ボストンコモンのクリスマスツリー

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カナダからの贈り物

11月末以降、ボストン市内の至る場所にクリスマスツリーが飾られています。その中でもボストン・コモンにあるツリーはちょっと特別のようです。

経緯

クリスマスツリーといっても本物のモミの木、代替物など色々ありますが、ボストンコモンに飾られるツリーは違った歴史があるようです。カナダのノバスコシア州(Nova Scotia)から贈られてくるそうです。

Tree for Boston

1917年12月6日、ハリファックス港で2隻の船が衝突、壊滅的な爆発を引き起こしたそう。そこでボストン市が直ちにノバスコシア州民へ医療支援と救援物資を送ったとのこと。これに対し感謝の意を表すためノバスコシア州が毎年美しいクリスマスツリーを贈呈するようになったのが経緯だそうです。

市長訪問

これまではツリーが贈られてくるだけだったようですが、今回は初めてボストン市長自らノバスコシア州ハリファックス市を表敬訪問、その後ルーネンバーグ郡(Lunenburg County)に移動して木を切るセレモニーに参加したようです。

Boston mayor heads to Nova Scotia to personally pick up traditional Christmas Tree

高さ13.7mのスプルース(マツ科トウヒ属の針葉樹)はその後、トラックでボストンに運ばれた、と書かれていました。

市長のノバスコシア州訪問にあたり公費が予定より多く使われた、と少なからず論争が起きています。金額的に3日で$11,000程度かかったようですが、有権者はなかなかシビアですね。

5-figure price tag? Records reveal cost of Mayor Wu’s Nova Scotia trip for Boston’s Christmas tree

実際のクリスマスツリー

12月3日

11月18日(火)にサンタクロースをフィーチャーした式典があったという報道がありました。きっと綺麗なんだと思い12月3日の夜、ボストン・コモンに立ち寄ってみました。

電飾されてないツリー

あれっ?点灯はしていませんでした。青い光の中に映えるツリーですが、ちょっとイメージとは違いました。電飾はしないのでしょうかね。

よくよく調べると、点灯式はその次の日で行くのが早すぎたようです。

Boston Common Tree Lighting

12月5日

点灯式の翌日、退社後時間があったのでボストン・コモンにもう一度立ち寄ってみました。公園内を歩いたのですが、普通の木々も電飾されているだけでなく、屋外アイススケートリンクが出来ていました。

屋外スケート場

以前コネチカットに滞在した時、「スケートしないなんて信じられない」と普通の人に言われましたが、私はスケートが出来ません。スケートを楽しむ人々を見て羨ましく思いました。

さらにPark Street駅近くまで歩くと、一昨日行ったツリーが見えました。

今晩は見事に電飾されたツリーが鎮座していました。ノバスコシアからの贈り物とも書いてあります。背景の建物の灯りも味方にして、暗いところでとても映えています。電球数は5000ぐらいだとか。

ルイジアナとノバスコシア

蛇足なのですが、ノバスコシア州は以前住んだルイジアナ州ラフィエットのケージャンと呼ばれる人々と少なからず縁があるんですよね。

Cajuns

18世紀中頃(1755–1764年)にイギリス軍によって強制追放されたフランス系「アカディア人(Acadian)」が当時フランス領だったルイジアナ南部に移住して、現在の「ケイジャン(Cajun)」の祖先となったと言われています。CajunはAcadianがなまった形、という説があるぐらいです。

実際、ラフィエットの人がルーツをたどるために、ノバスコシア州に旅行に行ったという話を複数聞いたことがあります。まぁ遠い縁ですが、私もそんな街から仕事のために逆に北上してきた、とも言えるかも知れません。

まとめ

ボストン市とノバスコシア州の友情を垣間見る、クリスマスツリーについて記述しました。この友好が長く続くことを祈るとともに、何も事件が起きずに平和な日々が続くといいな、と思います。

このツリーの展示がいつまで続くかわかりませんが、おそらく新年ぐらいまではこのままじゃないかと想像します。お近くに来る機会がある方は、ぜひ立ち寄て見ることをおすすめします。

それでは皆さん良いクリスマス、そして休日をお迎え下さい。

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