです。

ユナイテッド提携のクレジットカードを利用するにも、必要金額が$5,000の利用と、前年と比較して$1,500(43%)増加していました。ただし年間$5,000の利用はそれほど高い壁ではないで、クレジットカードを申し込んで使い始めた自分としてはこちらならどうにか達成出来るか、ということになります。それでも1度は一時帰国して最低4区間ユナイテッドに乗らないといけませんが。

(9/30/2023加筆)完全に勘違いをしていました。今年クレジットカードを航空運賃のため年間$5,000以上使いましたが、家内のチケット購入費用は家内のマイレージPQPにつくため、自分のカードで支払いをしてもつきませんでした。増えたのはマイレージのみ。従って$5,000 PQPはエコノミー席だと年3回程度自分で乗って日米を3往復しないとシルバーにはならないようです。つまりユナイテッドのクレジットカードを持っても高い壁です。

これなら学会に行った時ユナイテッド航空を使っていればよかったのですが、州の規定で一番安いのに乗らないといけず、今年は2度ともアメリカン航空でした。残念。

PQPをその他の方法で獲得する

自分にとっては恐らく対象にならないのですが、PQPを意地でも獲得する方法は他にもあります。

  1. クレジットカードを12,000ドル利用ごとに500PQPを獲得
  2. マイルを購入する

ユナイテッド航空はマイレージプラス会員に、次のエリートステータスまで購入できるオファーを毎年送っているようです。ただ獲得する必要があるマイル数が多いです。

United Offers Premier Elite Status Buy-Up Offers

年始だと10%の割引をしているそうですが、そこまでする必要があるかな、というのが個人的な感想です。

2024年度の規定は?

2024年度のマイレージプログラムをどのように変えるかはデルタ航空が発表したものの、ユナイテッド航空は未発表のようです。掲示板ではどうなる?と噂にはなっていました。デルタ航空の方法を踏襲するんでしょうかね。

Speculation of 2024 UA MileagePlus program for 2025 status

まとめ

年を負うごとに世知辛くなっています。仕事で頻繁に飛行機を利用しない限り、エリート会員達成は増々難しそうです。2024年版のプログラムが発表されたら、追記しようと考えています。

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